城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

三国岳敗退の記 19.10.15 

2019-10-15 21:07:06 | 山登り
 さて、昨夜は門入関連のテレビ番組を見ていただけただろうか(本ブログ 「旧徳山村門入がテレビで紹介 19.10.12」)。やはり、テレビはテレビ編集(要するに一般の視聴者にとって面白いかどうか)だった。この番組を見て、門入あるいは旧徳山村の実態についてがっかりした方がいたとしたら、それは違うよと言っておきたい。NHKが嫌いな人には申し訳ないが、やっぱり民放とNHKはその真面目さにおいて違うと年寄りは思う。例えドキュメンタリーでも編集者の考えがにじみ、ウソっぽいところも出てくる。ましてや、娯楽番組であったとしたら、もう本当の事実は後景に沈んでしまっている。
 今日、その番組に影武者のように2回も出ていたのが、我が山とものE氏。1回目は私も気づいたが、2回目は気づかなかった。そのE氏と車の中でお互い番組の感想をしゃべりあいながら向かったのが、夜叉ヶ池。今日の目的は、池の西南にある三国岳。E氏はひざ、小生は脊柱管狭窄症が疑われる足に故障を抱えながら挑んだ。快調に夜叉壁を登り、県境に立ったが、稜線は寒い風が吹き、ガスが立ちこめている。

 幽玄の滝

しばらく様子を見た後、とにかく夜叉ヶ池山(1206m)まで行くことにした。池に下りる地点を過ぎると、痩せ尾根、岐阜県側は断崖絶壁。なんでもここで亡くなった方もいるとか。急登の後、緩やかな場所に出る。ここは池や三周ヶ岳の展望が素晴らしい。
 そこを過ぎると、登山道が藪の中に隠れてしまっている。踏み外さないように慎重に進む。最後に登り、夜叉ヶ池山に到着したが、展望は全くない。

 夜叉ヶ池山山頂
かつて、夜叉ヶ池へは尾根を登っていた。その尾根の終点がこの近くにあった。このピークを過ぎるといよいよ三国岳へ向かうことになる。地形図では一旦100m程下り、再び100m登る。距離は1kmあまり。踏み跡さえあれば短時間で到達できるはずだった。ところが、途中で踏み跡を見失った。残置赤布も途中で見えなくなる。しばらく進むが、踏み跡は見つからない。だんだんと登る意欲がくじかれるのが自覚できる。1時間ほど迷走し、結局あきらめた。近いが、三国岳は手強いことがわかった。仕切り直しをすることにし、いさぎよく撤退した。
 池の直ぐ上でお昼を食べていたところ、金沢から来たという女性が登ってきた。池から夜叉ヶ池山まで20分とガイドブックに書いてあったので、来たのだそうだ。しかし、登山道に覆い被さるような藪があるので、その時間では無理だと言っておいた。私たちでも40分以上費やした。福井県側からはその女性も含めて3組くらいが池に来ていた。こちらの方がむしろメインルートのようだ。

 三周ヶ岳の山頂は雲の中




帰る途中、リンドウとダイモンジソウを見つけた。

 リンドウ

 ダイモンジソウ

タイム 駐車場8:20→稜線9:40~9:50→夜叉ヶ池山10:36→藪と格闘~11:20(ギブアップ)

コメント
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