シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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バラ色だった銀行人生はイバラの道に?

2020年06月03日 | 経済あーだこーだ
※の報道映像から。
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銀行の人員削減の記事がまた増えてきました __「三菱 UFJ、店舗数を4割減に」(5月20日 共同)・「三井住友、銀行小型店を拡充」(5月19日 共同)・「大手銀行 経費・人員削減へ事務作業デジタル化」(5月17日 NHK )・「従業員減、2000人上積み =構造改革を加速―三菱 UFJ 銀」(4月26日 時事通信) …

現状のコスト構造では もはや大量の銀行員を維持する利益が見込めないという見通しですから、未来を楽観視できず、人員削減するしかないという決定なのでしょう。
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かつては 銀行に入った、などと聞くと いいところに就職して一生安泰でよかったね、また 銀行に就職した人も誇らしい気持ちで家族友人に語ったことでしょう。

私の姪も十年ほど前 大手メガバンクに就職し、その兄弟姉妹のなかでは出世頭だろうと思ったものです。 そこに就職後の独身時代 山陰にある実家に帰省して、友人の結婚披露宴に出席したときの話しです。

披露宴に集う独身者たちは、そこで知り合ったりして交際に発展する事も多いものです。 予想される会話は __「花嫁の高校時代の友人です」「今 何をしているんですか? お仕事は?」といった類でしょう。

山陰にある有力企業は?と想像しても 私は大手企業などはとんと思い浮かびませんが、お役所とか医者・公立病院勤務などでしたら 安定した いい仕事の部類でしょう。 もちろん 地元銀行員も。

そこで 姪が「 … (大手メガバンク) の東京本店で仕事しています」といったところ、どういう “反応” が示されたかというと、「みんな 腰が引いて 話しが止まっちゃって …」だったそうです。 要するに 地元 山陰で就職している人たちは、大手メガバンク東京本店に勤めるような人とは格が違うというコンプレックスを抱いていたようなのです。
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銀行の最大の稼ぎが企業への融資ですが、これが減っている事と、融資したとしても金利が下がって 以前のような金利が取れなくなっている事が利益減の最大原因でしょう。

銀行もコストを減らそうと、通帳をなくしてウェッブ通帳を勧誘したり、窓口業務よりは ATM の手数料を安くしたりと、なるべく人手がかからない方向に顧客を誘導しようとしています。

それだけではコスト削減は限定的と見て、固定費の最も大きい人件費を減らすしかないと判断しているのです。 人件費や家賃などは、稼ぎがあろうがなかろうが 確実に出ていくものだからです。

支店を削減すれば家賃が不要ですし、余った支店スタッフを大型支店か本店に吸収し、それでも行員が余ったら 削減するか、関連会社に送り出す事になるでしょう。

あたかも 川の中洲にキャンプにやってきた人たちが、豪雨で気付いたら中洲に取り残され、帰るはずの道が水量を増した濁流にえぐられて岸に戻るに戻れず、しかも水量が減るのを待っているうちに 中洲がどんどん えぐられて、立っている足場もなくなって万事休すの状態に近づきつつある … こういう気象災害の報道と重なって見えてきます。
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私も大手メガバンクに口座を持っていますが、みずほ銀行では 月末預金残高が百万以上あると、他行への振込手数料が翌月無料になる特典があるので、百万をキープしていました。 ところが 最近 メールが届き、この特典条件が変わったというのです。

メールに飛び先アドレスがあり、そこへ飛んで HP の中身を見ると、他行宛振込手数料ゼロ円を可能にするには、みずほ関連会社での資産運用残高が百万以上ある “Sステージ” になれば … になっていました。

せちがらくなってきましたが 仕方がない。 みずほ証券で何か金融商品を買い足すかして資産運用残高を増やそうか。 ソニー銀行 (ネット) は月1回までは無料だけど …

今日はここまでです。

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