
2006年6月24日投稿分__
いわずと知れた、ピアノの達人リストが編曲したベートーヴェン交響曲シリーズから、6番を取り上げます。 原曲のオーケストラ版はミミタコが出来るくらい昔から聞いていますが、皆さんもピアノ版はそれほど聴かないでしょう。
実は私もそんなに期待せず、ジャケット・デザインが面白い (冒頭上左) ので購入してみたら、意外と聴けます。 休日の朝 イージーリスニングにぴったりです。 それで、カツァリス Cyprien Katsaris の演奏する他のリスト編曲/ベートーヴェン交響曲シリーズを追加4枚購入し聴きましたが、この「田園」(81年 Teldec) ほどの感激は得られませんでした。
Teldec はこの80年前後の時期 面白いジャケット・デザインが多かったですね __ シューベルトのピアノ五重奏曲「ます」も。 その後ロゴも変わって、こういった面白いデザインがなくなったのは残念です。 デザインを決定する担当者が更迭されたか、コストカットのため その上からの指示でオーソドックスなデザインに戻ってしまったのでしょうか?
カツァリスも含め、技巧派のピアノ奏者がこのリスト編曲版を取り上げ、録音する傾向がありますが、もうある程度の名をなしたピアニストは録音しませんね。 レコード会社も録音させないのか、音楽界に不文律でもあるのでしょうか?
「ああいうものは、有名なプレーヤーになる前は演奏して人目を惹くのにいいのだが、もう有名になった君には似つかわしくはないよ。 かえってステイタスを落とすだけだよ」なんてレコード会社からいわれるのかもね。
今日はここまでです。