坊守のたわごと

日々の忙しさからちょっとのがれて本当の自分を見つめる時間を持ちたい!

感謝

2007-10-16 16:02:40 | 松子
10月11日の明け方 3時06分私の母が74歳をご縁とし、お浄土へと還って往かれました。
最近、あちこち悪いところが、ちらほら見え隠れはしていたものの、その日まで何ら変わりなく時間通りの生活をしていたそうです。
前日の電話で、いつものように私の家族の事を案じてくれる声も大変元気で、いまでも脳裏に焼き付いています。
脳梗塞と脳内出血により何の手当もできず眠るように、ただ眠るように静かに往ってしまいました。
忙しい忙しいを隠れ蓑にし、なかなか母のそばには帰れず、親不孝の限りを尽くした事が大変申し訳なく思っています。
やっと臨終に間に合ったものの「ありがとう」の言葉さえ伝えることができませんでした。
私に食べさせるためにと、みそを造り、送る準備をしてありました。
前日まで几帳面に日記が付けてあり、やはり私のことを案ずる文面が…
いつの時も私達のことを思い案じてくれた母でした。

お浄土へと往ってもなお、変わらず案じ続けてくれる母へ、心からありがとうございましたと、ただただ感謝申し上げます。
南無阿弥陀仏           合掌