シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

またまた「春の …」を聞いて

2013年01月03日 | 1曲だけで大注目
2006年8月3日投稿分__

ストラヴィンスキーの「春の祭典 Le Sacre du Printemps / The Rite of Spring」は彼の三大バレー曲の一つ、「火の鳥」「ペトルーシュカ」と並ぶ人気曲です。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ロシア・バレエ団の主宰者ディアギレフの依頼による第3作。 1913年パリ・シャンゼリゼ劇場での初演は、楽壇をセンセーショナルな賛否両論の渦に巻き込んでいる。 振付はヴァーツラフ・ニジンスキー、オーケストラの指揮はピエール・モントゥーだった。 初演にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの滔々たる顔ぶれが揃っていた。 この曲は極めて独創的な音楽であり、原始的な複雑なリズム・変拍子・不協和音に満ちていて、それまでの音楽とはまったく異なるものだった。 当時の新聞には「春の虐殺 (massacre)」という見出しまでが躍った。 現在ではパリ・オペラ座の定番となっている。

構成は 第1部 大地の礼賛 Adoration of the Earth、第2部 生贄の儀式 The Sacrifice。 管弦楽を縮小して1921年、47年に改訂 (Wkipedia)。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
手持ち音源は、1913年版が バーンスタイン指揮イスラエル・フィル (82年 DG) と、マゼール指揮クリーヴランド管による録音 (80年 DG)。 47年版が アバド指揮ロンドン響による録音(76年 DG)。 不明が カラヤン/ベルリン・フィル (63~64年 DG)、ドラティ指揮ミネアポリス響 (64年 Mercury)、ドラティ指揮デトロイト響 (81年 DECCA)、コリン・デイヴィス指揮コンセルトヘボウ管 (76年 PHILIPS)、小沢指揮シカゴ響 (68年 BMG)、ブーレーズ指揮クリーヴランド管による録音です (91年 DG)。 私の素人耳では13年と47年版の違いは分かりません。
~~~~~~~~~~~~~
カラヤンは70年代にも再録していましたが、二回ともベートーヴェンの全集を録音した後で、癖になっていたのでしょう。 作曲者のストラヴィンスキーがカラヤンの録音について噛み付いた記事を読んだことがあります__あんなにツルツルとした綺麗な演奏は私の曲ではない、と。 まぁ ここらへんは作曲家の意図と指揮者の解釈がずれてしまった極端なケースかと思います。

バーンスタイン盤は、NY フィル、ロンドン響に次ぐ三度目の録音かと思いますが、ロンドン響ほど聞き疲れしませんね。 中年の油っけが取れて、枯れてきたのでしょうか? ロンドン響のは力が相当に入っていたのか 聞き終わるとぐっと疲れが出た覚えがあります。 いずれ三枚を聞き比べたいものです。

CD では単独発売は殆どなく、「ペトルーシュカ」とのカップリングが多いですね。 LP 時代は二面で35分ほどの短さでも 曲のダイナミックスを余裕をもってカッティングしていましたが、CD ではデジタルですからダイナミックスはまず問題なく、時間の制限だけで「ペトルーシュカ」 35分を足しても、70分ほどで余裕で入ります。

以上

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。