坊守のたわごと

日々の忙しさからちょっとのがれて本当の自分を見つめる時間を持ちたい!

世田谷組仏教婦人の集い

2010-06-14 09:19:12 | 松子
仏教婦人の集いが烏山の妙祐寺様ご本堂で開催されました。
各お寺より仏婦の方々が大勢お参りになりました。
正法寺からも13人参加いたしました。
今年は「食といのち」をテーマに北組教覚寺副住職、大江宏玄先生のご法話と午後からは帝国ホテル総料理長、田中健一郎氏の講演と有意義な一日でした。
何一つとして、無駄ないのちは無い!
それらの大切ないのちを、日々いただいて生きている私たち、そのいのちをいただかないと生きていけない私たちです。
こころから感謝していただかなければいけない。
当たり前のことですが再確認できた尊い一日でした。

今回うちのお寺から30代の若い方が参加してくださいました。
最近、中学生の息子さんを亡くされ失意のなか、よくお墓参りに見えてました。
お墓の前で長いことお参りをされている姿を見るたび、どうお声かけをしたらいいのか、私も悩んでおりました。
ご法話会などお誘いをしていたんですが、この度やっと参加してくださいました。
帰りの道々、「ご法話はもちろん有り難いお話しでしたが、お寺に集っておられる方々がこんなにも楽しそうに、生き生きとしておられることが、鳥肌が立つほどの驚きと、上手く言い表せないけどまたお寺に行きたい、行かなければ! と思いました。」涙を流しながらお話し下さいました。
いろんな事情ではありますが、こうして先ずは、阿弥陀さまの前に座れたご縁は尊いことだとお話しをしました。
これからも、一緒にご聴聞いたしましょう。
合掌