
2006年7月13日投稿分__
レハールのオペレッタの中で最も有名なのが、この「陽気な未亡人 Die lustige Witwe / The Merry Widow 」ですね。 原題のドイツ語よりは英語の題名のほうが普及していますが、歌唱はドイツ語です。
シュトラウスの「こうもり」同様、豪華な舞台、明るく楽しい歌と踊りも入り、幾組かの男女のやりとりが交錯し、最後はハッピーエンド。 深刻な話しや、悲劇は生じません__早くいえば喜劇ですが。
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最初に聴いた全曲レコードは、カラヤン / ベルリン・フィルによるもので、ケレメン (ツェータ男爵)、ストラタス (その妻ヴァランシェンヌ)、コロ (ダニロ伯爵)、ハーウッド (大富豪の未亡人ハンナ)、ホルヴェーク (パリの伊達男カミーユ)、グローブ (カスカーダ子爵)、クレン (パリの大金持ちブリオシュ)、レナール (公使館員ニエグシュ)、そして「グリゼット」たちが出演 (72~73年 DG 89分)。 コロが随分と軽妙で ワーグナー歌手とは思えませんが、家系がオペレッタの作曲家だったのですね。
これは序曲なしで、会話の進み具合が時々分からなくなるのですが、あちら本場では定番のオペレッタですから、台詞をあちこちはしょっているのでしょう。 最近になってやっと分かってきた部分が多いのです。 まだ聴いたことがない人はまず、"グリゼット" が何か意味不明でしょう。
そしてウィーン・フィルが録音した CD では、ターフェル (ツェータ)、ボニー (ヴァランシェンヌ)、スコヴフス (ダニロ)、スチューダー (ハンナ)、ツェドニク(ニエグシュ)、指揮は意外のガーディナー (94年 DG 80分)。 この録音では第一幕の終盤で、カミーユとヴァランシェンヌの「デュエット」が追加されています。
もう一つ シュヴァルツコップを看板に据えた、アッカーマン指揮 フィルハーモニア管の全曲盤では、バリトンのクンツ (ダニロ) やカラヤンの秘書を勤めたマットーニがカスカーダの台詞役で出演しています (53年 EMI 72分)。 EMI 盤は第三幕が短く、カラヤン盤の半分の8分です。
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第二幕の「ヴィリアの歌 Vilja-lied 」や第三幕の二重唱「唇は黙し、ヴァイオリンは囁く Lippen schweigen 」(メリー・ウィドウ・ワルツ) などが特に有名で、単独でもよく歌われます。 これらのレハールのメロディは永遠ものですね。
以上
レハールのオペレッタの中で最も有名なのが、この「陽気な未亡人 Die lustige Witwe / The Merry Widow 」ですね。 原題のドイツ語よりは英語の題名のほうが普及していますが、歌唱はドイツ語です。
シュトラウスの「こうもり」同様、豪華な舞台、明るく楽しい歌と踊りも入り、幾組かの男女のやりとりが交錯し、最後はハッピーエンド。 深刻な話しや、悲劇は生じません__早くいえば喜劇ですが。
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最初に聴いた全曲レコードは、カラヤン / ベルリン・フィルによるもので、ケレメン (ツェータ男爵)、ストラタス (その妻ヴァランシェンヌ)、コロ (ダニロ伯爵)、ハーウッド (大富豪の未亡人ハンナ)、ホルヴェーク (パリの伊達男カミーユ)、グローブ (カスカーダ子爵)、クレン (パリの大金持ちブリオシュ)、レナール (公使館員ニエグシュ)、そして「グリゼット」たちが出演 (72~73年 DG 89分)。 コロが随分と軽妙で ワーグナー歌手とは思えませんが、家系がオペレッタの作曲家だったのですね。
これは序曲なしで、会話の進み具合が時々分からなくなるのですが、あちら本場では定番のオペレッタですから、台詞をあちこちはしょっているのでしょう。 最近になってやっと分かってきた部分が多いのです。 まだ聴いたことがない人はまず、"グリゼット" が何か意味不明でしょう。
そしてウィーン・フィルが録音した CD では、ターフェル (ツェータ)、ボニー (ヴァランシェンヌ)、スコヴフス (ダニロ)、スチューダー (ハンナ)、ツェドニク(ニエグシュ)、指揮は意外のガーディナー (94年 DG 80分)。 この録音では第一幕の終盤で、カミーユとヴァランシェンヌの「デュエット」が追加されています。
もう一つ シュヴァルツコップを看板に据えた、アッカーマン指揮 フィルハーモニア管の全曲盤では、バリトンのクンツ (ダニロ) やカラヤンの秘書を勤めたマットーニがカスカーダの台詞役で出演しています (53年 EMI 72分)。 EMI 盤は第三幕が短く、カラヤン盤の半分の8分です。
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第二幕の「ヴィリアの歌 Vilja-lied 」や第三幕の二重唱「唇は黙し、ヴァイオリンは囁く Lippen schweigen 」(メリー・ウィドウ・ワルツ) などが特に有名で、単独でもよく歌われます。 これらのレハールのメロディは永遠ものですね。
以上