シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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中国を締め出す米国・自業自得?の中国

2019年05月24日 | 経済あーだこーだ
左グラフは3月6日 日経新聞から。 右は GigaZine 記事 (2018年10月5日 ※5) から。
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米中貿易摩擦がなかなか解決する兆しがありません。

元々 米中間には貿易不均衡があり、米中首脳会談で何度も話し合いが行われていましたが、一向に進展する気配がなく、業を煮やした米大統領が今月初めのツイッター投稿で一方的に関税引き上げを表明したことで一気に問題化し、金融市場が大混乱しています。
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「トランプ大統領、対中関税 25% に引き上げ表明」(5月6日 産経新聞 ※1) __ トランプ米大統領は5日、ツイッターへの投稿で、中国からの輸入品 2000億ドル (約 22兆2000億円) 分に上乗せしている10% の関税を、10日から 25% に引き上げる方針を示唆した。

「トランプ米大統領、中国に強力な圧力 通商交渉に暗雲」(5月7日 ロイター ※2)
「ダウ 617ドル安、国債急伸ーー中国が報復関税」(5月14日 ブルームバーグ ※3)

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世界最大の GDP を持つ米国の輸出入貿易も莫大で、毎年数千億ドルの貿易赤字が続いています (2018年 ー$891B)。 2018年は その赤字の半分が中国で 11.6% 増の $419B です。 対日本は $68B で 1.8% 減でした (3月6日 日経新聞・4月19日 JETRO から)。

中国は世界の工場ともいわれ、ありとあらゆる低価格産品を産出・製造しますから、そうした製品を輸入して販売する企業は米国だけでなく、日本も含め世界中が中国から低価格産品を輸入しています。

それは経済原則であり 問題とはいえないのですが、あまりにその額が大きすぎると 問題になります。 輸入超過する国が赤字になるからです。
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思い起こせば、ブルームバーグが中国のサーバー製品に不審なチップが埋め込まれていたとする昨年10月記事から大騒動になっていました。
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「中国、マイクロチップ使ってアマゾンやアップルにハッキング」(2018年10月4日 ブルームバーグ ※4)
「Apple & Amazon サーバーが中国人民解放軍の実働部隊にデータを盗むチップを仕込まれたと Bloomberg が報道、Apple・Amazon は完全否定」(2018年10月5日 GigaZine ※5)
「中国がマイクロチップで Apple らをスパイか。 各社は報道を全力否定」(2018年10月5日 GIZMODO ※6)

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要するに 米国内に設置した中国製の格安サーバーから米国内の機密情報が盗まれて、中国に情報が送信されているのではないかという疑惑が持ち上がったのです。

米国内で製造するよりも安いからといって、中国製の格安サーバーを設置し続けていると、いつの間にか 情報が筒抜けになって、米国が丸裸になってしまわないとも限らないということでしょう。

ブルームバーグはさらなる記事を追加し、別件記事※9では中国企業が起訴されています。
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「中国ハッキング用チップで新たな証拠、米通信大手のネットワークでも」(2018年10月10日 ブルームバーグ ※7)
「中国スパイチップ騒動。 Apple に続いて Supermicro も撤回を呼びかけ」(2018年11月2日 GIZMODO ※8)
「産業スパイ摘発で先端分野標的、米中経済戦争 “新段階”」(2018年11月26日 SankeiBiz ※9) __ 米司法省は今月1日、マイクロンの DRAM 生産技術を盗もうとしたとして、中国国有の半導体製造企業「福建省晋華集成電路」(晋華) を連邦大陪審が起訴したと発表した。

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そして昨年12月 事件が発生します。

中国を締め出す米国・自業自得?の中国 (2) へ続く

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