シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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證誠寺とウスクダラを歌ったキット

2024年09月13日 | 音楽界よもやま話
左は Sho-Jo-Ji しょうじょうじ (https://www.youtube.com/watch?v=-1ZyD-jSdY4)。 中央はアーサ・キットと娘。 右は Uska Dara ウスクダラ (https://www.youtube.com/watch?v=Y7CoEl6AZMU)。 どちらもアーサ・キットが歌っている YouTube 投稿です。
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誰でも知っている『証城寺の狸囃子 (しょうじょうじのたぬきばやし)』の童謡は、百年前に発表されたものです。 怪しげな英語での歌も聴いた事がありますね。

英語で歌っていたのはアーサ・キットという歌手です。 英語版伴奏の一部がいかにもアジアを連想させるようなメロディで、映画『燃えよ ドラゴン』でも作曲家ラロ・シフリンが似たような曲調で使っていましたね。 ちょっとコミカルな感じがします。 米国人がアジアに対して抱くイメージがどんなものか想像できます。
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同じ歌手が中東アラブ風の曲調の「ウスクダラ」を歌っていたのも記憶があります。 美声とはいえないですが、独特の歌い方でかなりの個性的歌唱だなと思っていました。 名前もアーサ・キットですが、昔はうろ覚えでアーサー・キット? ん 男性なの? 女の声みたいだが … くらいにしか考えていませんでした。

一見して 黒人とのハーフと分かる外観ですから、個性的な歌唱で芸域をアピールしたのでしょう。 中央写真の娘は白人との結婚で生まれた子ですから、かなり白人に近いか、ほぼ白人に見える風貌ですね。

日本人にとっては この2曲 Sho-Jo-Ji と Uska Dara が彼女の代表曲でしょう。
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証城寺の狸囃子(しょうじょうじのたぬきばやし)は、日本の童謡である。 作詞:野口雨情、作曲:中山晋平。 千葉県木更津市の證誠寺に伝わる「狸囃子伝説」に想を得たもので、曲は1925年に発表された。

詩人で童謡作詞家であった野口雨情が千葉県木更津市を訪れた際、童謡の題材にと木更津市内の證誠寺に伝わる「狸囃子伝説」を提供されたことを契機に作詞を行い児童雑誌で発表。 その後 中山晋平がその歌詞を元に改作し曲を付けて児童雑誌で発表した。

「證 證 證城寺   證城寺の庭は   ツ ツ 月夜だ   皆(みんな)出て 來い來い來い   己等 (おいら) の友達ァ   ぽんぽこ ぽんの ぽん …」
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アーサー・キット (Eartha Kitt 1927~2008) は、アメリカ合衆国の歌手、女優、キャバレー・スター。 1953年のヒット曲「C'est Si Bon」、また 息の長いクリスマスのノベルティ・ヒット「Santa Baby」などによって知られている。

キットは、トルコの民謡をもとにした「ウスクダラ」のように、アメリカ合衆国の聴衆にとって異国情緒のあるレパートリーももっていたが、1955年には「証城寺の狸囃子」を、ところどころ日本語を残した英語の歌詞で「Sho-Jo-Ji (The Hungry Raccoon)」としてレコーディングした。
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「ウスクダラ (Uska Dara (A Turkish Tale)」は、1953年にアーサー・キットが歌った楽曲。 この歌は、ユスキュダル (イスタンブールの一部) へと旅していく女性とその秘書についての物語を歌ったトルコの民謡に基づいている。 1953年に最初にリリースされた際、RCA ビクターのキットのレコードは、12万枚を売り上げた。

1954年 江利チエミ (1937~82) は「ウスクダラ」として、アーサー・キットと同様にトルコ語の歌唱や、語りの部分を組み込んだ構成をとる音羽たかしの詞により、この曲をリリースした。 日本では本家のアーサ・キット盤をしのぐヒットになった。
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今日はここまでです。

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