notation




AMADEUS(アマデウス)
1984
Milos Forman (ミロシュ・フォアマン)


モーツァルトの半生を第三者目線で描いたという本作。
クラシックもたまには聴くのですが、どうも、モーツァルトはあまり聴いていません。
胎教に良いとか、頭が良くなるとか、リラックスできるとか、音楽の本筋と離れた所ばかりが取りだたされていて「別にその辺に興味は無いよ」なんつって高をくくっていました。
が、オペラが観てみたいです。どうやら面白そうだ。

今までオペラなんて一回も観ていないし、何をしてオペラというのかも全く分かりません。
The Whoの「Tommy」という映画がロックオペラらしいのですが、あれはあれでおもしろかったですけど。多分、超拡大解釈なのかも。

どうでも良いんですが、ガキの頃音楽室に飾ってあった額縁の髪型の人たちが沢山いる風景というのは滑稽ですね。映画だとしても。


3時間もある本作ですが、飽きずに一気に観られたのはやっぱり音楽なのでしょうか。知ってる曲がばんばん流れるとそれだけでちょっと分かった気になる。それとも演出が無茶苦茶上手かったのか。

ラストシーンのでの語り部が自分が収容されている精神病院みたいなところで同じ患者達に向かって「おまえ達は凡庸な人間だ。でも凡庸の神である私はおまえ達を赦そう」という言葉がもの凄く印象的。最近よく思うな、こういうこと。あんまり偉すぎる人に言われると、哀れまれているようでかえって落ち込みますが、偉くない人(劇中ではとても偉い)にそう言われることが意外と本気で赦される気がするのですが如何なものでしょう。

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