坊守のたわごと

日々の忙しさからちょっとのがれて本当の自分を見つめる時間を持ちたい!

卒業

2007-03-29 20:07:44 | 松子
世田谷区の総合福祉センターにてお年寄りの健康管理のお手伝いを3年3ヶ月続けてきましたが本日、無事に終了いたしました。
寺の坊守としての大切な役割がある中で住職をはじめ家族の皆が快く送り出してくれたおかげで無事にこの日を迎えることができました。
私にとっての3年間は大変有意義な収穫の多いすばらしい時間でした。
老人の福祉介護問題は今避けて通ることのできない事です。
センターにてプロフェッショナルのセラピストさん達のサービスを勉強させていただきこの貴重な体験をお寺のなかでも大いに役立てることができそうです。



お彼岸

2007-03-22 23:15:09 | 松子
今年のお彼岸は大変寒い日となりましたがいつもと変わりなくほとんどの方がお参りに見えありがたいことでした。
21日には2回目となりました、彼岸会法要後のぼた餅の接待をいたしました。
浜の坊守さんにご指導いただき、何とか無事、みなさんに喜んでいただくことができました。
あんこも2㎏煮ましたが完食完売
今回のご法要には比較的若い女性の方が多く参られ住職のご法話にも力が入ったことでしょう
私は、お墓参りの方のご挨拶に追われご聴聞できなかったので残念でした。写真も撮れず重ね々残念でした。
毎回思うことですが本当にみなさんご家族、親戚つつうらうらおそろいでお参り下さいます。お子さんの成長、おじいさんおばあさんの元気な様子、お父さんのくたびれた様子、奥さんの生き々とされている様子にあえ、みなさんにお声をかけていただいたり、ご挨拶をしたり、「こんなひとときっていいなぁ~」って大きな青空を見上げ、つくづく思います。坊守みょうりにつきるひとときです。

~ついしん~
お彼岸の入りの日18日次女の所属する龍大吹奏楽部が池袋の芸術劇場・大ホールにて行われました「饗宴」に出演しました。
うちの娘も演奏させていただけると言うことで前坊守とこっそり出かけてきました。
今回もまた素晴らしい演奏を聴かせていただき感激でした。
トロンボーンの競演がすばらしくその中に真実がいると思うとなお力強く感じみぞおちに響くような素晴らしい演奏でした。
またパーカッションが素晴らしく小気味良く決まる、上手く表現できませんがとても素晴らしい演奏でした。
前坊守もうれしそうで、「おじいちゃんにも聞かせてあげたかったね」とご満悦でした。
ちなみに真実が今使っているトロンボーンは前住職が生前真実のためにと買ってくれた形見の楽器です。




坊守会

2007-03-12 21:46:01 | 松子
本日、善宗寺さまにて世田谷組の坊守会。
池田行信先生による「歎異抄の拝読」
2003年より始まり本日最終章~
4年がかりのお勉強会でした。
聖典をめくる手つきも板に付いたころには終わりとなり残念なようですが、次回は聖人のお手紙を皆で読みましょうとのことですので、まだまだ聖典めくりは続きます。
それにしても、善宗寺さまのお庭は良く手入れがいきとどいておりすばらしいお庭でした。
ちょうど寒緋桜(緋寒桜、台湾桜)の花が満開でした。よく見ますとつがいの鳥が一生懸命、蜜でも舐めているような~
なんの鳥でしょうか
うちのワンちゃん達はつがいではなく母娘ですが仲良くツーショット
私たちも仲良くいきたいものですね

全国坊守、寺族女性連絡会に参加して~

2007-03-08 18:58:07 | 松子
2月20日~21日の2日間、全国坊守、寺族女性連絡会の研修会があり初めて参加させていただきました。
何故今ごろ
そ~なんです
PCが壊れてしまいなかなか復活しなかったので間の抜けた記事になってしまいました。
龍谷大学教授友久久雄先生の「仏教(真宗)とカウンセリング」と題しての講演はとても興味深い内容でアッと言う間の2時間でした。
その後分科会として各内容で自分の興味のある会へ参加してのワーク・ショップでした。
私は荘厳と実践と言うグループに参加して仏華を習いました。
仏華でも平常花と法要花ははっきり区別されておりこの2種類を本山の花をすべていけておられる花信の先生に直々お習いしました。
法要はすべて大切ではありますが御正忌報恩講の法要は真宗門徒にとっては、一番大切な法要ですから、その時の仏華はことさら手のこんだお花が生けられるそうです。準備期間1ケ月は充分かかるそうです。
真から役枝まで一つ一つ細工されています。
ご本山のお花の見方が今までとはまったく違ってきます。
また自坊での荘厳への考え方も大きく変わってきました。
常に仏さまのおられる浄土の荘厳を生けさせていただく事により、仏さまが呼び続けてくださる本願の声にあわせていただく本当にありがたきことです。
素晴らしい研修会のご縁にあわせていただいたことに感謝いたします。

研修会後次女のところへちょっとより19歳の誕生日をお祝いし早々、住職がインフルエンザにかかったとのことでとんぼ返り
いつの間にか、次女も一人暮らしにも慣れきちんとした生活ができるようになっていました。
長女は本来なら今日が大学の卒業式
小学校から16年お世話になった学校でしたからきちんと終わりたかったのですが
4月から築地本願寺にお世話になることが決まり昨日よりご本山で研修と相成りました。
本当に二人とも素直に育ってくれました。ありがとう