茶の味
2004年8月
石井克人
トータルで見て、良い映画だと思います。
好き嫌いは激しく別れると思いますが。今までの石井克人監督作品が好きな人にはどうなんでしょう?どちらかと言えば、Party7的な密室コメディ寄りかと。
だらだら感は好き。
和久井映見のナレーションはばっちりはまってました。教育テレビのノリですね。
飽きさせない為のいろんな登場人物のエピソード、もちろんウンコネタも。
が!無理矢理「(やや)古き良き田舎日本」を出そうとしてませんか?冒頭の桜のシーンなんか特に。あれでかなりのイメージを植え付けられてから本編に入るので、以後はそんなにいらないんじゃない?って思いました。
長い。143分との事ですが、まぁ、2時間半あるんですね。リリィシュシュと同じくらいの尺。その割にボリュームが無いので、途中どうしても眠くなることが少々アリ。
途中に入ってくるいかにもCMノリの豪華なシーンは、そりゃもう好きです。全編あのくらいだったら・・・。
忘れた頃にガツンとやってくるアニメシーン、あれって凄いんじゃないですか?アニメーターを尊敬しました。
浅野忠信ってやっぱり凄いんですね。スクリーンに出てきた時の安心感が凄いです。istのCFilmsより全然素敵。
我住院達也は、もういいや、ってところです。
トレーラーで「家族愛」なんて謳っちゃっているものなので、期待して劇場へ。(「誰も知らない」を見に行くはずが満席であきらめる)それは、それほどでも・・・。
広告批評でのインタビューで予備知識が無駄に入ったのがマイナスになりました。
オープン待ちでボーっとしているところ、前回上映が終わって出てきた女子高生(制服着用)は「ヤバーィ!超良かった!」でした。
秋頃のちょっと寒くなり始めた夜に一人でビール飲みながらダラダラ観る、には適しません。夏用では。
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