notation




ピーピー兄弟
2002年3月
藤田芳康


うわ!凄ぇ好き!
知らない友達がいたら是非教えてあげよう。
でも過度な期待は裏切ることになりかねないので教える口上としてのサンプルを1つ。
「最近オススメの映画?邦画で?あんましビデオ屋に置いてないかもしれないけど、多分、観ても損はしないよ。今日、彼女来ないんだったら観てみれば?」
以上。
過度な期待は禁物です。
どうやら、サンダンスでナントカ賞を獲っているだか出品作です。多分、偉い作品なんです。
ど真ん中でキます。
こういう映画が好きな人って、誰なんでしょう?多分、「アドレナリンドライブ」とか、Paul Thomas Anderson関連が好きな方にはオススメできると思います。自分の存在を疑いたくなります。ひねくれてますか?そんなことはありません。
後半は、もうグラグラです。若干涙ぐんでました。最近は歳のせいが涙もろいです。
何が?全部だよ!
展開は後半部は特に本来予想通りのはずなのですが、ビデオを借りる際のジャケット、これが曲者!これ、ジャケ借りした人は全員裏切られているはず。私もその一人です。あのジャケットにくるまれたディスクにこんなストーリーが焼き付けられていたとは!それだけでも驚きです。
この驚きは、大学生の時に友達に勧められ、「あ、そろそろ観てみるか」と、テキトーに「ユージュアルサスペクツ」を借りたときの驚きと同じくらいのレベルだと思われます。※本作品はサスペンスではありません。
「ピー」はもちろん放送禁止用語のことですが、それほどヘビーではないのでその部分に期待してはいけません。日本国内で流通している商品ですので。※R指定されていますが。
この映画はとても好きです。
「騙されたと思って・・・」と各方面で言われていそうな映画ですが、騙す前に騙されました。それくらい見るビデオが無くて借りた映画です。
脚本・監督共に藤田芳康という方なんですが、是非次回作が観たいです。どうやら2004年現在、本作のみの様です。
無駄打ちしないんでしょうね。その辺も素敵。

もう、近所のビデオ屋全部借りた!なんか良いの無いのかよ!そんな貴方向け。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )