城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

バラの冬の管理 21.2.4

2021-02-04 13:17:57 | バラ、クレマチス等
 クリスマスローズがやっと咲き出した。いずれも鉢植えだが、地植えのも近々大きな花を咲かせる。

 黒

 少しこぶりの花

 葉に特徴がある

 さて、冬のバラの管理といえば、剪定、消毒、元肥ということになるが、2月上旬までに済ましておきたい。まず剪定であるが、おじさんの場合およそ1/2くらいの高さまで切り込む。ただし、木化している場合はその上の緑の茎を少し残して剪定する。もっと切り込むことができると思うが、不安なのでそこまではしない。太い芽の上を切ると本には書いてあるが、この時期まだ太い芽が出ていないこともあるので、この場合まわりにそろえて適当な高さで切る。

 剪定前

 剪定後 細い枝は根元で切るあるいは混んでいる枝は本数を減らす リュウキンカが一輪咲いている
 そうしないと風通し、日照が悪くなる

 手前の枝は木化しており、年数も経っているので切る
 シュート(出始めは赤い色をしている)という新しい茎がどんどん出てくるようであれば、古い茎は切っていく(株の更新)

 そして、2回目の硫黄石灰剤の撒布を行う。25倍から40倍くらいに希釈して撒布。越冬する害虫、病気の菌を取り除く。バラで硫黄石灰剤を使うのは冬のみ。

 硫黄のせいで黄色 フェンスや他の花にかかると白くなるので、散布後水をかけて洗う。

 最後に元肥、前に紹介した肥料(有機肥料「ローズサポーター」20kgで5900円、成分は窒素6・リン6・カリ6)を一株当たり300g施す。追肥では150g。

 株から30cm離して、10cmの溝に肥料を投入  

 以上は地植えの場合である。鉢植えのバラの場合、剪定は同様に行う。肥料は元肥には前記の肥料は使えない(鉢の中で有機肥料は発酵し、発熱により根を焼いてしまうとあります)と書いてあるので、ホームセンター等で求めることになる。問題は鉢からバラを抜いて、土を落とし、先端の根を少し切り、肥料・堆肥等を鉢底にいれるかどうか。明らかに土が固くなっていたり、根詰まりしている場合以外は、鉢から抜かないと書いてある本もあるので、正直どちらが良いのかわからない。おじさんの場合は隔年程度で鉢から抜いて、少し根を切り、鉢底に堆肥等有機を補充し、鉢上にも有機成分を載せる。

☆年間の主な作業
 3月 芽が一杯出てくるので、太い茎なら芽2~3本、他は2本か1本にする(かき芽)。そうしないと葉が混みすぎて病気になりやすくなる
 4月 葉がある程度出てきたなら、1から2週間ごとに薬剤散布をします 殺菌剤+殺虫剤+添加剤
    1ヶ月程度同じ薬剤を使って、次の1ヶ月は別の薬剤の組み合わせにする、これを10月くらいまで繰り返します
 5月 最初の花が咲く 地植えの場合は次から次へと咲く 鉢植えは花数が少なく早く終わる
    他の花が咲いているときでも、花が終わったら、5本葉の2枚目の上を切る
    株の花がほとんど咲き終わったら、追肥をする
 6月 早い物だと二番花が咲き始める 開花時期:一番花5月、二番花7月、三番花8月、秋のバラ10月~11月
    この頃にシュートが比較的多く出てくる(出てこないのは肥料が少ないかもともとシュートが出にくいバラの品種なのかどちらか)
 7月~8月 夏の暑い時期はバラは消耗する 鉢植えは涼しいところに移します(これをしなくて随分枯らかしました)
 9月 夏の剪定 秋花をしっかり咲かせるための剪定 冬の剪定ほどではないが、少し深めに剪定し最後の追肥をする
 10月~11月 剪定の深さによって、咲く時期が変わります 浅いと早く咲く
 12月 温暖化でまだバラは花がついているか葉が茂っていることが多いので、細かい枝や枯れた葉は取り除くがあとはそのまま越年する           

 ★薬剤散布をこまめにやっていても梅雨時以後に発生する黒点病の予防はなかなか難しい。これで枯れることはないが後々の花に影響する。そして4月中旬以降のつぼみの時期になるとゾウビ虫が出てきて、つぼみの根元のところを吸うので、注意しないいけない。カミキリムシにも注意が必要だ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする