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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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ジャケット考2

2013年01月26日 | マーラーの嘆き節
06年12月20日投稿分__

ウェッブ美術館なる HP で、絵画をジャケットにしたものについて まとまった記述がありました__チェコの指揮者ラファエル・クーベリックと米指揮者バーンスタインが DG に録音したマーラーの交響曲全集シリーズの LP / CD ジャケットに使われた、グスタフ・クリムト/エルテの作品がすべて、原画の紹介も載っています。 

クーベリックの1番/5番/8番は「Judith II ユーディット, 1909」(冒頭上左)、2〜3番が「The Kiss 接吻, 1907-08」、4番「Obstgarten mit Rosen (Fruitgarden with roses), 1911/12」、6番「Water Serpents, 1904-1907」、7番「Emilie Floge, 1902」、9番「Expectation 期待, 1905-09」です。 他のレコード/ CD 会社発売のマーラーの交響曲のジャケットにもクリムトの作品がよく使われます。 同時代の作品で、曲調に合致しているのでしょう。

バーンスタインの全集シリーズの CD ジャケットには、ロシアのエルテの作品が使用されました (冒頭上中央)。 これはイラストといってもいい絵ですね。 この HP もよく集めましたね。
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DG はイタリアの指揮者で 先年指揮中に亡くなったジュゼッペ・シノポリによるマーラーの交響曲全集シリーズの CD ジャケットには、一環して同じマーラーの顔の絵というかイラストを使いました。

イタリアの指揮者クラウディオ・アバドによるマーラーの交響曲全集シリーズ (冒頭下中央) には当初 鳥の羽を大写ししたものを、途中から当指揮者の写真を、最後に全集の箱にはクリムトを採用しました。 彼はベルリン・フィルを辞任してからも、マーラーをよく振って ベルリン・フィルとのライヴ録音何点かが DG から発売されています。 マーラーを得意にして、受けもいいのでしょう。

カラヤンによるマーラー交響曲作品は、4〜6番/9番/大地しか残っておらず、このシリーズには虹をデフォルメしたイラストが使われました (冒頭上右)。 今 録音が進行して、あと8番を残すだけとなっているフランス人指揮者ピエール・ブーレーズによるマーラーの交響曲全集シリーズは当初 現代絵画を使っていましたが、3番からは当指揮者の写真が採用されていますね (冒頭下左)。
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マーラーの作品自体が「嘆き節」ばかりですから、明るい色調の絵や写真はあまり向かないですね。 その意味で、アバド指揮ベルリン・フィルによる1番 CD ジャケット (冒頭下右) は笑顔でしたが、ちょっと違和感がありますね。 たまにはいいんですけど __

以上

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