Ryojinブログ

剣道のこと、オオカミ復活運動のこと、そして紀州犬のことやいつも行き来している大好きな京都のネタなども綴っていきます。

米朝会談のこと。

2018-06-18 10:20:08 | 随想・・・。

  このブログでは政治のことなどはあまり書きたくないのですが、随想の一面として、あくまでも新聞、テレビ、一部ネットからの情報を元に書いています。

水面下のことや裏の取引のことは別としてです。

  この会談は茶番・・僕はそっちの方が何となく合うような気がしています。

確かに何をするか判らないトランプ大統領にキム委員長がびびりまくって慌ててその対応をせざるを得なくなった、これは確かだと思います。

そこの評価をする人もいて「なぁーるほど・・」などと思う点もあるにはあるのですがね。

しかし、両者は決して対等に話し合うなんてことはしない方が良かったと思います。

取り返しのつかないようなことやっちゃったみたいですね。

今後アメリカは引くにも攻めるにも非常に困った状況を作り出してしまった・・そんな気がします。

  トランプのエエかっこしい的な要素が至る所に見え隠れします。自らの交渉の名人的なイメージを強く訴えたいような、そんなことですね。

ヨーロッパでは批判的な意見が多数を占めているようです。

あの残虐で無謀な独裁者を世界で最も巨大な権力を誇るアメリカ大統領が同じ場所に立つという、その事自体に大きな違和感があります。僕はそうです。

まるで旧友でも歓待するかのように接し、そのはしゃぎ振りに辟易したのは当然ながら僕だけではないでしょう。

キム委員長もすっかりその気になり、やれやれと胸をなで下ろしたことでしょうよ、きっと・・。

  日本にとっての一大事は拉致問題、これなんです。

しかし、声明では何も語られることはありませんでした。

この時「あれっ」と思った人は多いと思います。

  トランプは伝えたと云いますが、それに対しての北朝鮮側の明確な言及は何もありませんからね。

この問題はもちろん日本と北朝鮮の問題と云われますが、僕的にはそれもおかしな話で、世界的な枠組みでみた場合二国間の単純な問題では決してありませんよ。

  国連などの立場からしてみれば、それは世界平和と安全を根底から覆すような大変な暴挙なんですよね。

決して日本と北朝鮮だけの単純な問題ではないはずですがね・・。

  今のところ極端に言えば日本は経済制裁とかで、かの国に圧力をかけて譲歩を引き出す以外方法はありませんからね。

それが今回の会談で制裁を緩和し息を吹き返させるようなこと許してはなりませんね。

ただ、この拉致問題が解決された後はそれなりに体制の状況を鑑みつつ対応して行くのは良いことだと思います。

経済的に豊かになれば「金持ちケンカせず」ではありませんが、核問題もそれに応じてある程度の改善はできるでしょう。

今のところ話し合いにも何にもならないのですから・・アメリカのように軍事圧力をかけるにもその方法はありません。核持ってるのは向こうですもの最大の脅し道具ですからね。

実際にそれを使うと云うのは「終わり」を意味しますから、それは現実的にはないにしろです。

  アメリカのアーミテージ氏(元ブッシュ政権下での高官)は賢いことを言うと彼の発言はいつも気にかけています。

例えば北朝鮮の「拉致問題は解決済み」などというたわけた言葉に対し、「それを言えるのは拉致被害者達の家族だけだ」と明言しています。

一方で今回の米朝会談を関係の進展と云う意味ではある程度の成果は認めていますがトランプ大統領、彼のその他の国際的な対応は批判しています。

TPPの離脱やパリ協定からの撤退には相当に批判的です。

彼のトランプの独善的な態度への批判は判りやすく相当的を射ていると僕は思いました。

  まぁ、何度も言いますが我々の知らない様々な裏事情もあるのでしょうが、僕は今後そのような余計な穿った見方は止めようと思っています。

僕の中には、小学校のクラスの中でも、また身近な小さな共同体での人間関係においても、大規模な組織のそれにおいても、その穴から覗けるものは同じで、世界における国家間の関係性においても大まかには変わらないものだという認識がありますから・・。

人なんですね、リーダーなんですねやっぱり、世界は今独裁者の跋扈の時代にいると思います。

北朝鮮はもとより、ロシアのプーチン、中国の習近平、フィリピンのドゥテルテもそうか、そしてアメリカのトランプ・・ほとんど独裁状況ですもの。

きな臭いし何となく嫌な感じしますものね。

まぁ、かといっても後10年も続きませんでしょうがね、皆それなりの歳ですから・・まぁ、暴発だけは避ける位の思慮はあるでしょう。

それはそうと信じてね・・。

  拉致問題については政府の今後の対応へ国民の強い関心の目がいくでしょう。

相当な覚悟を持ってアメリカなど当てにせず、あんなの言うことがコロコロ変わる人など(トランプのこと・・)当てにせずと云うことです。

ここが現政府の外交の正念場ですよ。

  マスコミも悪いと思いますが・・やれアメリカは本当助けてくれるのかとか信用できるのかとか、安全保障、同盟国という括りにばかりとらわれ人々を不安にさせるようなことばかり煽り立てますよね。

裏を返せばこれって古い右翼的な思想を刺激するばかりですもの、僕ですら「世界がこんな構図なら日本も核でも持ってしまえば良いかもな!」などという発想が湧いてきてしまいますから。

  因みに核兵器のレンタル、リース、そんなシステムがあるんですね世界には、ドイツなどはそうらしいです。

自国では持たないけどリースしてる・・・。日本も今の世界情勢はしばらく進歩しそうにありませんから、そんなことも考えたら・・と妄想ですが、してしまいます。

  と云うことで、僕の個人的な見解と一部現実に近い妄想も含め、米朝会談の顛末とその行方について考察しバサッと書いてみました。

悪しからず。

 

 

 

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