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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

女心をクスグル商売がうまい

2009年06月08日 | 世相あれやこれや
写真左は2番目にダイヤを手にした東京都北区の矢吹さんの喜びの表情。 右は無料配布された0.1カラットのダイヤモンド。
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"ダイヤ裸石無料" と聞けば、「エーッ!欲しい」とすかさず反応するのが普通の女性ですね。 でも記事をよく読むと、指輪やペンダントに加工しないと身につけられませんから、5万円から7万円はかかってしまいます。 原価 5,000円 のものをタダで渡しても、しっかりと儲けてしまう この宝飾店のしたたかさには脱帽です。
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「タダに殺到! 銀座を大混乱させた "ダイヤ騒動" の成否」(夕刊フジ 6月6日) _「ダイヤ無料配布」で東京・銀座の街を大混乱させたフランスの宝飾ブランド「モーブッサン」。 店の対応の不備を問う声がある一方、行列客の行儀の悪さにも批判が集まっている。 なかには、ダイヤの引換券をネットで転売する者まで現れる始末。 2,500万円 も投じた開店記念イベントは、果たして成功だったのか (※追加1へ)。
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「ダイヤモンド無料配布に 5,000人 以上が大行列 -10時35分に終了合図」(銀座経済新聞 6月1日) _ 今年2月に中央通り沿いにオープンした仏宝飾ブランド「モーブッサン」(中央区銀座) が6月1日、先着 5,000人 の来店客に 0.1カラット のダイヤモンド無料配布キャンペーンを行なった (※追加2へ)。
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「無料ダイヤに行列2キロ "5,001人目" は超修羅場…『モーブッサン』先着プレゼント」(スポーツ報知 6月1日  ※追加3へ) _
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私が、このブログで紹介している LED を使った "光りもの電子工作" で、中身の電子パーツコストをカウントしても、数十円位のものが多いのですが、それをケースに入れて見栄えをよくしようとすると何百円にもなってしまいます。

オーディオ・アンプも基板やパーツだけなら1,000円 から 2,000円 のものが、ケース (1) に入れ 電源 (2) を搭載し スピーカー端子 パイロットランプ アルミの音量ツマミ 前面化粧パネルを付け … と付属品がどんどん増えて、数万円になってしまうものです (1, 2 だけで本体よりも高価なことが多いのが普通です)。

車も部材コストは2割位ですから、200万円 クラスの車も 40万円 で作ろうとすればできるかも、2,000万円 クラスの広さの家も住むだけで暖冷房なしの雨露がしのげればいいような掘建て小屋だと数百万で作れるでしょう。 でも今現在 部材むき出しの車や、外から見え見えスケスケの家など考えられません。 世の中、そういう風にできているのかも知れませんね。

以上


※追加1_ モーブッサンはフランスの「5大宝飾店」のひとつで、1827年創業の老舗。 この名門ブランドが1日、銀座店で先着 5,000人 に 0.1カラットのダイヤ (5,000円相当) を無料配布すると発表したことから、人が殺到。 午前9時の開店前には1.5キロにわたる行列ができた。

ダイヤはわずか1時間半で “売り切れ” たが、この日のうちに権利を得たすべての客に受け渡せないことが判明すると、長時間行列に並んだ人たちから不満が噴出。 怒号が飛び交い、「誠意がねーよ」などと警備員に詰め寄る人も現れた。

"無料ダイヤ騒動" は関係者の予想を超えるものだった。 モーブッサンジャパンのヤニック・デリヤン社長は「これほどの混乱は想定していませんでした」とポツリ。 同様のイベントは米ニューヨークの店舗でも開催されたが、「そこでは大きな混乱はなかった」というだけに、日本の過剰反応が際だつ格好ともなった。

アジア圏では銀座が初の路面店だが、今回の騒動を受け、デリヤン社長は「次に路面店を開設予定のシンガポールでは同じイベントはやらないと思います」と話した。

【うまく利用されただけ】
実際、「無料」の触れ込みに釣られた人は多かったようで、「普段、銀座で買い物しないような客層もかなりいた」(同店関係者)。 同店ではダイヤ譲渡と同時に5万-9万円の価格でリングなどにセッティングするサービスも行っているが、当日ダイヤを受け取れた 330人 のうち、セッティングしたのは全体の約 15%。 残りの約 280人 は無料ダイヤをそのまま持ち帰ったという。

さらに、ダイヤとの引換券をネットオークションに出品する者も現れた。 この事実には、デリヤン社長も「えっノ。そこまでは想定していませんでした」と言葉を失っていた。

一連の騒動について、ネットの大手掲示板には≪なんと賎ましい≫と行列客のマナーの悪さを批判する書き込みがあふれている。 ダイヤへの引換は15日まで行われるが、このイベントは成功したと言えるのか。

ファッションデザイナーのドン小西さんは「ブランド生き残りのため、潜在的な市場を開拓する戦略。 話題になったという点では成功」と話す。

ただ、「ユニクロやマクドナルドなどの商品が生活に根づいているような一般層にアピールしても意味はない。 最も下劣で低俗な PR 手法で、フランスの名門ブランドのイメージは半分以上崩壊した。 そういう意味では大失敗」とも。

