
写真上段中は側溝でうずくまったり、よちよち歩きで逃げ場を探すヤンバルクイナのヒナ。 下段は、厳島神社の弁天池で泳ぐカルガモの親子。
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飛ばない鳥が生きているのは、捕食する猛獣がいないことを意味していますね。 ニュージーランドには、羽根がなく飛べず 目も殆ど見えないキーウィという鳥がいます。 こんな鳥が生きられたのは、それだけ天敵がいなく 環境が良かったのですね。
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「ヤンバルクイナ3羽 側溝に落ち おろおろ …」 (琉球新報 4月16日) _ ※追加1へ
「ヤンバルクイナってどんな鳥?」(山階鳥類研究所) _ ※追加2へ
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我が家の 1.5m ほどの高さのキンモクセイの垣根に昔、ヒヨドリ (?) が巣を作ったことがあります。 春先にカドの垣根の下がいつも鳥フンが落ちて汚れているので、垣根をのぞくのですが、なかなか鳥がいるかどうか分かりません。
ある日 敷地内カドを歩いていたら、偶然ヒナが2羽いるのが分かりました。 1m も離れていない茂みの中です。 見つめると、ヒナはクチバシで小さくカチッ カチッと、せいいっぱいの威嚇の音をたてます。 キンモクセイの枝の灰色と同じような灰色ですから、茂みの中で目立たなかったのです。
暫く__といっても2~3分眺めたあとに離れましたが、翌朝2羽ともいなくなっていました。 1羽は 10m ほど離れた駐車場の隅で死んでいました。 もう1羽は所在不明です。 ネコが時折歩いていますから、食べられたのかも。 見上げると、電線に小型のハトくらいのヒヨドリのつがいの親らしい2羽が留っているのが見えましたが、どこか寂しそうでした。
あとで、人間が茂みの中で見つけた鳥のヒナを長く見つめると、ヒナが動揺して巣から離れることがあると知りました。 ちょっと心が痛みましたが、今度は人の近くでは巣を作らないようにと思ったものです。
以上
※追加1_ 13日午前8時半ごろ、国頭村・安田橋近くの県道70号で、国の天然記念物ヤンバルクイナのひな3羽が道路の側溝に落ち、自力で出られなくなっているのを琉球新報の山城博明カメラマンが偶然に見つけた。 親鳥は付近にたたずみ、ひなを呼ぶ悲痛な叫び声を響かせていた。 その後、車で通り掛かった人の協力を得て、3羽とも救出し、無事に親の元へ帰っていった。
山城カメラマンは親鳥が側溝に入っていくのを目撃し、不思議に思い、側溝をのぞいてみると、真っ黒のひな3羽がよちよち歩きで歩いていた。 親鳥はカメラマンが近づくと、側溝のすぐそばの草むらに隠れ、ひなを呼ぶような甲高い声を盛んに張り上げていた。ひなはカメラマンから逃げようと必死で、側溝にたまった枯れ葉に身を隠そうとした。
写真を撮影後、車で通り掛かった「やんばる学びの森」職員の大城友美さんに応援を頼み、大城さんが3羽それぞれを手ですくい、親鳥の声がする方向へ放すと、ひなは一目散に草むらの中に入っていった。
側溝は幅と深さがそれぞれ約 44cm のU字形側溝。 小動物がはい上がれる「スロープ (坂)」が設置されているが、発見場所から前後約 50m にはスロープはなかった。 夕方には大雨が降り、救出しなかったら危険な状態になる可能性があった。
環境省やんばる野生生物保護センターの福地壮太自然保護官は「道路の側溝は小動物が出られるよう改良が進んでいるが、今回の事例で改良が必要だと思った」と指摘した。
ひなを救った大城さんは「ヤンバルクイナはよく見るが、ひなは初めて見た。 かわいい。 ちゃんと大きく育ってほしい」と語った。
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※追加2_ ヤンバルクイナの翼は体重に比べて面積が小さく,翼を動かす筋肉も発達していないため,ほとんど飛ぶことができません。 土のなかの小動物をほじくり返して食べます。 カタツムリなどの固い殻も割って,中身を食べます。
夕方になると木に登り,横に伸びた太い枝にとまって休みます。 ヤンバルクイナは胸の筋肉より足の筋肉の方が発達しています。 この丈夫な足で茂みの中を縦横無尽に走ることができます。
シイなどの森林や草地の地面に枯れ葉を集めた簡単な巣を造ります。 5月頃,白地に茶の斑点模様の入った卵を4〜5個産みます。 卵からかえったヒナはすぐに巣を出て歩きます。 ヒナも太くて立派な足をしています。
