坊守のたわごと

日々の忙しさからちょっとのがれて本当の自分を見つめる時間を持ちたい!

本堂書院建築開始のお勤め

2010-11-24 21:26:52 | 松子
本日より本堂書院の建築が始まります。
計画、設計から今日まで随分長い時間がかかりましたが、いよいよ念願の工事に取りかかるところまでこぎ着けました。
総代さんをはじめ、設計の先生、松井建設のみなさんと共に本堂書院でお勤めを致しました。
書院81年の長きにわたり正法寺をささえたこの空間に感謝の念をこめお念仏いたしました。

正法寺が築地より移転した当時はこの書院が本堂としての役割を果たしていたそうです。
現本堂が出来てから昭和33年以降はご法事の控え室、お斎の席として多目的に利用されてきました。
ご門徒お一人お一人の思い出の中にいつまでも残っていくことでしょう。

感慨深い思い出に浸っている間もなく、工事は着々と進んでいきます。
あっという間に玄関前の敷石がはがされ、書院の壁や床が解体されていきます。
本当に建築が始まったという感じになってきました。
2年2ヶ月と長期間にわたりご門徒の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、期待に添う新しいお寺に生まれかわることをお約束いたしますので、いましばらくお許し下さい。
これから少しずつでも工事の進み具合をアップいたします。

帰敬式

2010-11-15 21:50:33 | 松子
築地本願寺では11月11日~16日まで親鸞聖人の報恩講がお勤まりになっています。
期間中帰敬式を受けることが出来ます。
ご門徒の大塚さんご夫妻と馬場さんがお受けになりました。
本堂内の照明を落とし、ロウソクのお灯りのなかで、新門様よりおかみそりを受け、法名をいただかれました。
みなさん厳かなお式に大変感動され、お慶びひとしおでした。
これからもお聴聞にいそしまれ仏教徒としての生活を慶ばれますよう念じ申し上げます。
おめでとうございました。



報恩講法要~御礼

2010-11-08 17:12:11 | 松子


お陰様で今年も親鸞聖人報恩講法要をお勤めすることが出来ました。
お天気にも恵まれ本堂いっぱいの参詣者にうれしい悲鳴
現本堂でお勤めする報恩講は今年で最後です。
歴代の住職、坊守、ご門徒から受け継がれたこの本堂で多くの参詣者と共にお勤めできたことを喜び、この法燈を次の代へとつなげていくことの大切さを、あらためて肝に命じた次第です。
長女、次女共に出勤させていただきました。
喚鐘は次女が、恩徳讃の伴奏は長女が担当いたしました。
御仏飯でおそだていただき今日の日が有ることをありがたく受けとめさせていただきました。