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2015年7月12日(日)
一週間経ってしまいましたが。 先週日曜日湯元スキー場先の登山口から奥白根に登り、中ツ曽根登山口まで周回してきたレポ前半の続きです。
避難小屋を越え奥白根への登りにかかり、かなり疲れが出てきました。 お昼も近いことから栄養源も足りていなかったのかもしれませんが、食欲はわきません。 エネルギードリンクのような物を飲んでとりあえず頑張ります。
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避難小屋先の樹林帯も結構きついのですが、それを越えて岩登りの急登になるとさらに厳しさが増します。 以前は菅沼から登りこちらを下りたのですが、その時に避難小屋までの長さ(距離も時間も)にほとほと参りました。 それを登るのですから大変だなぁ、と言う気はしていましたが、菅沼側の岩ばかりの険しい急登に比べるともしかしたら少しは楽かも、という期待もありました。
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しかし、登れど登れど天辺はずっと先。 全然近づいてこない感じ。(;´д`)
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五色沼はだいぶ遠くなった気がしますけどね。 ザレた急斜面を足を引きずるように登って行きます。
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中禅寺湖も随分見えてきました。 中禅寺湖が見晴らせる場所って案外少ないですよね。
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あ~、まだかなぁ~、とふと足元を見るとコマクサが。 おぉ! ここにもいたのね!
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そしてようやく山頂直下のこの場所に到着。
時間もちょうど12時ごろですし、見晴らしの良い所に座ってお昼ごはんにします。
疲れや暑さで食欲はあまりないのですが、いつものスープでパンを流し込みます。
足を投げ出して、少しゴロッと横になりました。
山頂は日影がなくそこが辛い所ですが、
時折吹く風が心地よいくらいで、寒くもなく本当に良い陽気でした。
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かなり休んでしまいましたが、せっかくの景色を撮りながら山頂に向かいます。
少しうす雲があったので、クリアとは言えませんが、それでも充分に壮大な景色です。
写真左に見えるのがやまとそばさんが登った錫ヶ岳でしょうか。
大きいですね。 全然ピョコンとしてませんね。
右奥が上州武尊でしょうか。
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更に右の方を見ると、奥の方には未だ雪を残す山々が望めます。
中央が巻機山?
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笠ヶ岳~至仏山の稜線奥に見える山々は越後の山でしょうか。
至仏山の右後方に見えるのは中ノ岳や越後駒かなぁ?
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山頂に向かう岩場にはイワカガミがまだ咲いており、ツガザクラもかろうじて残っていました。
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山頂のとがった岩の間から望む五色沼。 奥には太郎山、女峰山も。
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そして山頂!
いやーっ! がんばったーっ!!
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仲間がいればこんな登頂写真も撮ってみたいですね。w
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また岩と岩の間から同じような写真ですが、この谷のようになった部分、
チングルマやイチゴ、キジムシロ?などの小さな花もたくさん見られてきれいでした。
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そして菅沼方面。
根名草山、鬼怒沼も良く見えます。
燧ヶ岳、会津駒ヶ岳も良く見えますね。 随分黒っぽくなりました。
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丸沼方面も良い景色です!
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同じような写真ですが、下山中。 弥陀ヶ池が見えてきました。
座禅山も結構かわいい。w
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そしてこの岩場の急斜面脇にもシャクナゲがたくさん咲いています!
わかりにくいですが、白っぽい物はみんなシャクナゲの花です。
そして、何気に五色山への登り返しは長いなぁ。。。と思う。
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下山中の岩場にイワヒゲ!? おぉ。 初見!