以上
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飛ばない鳥が生きているのは、捕食する猛獣がいないことを意味していますね。 ニュージーランドには、羽根がなく飛べず 目も殆ど見えないキーウィという鳥がいます。 こんな鳥が生きられたのは、それだけ天敵がいなく 環境が良かったのですね。
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「ヤンバルクイナ3羽 側溝に落ち おろおろ …」 (琉球新報 4月16日) _ ※追加1へ
「ヤンバルクイナってどんな鳥?」(山階鳥類研究所) _ ※追加2へ
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我が家の 1.5m ほどの高さのキンモクセイの垣根に昔、ヒヨドリ (?) が巣を作ったことがあります。 春先にカドの垣根の下がいつも鳥フンが落ちて汚れているので、垣根をのぞくのですが、なかなか鳥がいるかどうか分かりません。
ある日 敷地内カドを歩いていたら、偶然ヒナが2羽いるのが分かりました。 1m も離れていない茂みの中です。 見つめると、ヒナはクチバシで小さくカチッ カチッと、せいいっぱいの威嚇の音をたてます。 キンモクセイの枝の灰色と同じような灰色ですから、茂みの中で目立たなかったのです。
暫く__といっても2~3分眺めたあとに離れましたが、翌朝2羽ともいなくなっていました。 1羽は 10m ほど離れた駐車場の隅で死んでいました。 もう1羽は所在不明です。 ネコが時折歩いていますから、食べられたのかも。 見上げると、電線に小型のハトくらいのヒヨドリのつがいの親らしい2羽が留っているのが見えましたが、どこか寂しそうでした。
あとで、人間が茂みの中で見つけた鳥のヒナを長く見つめると、ヒナが動揺して巣から離れることがあると知りました。 ちょっと心が痛みましたが、今度は人の近くでは巣を作らないようにと思ったものです。
以上
※追加1_ 13日午前8時半ごろ、国頭村・安田橋近くの県道70号で、国の天然記念物ヤンバルクイナのひな3羽が道路の側溝に落ち、自力で出られなくなっているのを琉球新報の山城博明カメラマンが偶然に見つけた。 親鳥は付近にたたずみ、ひなを呼ぶ悲痛な叫び声を響かせていた。 その後、車で通り掛かった人の協力を得て、3羽とも救出し、無事に親の元へ帰っていった。
山城カメラマンは親鳥が側溝に入っていくのを目撃し、不思議に思い、側溝をのぞいてみると、真っ黒のひな3羽がよちよち歩きで歩いていた。 親鳥はカメラマンが近づくと、側溝のすぐそばの草むらに隠れ、ひなを呼ぶような甲高い声を盛んに張り上げていた。ひなはカメラマンから逃げようと必死で、側溝にたまった枯れ葉に身を隠そうとした。
写真を撮影後、車で通り掛かった「やんばる学びの森」職員の大城友美さんに応援を頼み、大城さんが3羽それぞれを手ですくい、親鳥の声がする方向へ放すと、ひなは一目散に草むらの中に入っていった。
側溝は幅と深さがそれぞれ約 44cm のU字形側溝。 小動物がはい上がれる「スロープ (坂)」が設置されているが、発見場所から前後約 50m にはスロープはなかった。 夕方には大雨が降り、救出しなかったら危険な状態になる可能性があった。
環境省やんばる野生生物保護センターの福地壮太自然保護官は「道路の側溝は小動物が出られるよう改良が進んでいるが、今回の事例で改良が必要だと思った」と指摘した。
ひなを救った大城さんは「ヤンバルクイナはよく見るが、ひなは初めて見た。 かわいい。 ちゃんと大きく育ってほしい」と語った。
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※追加2_ ヤンバルクイナの翼は体重に比べて面積が小さく,翼を動かす筋肉も発達していないため,ほとんど飛ぶことができません。 土のなかの小動物をほじくり返して食べます。 カタツムリなどの固い殻も割って,中身を食べます。
夕方になると木に登り,横に伸びた太い枝にとまって休みます。 ヤンバルクイナは胸の筋肉より足の筋肉の方が発達しています。 この丈夫な足で茂みの中を縦横無尽に走ることができます。
シイなどの森林や草地の地面に枯れ葉を集めた簡単な巣を造ります。 5月頃,白地に茶の斑点模様の入った卵を4〜5個産みます。 卵からかえったヒナはすぐに巣を出て歩きます。 ヒナも太くて立派な足をしています。
以上