
左は組立て前のパーツ、右は組立て後。 右上は電池4本に繋いで iPhone で撮ったら、色むら状態になった (目視では色むらは見えない)。 iPhone の映像取り込みがパルス状的なため (?)、時計 LED 表示サイクルと微妙にずれているようです。 時計 LED 表示は、電力消費を抑えるためパルス状的に表示し、連続表示は一般的ではありません。
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AliExpress に発注し、7月中に届いていたキットをお盆時期に1セット組み立てました。 もちろん 半田ごてを使いますから、クーラーの効いた部屋で半田付けしました。
2個目なので、1個目ほどマゴつきませんでしたが、1個目の基盤とは回路パターンが少し違うのと、パーツ内容が少し違いました。 7セグ LED の高さ1インチは同じです。
例えば 1個目の7セグ緑 LED 用の抵抗値は 330Ω でしたが、2個目の7セグ青 LED 用の抵抗値は 510Ω です。 当然 LED 1セグに流れる電流は緑 15mA (=5V ÷ 330Ω)、青 9.8mA (=5V ÷ 510Ω) となります。
そのせいか1個目の緑 LED は輝度が高く 少しまぶしいと感じましたが、2個目の青 LED は輝度が低く 少し暗いようで、2~3メートル離れると見難いです。
青 LED キットは2つ注文したので、もう1セットあり、これはお仕着せの抵抗 510Ω ではなく 手持ちの 330Ωを使おうかと一時考えたのですが、まぶしすぎても困るし、まぶしすぎて抵抗を取り換えるにしても8個の抵抗をハンダ吸い取り器などを使うのもオックウだなぁと思い、設計者もまぶしすぎたので、 510Ω に決定したのだろうと想像し、中間の 400Ω 前後を目論んでいます。
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それと アクリル・ケースについてですが、1個目の2枚のシェルをネジ留めするのとは違い、2個目のは6枚のアクリル板 (冒頭左写真の左上茶色のパーツ・茶色は保護シール) を6個のネジでケースにするのですが、あまりいい設計ではありません。
完成したキットを “簡単には” はめ込めず、ネジを留めたり 外したりして、えっちらおっちら 小一時間も掛かりました。 2枚シェルの方が遥かに簡単です。
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それと 使われている28ピンのメイン IC の型番が違います (1個目が STC15W404AS・2個目が STC15F204 … 中身は同じでも内蔵プログラムが違う?)。 設定時刻などのセットアップを2つのボタンを使うのは同じですが、当然 時刻や温度などの表示も違いますから セットアップの仕方も違います。
外部の照度に応じて LED 輝度が変わる機能は同じですが、感度の設定が違うらしく、2個目のは少し暗いだけでも表示がすぐに暗くなります。 外部の照度を感じる CdS セルにつながる抵抗値は同じ 10kΩ ですが、内部の設定基準が違うのでしょう。
おまけに 6枚アクリルの CdS セルを外出しする穴部分が実用的でなく、これも設計のまずさが露呈しています。
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また ボタン電池については、1個目は付属していませんでしたが、2個目には付属していました。 これは評価できます。
__ というわけで、一長一短の7セグ LED 時計キットでした。
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単3電池4個の電池ケース (6V=1.5V x 4) と、適合するコネクターを作り、どの位電池がもつか 青 LED で今 検証中です (冒頭右上写真)。 3ヶ月以上もつならば、車内のナビを入れる収納部分が空いてますから、ここにぴったり (電池付きで) 収納できます。
電池で使い始めて 2週間もしないうちに 4V に電圧が下がり、青 LED は時々 表示がフラッシュし始め、ついには表示しなくなりました。 そこで緑 LED に取り付けてみると普通に表示します。 この時の電圧は 3.7V まで下がっています。 そして 2.6V で表示がぶれてきました。
これから推測すると、青 LED は十分な電圧がないと作動せず、緑 LED は電圧が下がっても作動するようです。 大飯食らいと小飯食らいの違いで、車内用には緑 LED が向いているようですね。 でも やはり 電池駆動は、煩雑な電池入れ替えが必要なようで …
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次は白 LED キットを購入しようかと目論んでいます。 高さ1インチの赤 LED キットは数年前 秋月電子製キットを購入済ですが、今回の中国製の数倍の価格でした。 赤 LED のコストが最も安いので、それでのみキットを組んでいるのでしょう。
それを組立てる前に 青か緑 LED のみを別途購入して使おうとしたら、えらく高いので諦めた記憶があります。 中国では大量調達・大量販売するので、赤以外でも安価なキットを提供できるのでしょう。
今日はここまでです。