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以前にここを登った時には、これを下るなんて考えられない、と思いました。
もちろん大変でしたが、やればできるものです。
そして下ってみると、ここを登るなんて考えられない、という気になります。w
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そして。 たくさんのシャクナゲ、弥陀ヶ池と山々。
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満開のシャクナゲ、前白根と男体山。
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ようやく弥陀ヶ池に到着しました。 ここで時間は 14:39。 モブは16:00 頃アップになったようで、ちゃんと本文に時間を入れておくべきだった、と後から思う。
コースタイムよりかなり遅れていることはわかっていたものの、ここでこの時間はかなりがっかりでした。 16:00 には中ツ曽根登山口に到着したかったのに、ここからまだ五色山に登らなくちゃいけない。 国境平に下らなきゃいけない。 中ツ曽根登山道はコースタイム90分の下りだ。 どう考えても 16:00には下りられない。 そう思うと弥陀ヶ池のほとりでちょっとブルーな気持ちになってしまいました。
この時間でロープウェイ側に降りたら 16:00発のバスには間に合ったんだろうか?、と考える。 弥陀ヶ池の分岐から七色平を通ってロープウェイ山頂駅まで70分。 ロープウェイ所要時間が15分なので、ギリギリ間に合ったかも? けど、ロープウェイ乗車待ちなどあったらアウト、ですね。 バス利用でも危ない歩き方なんだ、と思うとかなりガッカリ。
まぁ、ここまで来る前になんとか対処できなかったのだから仕方ない。 夏だから6時過ぎまで明るいだろう、と言う事だけが救いでした。
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気を取り直して五色山に登ってゆく。 途中の展望。 ここからの五色沼は初めて。 向こうに見えるのは前白根。
この先いったん下り再び登る。
五色山山頂までは思った以上に長かったけれど、ここはなんとか乗り切った。
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五色山山頂を過ぎ、この景色が見えてくれば、なんとなくホッとする。
ここから湯元まではそんなに遠くない気がしてしまう。
なので、国境平まで下ってからの中ツ曽根登山道なのだから、
90分もかからないのでは?、と思っていた。
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そして到着。 国境平。 すでに16:32。
けれど、この間に電波が通じてブログコメントを見ると、やまとそばさんからの「ガンバ!」の文字が。
よぉし! 高速下山だっ!、と思ったのですが。
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出だしはそれ程ひどい登山道でもなく、景色も悪いわけではない。
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が、徐々に笹が頭まで覆いかぶさる浸食ロード。
時に背丈ほどの段差があり。。。
先が見えない、何かがガサガサしている気がする、
逃げ道もない、夕方になってきてる、
そんな不安がどんどん大きくなってくる。
こんな時、人は平常心をなくしてしまうのかも、と思ったのでした。
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この道標を見た時には本当にホッとしたのですが、ここから先更に小一時間歩いたのでした。
下れども、下れども、まだまだ下があるなぁ、と思いながらの不安な下山。
ようやく平らになってきたと思っても、湯元の見なれた森の風景には見えず。
結局CT90分の所120分ほどかかり。。。
民宿街の通りに出た時には心からホッとしたのでした。
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ということで。 湯元スキー場から中ツ曽根登山口までの奥白根周回登山は無事帰ってこれたものの、問題点、反省点多すぎ、と思い上のような表を作ってみました。
単に恥をさらしてるみたいですが。。。(;´д`)
いやぁ、外山鞍部以降、何にこんなに時間がかかったのでしょう? 確かにこの日は登りがどうも調子悪かったのですけどねぇ。 まぁ、写真も撮りましたけどねぇ。 やたら多く撮ったわけでもないのですよ。 やはり実力にそぐわず、後半バテた、ということでしょうね。
10時間で終了できれば良いなぁ、と思っていた所が約13時間。orz
コースタイムより5時間オーバー。 けど、コースタイムには休憩時間やお昼ごはん時間は入っていないでしょうから。。。にしてもかかりすぎ。(-_-)
けど、健脚の知り合い男性(←だれ?w)が同じコースで10時間かかったとおっしゃる。 それを考えれば、まぁまずまずだったのかなぁ、と思ったりもして。 いや、それでも時間かかり過ぎはわかってますけど。w
まぁ今後、奥白根のグルリップは無いかなぁ、と。 そう思えばこのような良いお天気の中、貴重なすばらしい経験でした。 せめて、スキー場先から登り、丸沼のバスで帰って来れるようにはなりたいと思います。w
もしくは、バスの時間を気にしなくて済むよう、誰か一緒に車を丸沼にデポして行きませんかぁ! お財布忘れたらロープウェイ代くらい貸しますよ~。w
でも、今回一番の収穫は、「湯元スキー場先の登山口から前白根に登る登山道が気に行った!」ということです! なので、次こそバス利用の奥白根! もしくは白根隠山! 錫ヶ岳!?(それはないww)
一緒に行ってくださる方、大募集中!!w