junzirogoo!!!

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夏の終わりと散開前のYMOの楽曲。

2004年08月31日 12時19分36秒 | 坂本龍一

まぁ、寂しい、ということやね。
台風が過ぎ去って、吹いてくる風の涼しさに夏の終わりを感じ、同時にその寂寥感とYMO後期(特に散開前の「浮気なぼくら」「サーヴィス」あたりかな。)の美しくもあり、どこか物悲しさを感じる楽曲たちが、僕の聴覚の中でリンクしていく。
YMOの楽曲は、その前期と後期で大きく分けられる。純粋に自らの目指す作品を迷いなく作っていた前期と、半ば何もかも極めてしまい次の目標を見失った少年のように迷走していくようだった後期。現に、レコーディングを3人バラバラでやる、といったこともあったようだ。そんな後期の方がストレートに好きなファンもいるようで、やはり妙にしんみりとするのが良いのだろう。
僕は後期の楽曲は普段あまり聴かない人で、というか、「RYDEEN」の自動演奏に、小学校2年生の身分で異常な興味を持ったのが切っ掛けだったから、後期の楽曲にはいまいち違和感がある。しかし、歳を取るにつれて毎年夏の終わりに、これらのYMO後期の楽曲を無性に聴きたくなる。
「以心電信」「過激な淑女」:幸宏さんの甘い声がさらに甘い!
「音楽」:教授が、当時、赤ちゃんだった娘、美雨ちゃんを思って書いた歌詞。
「Perspective」:淡々と過ぎ行く日常への哀愁。
「M-16」:YMOの映画「PROPAGANDA」の挿入曲。来るべき未来の寂しさのために。

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YMO


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TB。--------
Maximumさんの「MAXIMUM僕の音楽生活2004夏

コメント (11)
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