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いまさらー、ラストエンペラー。

2020年11月15日 13時05分23秒 | 映画
 
上記、「ラストエンペラー特別版」というのが、来週18日(水)に発売されるようです。
確認したところ、全体の再生時間、なんと、10時間38分!

「そんなん、観る時間あるのか?」

と思ってしまいました。

でも、映画ファンの皆様方は、おそらく観る時間を作られるのだと思います。
今年は新型コロナの影響もあり、なかなか難しかったのかもしれませんが、本当にマメに時間を見つけて映画館へ足を運ばれます。
お休みの日はもちろん、仕事帰りなどは連日で映画館に足を運ばれていることもあるそうです。僕からすると、すごいです。
しかしながら、過去の作品は映画館で観賞することは難しいですし、コロナ禍の巣籠需要で、おうちで映画鑑賞となることもあるでしょう。

さて、話を元に戻しまして、
この「ラストエンペラー特別版」。
30年以上前の作品ですが、「超」がつくほど有名な作品です。
監督が、ベルナルド・ベルトルッチ 。
主演の溥儀役が、ジョン・ローン 。
そして、坂本龍一が音楽担当に参加もしつつ、甘粕正彦役として出演もしていて当時話題でした。

そして、何よりもこの作品を有名にしたのは、アカデミー賞の受賞でしょう。
1987年第60回アカデミー賞の作品賞、監督賞、撮影賞、脚色賞、編集賞、録音賞、衣裳デザイン賞、美術賞、作曲賞を受賞。
音楽担当だった坂本龍一が日本人初めてのアカデミー賞作曲賞受賞だったため、当時の日本でニュースなどで大きく取り上げられたことも、この映画がヒットした要因のひとつだったでしょう。

また、中国清朝最後の皇帝・溥儀の一生を通じて、背景にある第二次世界大戦中の中国・満州国や日本の歴史上の出来事が具体的にストーリー上に出てくることも日本でヒットした要因でもあると思います。


このような、映画史的にも、社会的にも、歴史を学ぶための参考という意味においても、意義深い作品が30年以上たって、ふたたび発売されます。

確か、当時僕が見た印象では3時間前後で時間を聞くとそれなりに長く感じますが、非常に内容の濃いおもしろい作品なので、あっという間にラストシーンでした。
それぐらい観ることに没頭してしまいます。

今回のこの商品は、説明を読むと、
劇場公開版本編約163分+オリジナル全長版本編約218分+日本語吹替版本編約142分+映像特典約115分

【映像特典】
●メイキング・オブ・ラストエンペラー
●イアン・ブルマインタビュー
●デヴィッド・バーンインタビュー
●オリジナル予告編 ・日本版予告編(ともに劇場公開版用)
●日本語吹替版本編(約142分)
とな!
3つの違うバージョンを3つとも収録しているではないですかっ!!
(wikiを読むと、日本での劇場公開に際してカットされた部分がいくつかあるそうなので、それを知ることも結構重要ですね)
それに【映像特典】も、こういうのに「お約束」な当時の予告編やらメイキングやらあるうえに、今回特別に撮ったのでしょうか?イアン・ブルマさん、デヴィッド・バーンさんのインタビュー!

もともと濃い内容の映画に、さらに内容を濃くしたブルーレイディスクの発売!
30年もたっているのに、結構びっくりな内容だったので記事としてアップいたしました。

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