そのうえで「ファッションを上辺だけでとらえる人が物ごいのように群がるのは見苦しい。 日本人の民度の低さと野次馬根性を見透かされて、うまく利用されただけ」とため息をついていた。
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※追加2_ 配ったのは 0.1カラット のダイヤモンド (5,000円) の裸石。 キャンペーンは同ブランドの認知力向上、新規顧客獲得が狙いで、買い控えが目立つ昨今の「不景気を吹き飛ばす明るいキャンペーン」として初めて試みた。

同店前の中央通りは早朝から報道陣やダイヤモンドお目当ての行列で混雑を見せ、朝9時のオープンと同時に約30人の先頭組が入店を許され、手続きを済ませお目当てのダイヤモンドを受け取った。 一昨日の5月30日夕方から並び2番目にダイヤを手にした東京都北区の矢吹さんは「新聞で知って並ぶことを決めた。 当分はお守りとして持ちたい」と喜びの表情を見せた。

行列は銀座5丁目から8丁目の中央通りから御門通りへと伸び、9時30分時点で約 2,500人 が列を作った。 その後、外堀通りを越え晴海通りにまで延々と伸び、10時25分には「警察からの指導が入りこれ以上並べません」との警備員からの声が上がったが、「あきらめきれない組」の列が後を絶たず、列はさらに伸び続けた。 結局、10時35分には正式な終了の合図が出されたが、警備側でも正式な人数を把握できず、「並んでもお渡しできるか分かりません」との弁明が加えられた。

並んだ人の約7割は女性。 最後尾に並んだ女性は「今朝テレビを見てやってきた。 並べばきっともらえると思うので間に合って良かった」と胸をなでおろしていた。 一方、間に合わなかった女性からは「警備が甘すぎる。 もう少しきちんと数えてほしい」などの苦情の声が上がったほか、「ダメと言われたら欲しくなる。 諦めきれない」との声も。

同店は、同ダイヤモンドをリング (月々 5,000円×10回払い) やペンダント (月々 7,000円×10回払い) への加工も受け付けている。 今後、ニューヨーク店とパリ店でも同キャンペーンの実施を予定している。
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※追加3_ 仏宝飾ブランド「モーブッサン」が1日、東京・銀座本店で先着 5,000人 に 0.1カラット のダイヤモンド裸石1個 (5,000円 相当) を無料プレゼントするキャンペーンを行った。 銀座-新橋間を往復する約2キロの大行列ができる盛況となったが、配布方法や列の「横入り」などを巡って、現場は怒号も飛び交う混乱状態に。 悲喜こもごものドラマが展開された。

欲望という名の行列は銀座4丁目から新橋を折り返し数寄屋橋まで戻ってきた。 総距離にして約2キロ。 ダイヤモンドを求める人の輪が銀座のド真ん中に描かれた。

通常の開店時間を2時間早めた午前9時。 34人の警備員と8人の警官が目を光らせる中、ついに店の扉が開いた。 一番乗りは前日の正午から21時間、雨の中を徹夜で待ち続けた無職・木村直人さん (32)=さいたま市=。「ナンバー1」と記された整理券を誇らしげに掲げ、第1号ダイヤをゲットした。「ケンカしている義理の母にサプライズのプレゼントをしたかった。 以前働いていた『ドンキホーテ』でも宝飾を扱っていたので、ダイヤにはなじみがありました。 これからどんな風に加工するか考えます」

行列の中には、移動費の方が高くつくにもかかわらず関西から上京した強者や、婚約指輪に仕立てる男性も登場。 33社、約100人の報道陣も駆け付け、一気に知名度を上げた「モーブッサン」日本法人のヤニック・デリアン社長 (29) は「3,000万円 (ダイヤ代 2,500万円+警備費等) のコストがかかりましたが、1億円の利益を見込んでいます。 今後の業績も成長するでしょう」と、してやったりの笑顔を見せた。

ところが、開店から数分でトラブルも発生。 配布するのはあくまで整理券で、1時間に30人ずつダイヤを配るというシステム【注】の周知が徹底されていなかったのか、「何時間並んだと思ってんだ」「なんで並んだのにダイヤをもらえないの」などと怒号が飛び交った。

熱くなり過ぎた人たちが店の関係者に詰め寄るシーンも。 さらに運命を分ける「5,000人目のボーダーライン」付近では激しい攻防戦が展開された。 さりげなく「横入り」する不届き者が出現。 その行為をめぐりののしり合いに小競り合い、果てはけんかと現場は一時修羅場と化した。

午後2時頃やっと混乱も収束。 午後8時まで11時間をかけ、初日分の330人にダイヤが提供された。 330人のうち、約15% の人が裸石を指輪 (5万円)、ペンダント (7万円) などに加工して購入したという。

同社宣伝担当者は「想像を上回るお客様に来ていただいてうれしいが、ご迷惑もお掛けしてしまったので…」と複雑な表情。 それでも「モーブッサンを知っていただくきっかけになったら」と宣伝効果に期待していた。

【注】◆ダイヤの配布方法 この日は 5,000人 に整理券を配布。 実際にダイヤを受け取ったのは 330人 だった。 今後は整理券に指定された日時に、順次受け取りにいくことになる。 ダイヤの配布方法は1時間に30人ずつ。 仮に指定日時を過ぎても、6月30日までなら受け取ることができる。

以上


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