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「マラルメ・プロジェクト」感想。

2010年07月25日 01時38分12秒 | アート・文化

19世紀の詩人、ステファヌ・マラルメを題材に、京都造形芸術大学大学院の浅田彰氏が中心になって、同大学・春秋座にて、昨日24日に行われた、「マラルメ・プロジェクト」に行ってきました。

京都造形芸術大学 | 大学院 | Information | 7/24(土)渡邊守章・松浦寿輝×坂本龍一・高谷史郎『マラルメ・プロジェクト』開催!

2部制で分けて行われた、まず第1部では、
東京大学教授の松浦寿輝氏、同大学舞台芸術研究センター所長の渡辺守章氏と浅田彰氏で、マラルメの詩の延長線上にある作品として、松浦寿輝氏の「吃水都市」を朗読。そして、マラルメとその解説。最後に、渡辺守章氏がマラルメの代表作である、「エロディアード」と「半獣身の午後」を日本語で朗読。

第2部では、
同じく渡辺守章氏が、今度は原文(フランス語)で、「エロディアード」と「半獣身の午後」を朗読するのに合わせて、高谷史郎氏の映像(中身は、作品の原文と日本語訳の字幕。特に原文はアーティスティックに流れるように見せていました。)と坂本龍一氏の音楽が流れていくパフォーマンスでした。

最後には、浅田、坂本、高谷の3氏が、この京都造形芸術大学・春秋座にいるということで、ちょっとしたオマケなパフォーマンスも。


今回、僕は高谷さんの映像が一番の目当てとして、観に行きました。
細かい部分で、高谷さんも教授もミスが出ていたところが、すごく惜しいのですが、それなり作りこまれていましたし、映像には高谷さんらしいところがありましたので、なかなか良かったです。料金が1500円だったのもお得感あり。
あと、企画した浅田氏のもの凄いやる気も伝わってきました。すごくやりたかったんでしょう。
終わったあとの、教授との握手が、かなり力が入っていて、やりきった感満載。すごい握手でした。


とりあえず、行ってきて良かったとは思っています。

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2 コメント

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はじめまして、突然の投稿で失礼とは思いましたが... (rune)
2010-07-25 11:31:37
はじめまして、突然の投稿で失礼とは思いましたが、私のように昨日の、京都造形芸術大学での「マラルメ・プロジェクト」へ、参加された方の感想が、ネット上に無いものかと検索したら、こちらを拝見させて頂きました。
私の座席は、最前列であったにもかかわらず、壇上のピアノとは反対側の席であり、(あの、鳥の置物の真ん前!)向こう側で演奏する、坂本龍一氏を一生懸命に見ていました…。
素晴らしいイベントだったと思います。浅田氏は、本当に情熱をかけて取り組むかただなぁ、と今更ながら感動しました。5年前の、スーザン・ソンタグ展にも行っていましたので、ラストのサプライズは嬉しかったです!。
返信する
>runeさん (junziro)
2010-07-26 23:00:49
>runeさん
いえいえ、失礼ではございません。コメントありがとうございます。

なかなか良いイベントだったと思います。
僕も同じような失敗をしていますが、大概の場合、教授はステージ向かって左側(YMOの時も)ですので、今後のイベントでリベンジしてください。

今後もよろしくです!
返信する

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