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原発問題

原発事故によるさまざまな問題、ニュース

原子力委員長代理が核燃料全量再処理「撤退を」

2012-06-05 22:22:59 | 未分類

原子力委員長代理が核燃料全量再処理「撤退を」

読売新聞 6月5日(火)19時28分配信

 内閣府原子力委員会の鈴木達治郎委員長代理は、5日に開かれた原子力委定例会で、原子力発電所からの使用済み核燃料を再処理し、燃料として再利用する「核燃料サイクル」政策について、「全量再処理に積極的な合理性はなく、全量再処理から撤退することを明確にすべき」と述べた。

 国の原子力政策は、全量再処理を前提に核燃料サイクルを進めるとしている。原子力委員が公式の場で、全量再処理からの撤退に言及するのは極めて異例。

 鈴木代理は「(再処理後のプルトニウムとウランを利用する)高速増殖炉は実用化が不確実」とし、青森県六ヶ所村での再処理事業も継続するかどうか検証すべきと指摘。その上で、再処理と地中に埋める直接処分の併存策が合理的とした。

最終更新:6月5日(火)19時28分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120605-00001018-yom-sci


「人の命程尊いものはない」その当たり前のことを守るための発言が村八分になるのならこの国の未来はない。

2012-06-05 12:52:14 | 未分類

「人の命程尊いものはない」その当たり前のことを守るための発言が村八分になるのならこの国の未来はない。

 

管氏のことば (ゆみっち)

2012-06-02 09:45:35

管 直人氏の言葉
私は3月11日までは安全性を確認し、原発を活用する立場で首相としても活動した。しかし、この原発事故を体験する中で、根本的に考え方を改めた。今回の福島原発事故は、我が国全体のある意味で病根を照らし出したと認識している。
戦前、軍部が政治の実権を掌握した。東電と電事連(電気事業連合会)を中心とする「原子力ムラ」が私には重なって見えた。東電と電事連を中心に原子力行政の実権を、この40年間、次第に掌握し、批判的な専門家や政治家、官僚は村八分にされ、多くの関係者は自己保身とことなかれ主義に陥って、それを眺めていた。私自身の反省を含めて申し上げている。
現在、「原子力ムラ」は今回の事故に対する深刻な反省もしないまま、原子力行政の実権をさらに握り続けようとしている。戦前の軍部にも似た、原子力ムラの組織的構造、社会心理的構造を徹底的に解明して、解体することが原子力行政の抜本改革の第一歩だ。原子力規制組織として原子力規制委員会をつくるとき、アメリカやヨーロッパの原子力規制の経験者である外国の方を招請するのも、ムラ社会を壊す上で一つの大きな手法ではないか。
最悪の場合、首都圏3千万人の避難が必要となり、国家の機能が崩壊しかねなかった。今回の事故を体験して、最も安全な原発は原発に依存しないこと、脱原発の実現だと確信した。
(朝日新聞朝刊2012年5月29日号)

上記の言葉・・・・重く受け止めマスコミはこの内容をトップニュースで報じるべきだ。

私は福島の事故が起こるまで政治に無関心でした。
このような闇の社会構図が存在することさえ知りませんでした。
しかし、菅さんが脱原発を唱えたころから菅さんのマスコミの風あたりが強くなり菅おろしが行われ原子力村の言いなりである野田氏が実権を握った。
政治に無関心な私もこの時初めてこの国を誰が動かしているかがわかりました。
落胆、驚愕、怒りでいっぱいでした。今も・・
浜松原発を止めた管さんを原子力村の人は許さなかったのだと。
世間で管さんの痛烈な非難が起こりました。
すべて私達の世論は原子力村の意のままです。
原子力村の構図を何としても打破するべきです
http://nuclearpowermafia.blogspot.com/
「人の命程尊いものはない」その当たり前のことを守るための発言が村八分になるのならこの国の未来はない。
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111213/zsp1112130928000-n1.htm


皇室や文化庁を京都へ移転の話が正式に出ている

2012-06-05 12:46:48 | 未分類

皇室や文化庁を京都へ移転の話が正式に出ている

 

バックアップで京都へ (ゆーりん)

2012-06-02 16:46:47

皇室や文化庁を京都へ移転の話が正式に出ているようです。
まあ今さら別に驚きはしませんけどね。
全ての宮家が移るのでしょうか?
もしそうなれば秋篠宮家のご長男はどこの学校に通うことになるのでしょうか?

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kyoto/news/20120530-OYT8T01473.htm

瓦礫汚染は避難されて来た方も地元の方にも共通する問題です。
タッグを組んで阻止に取り組んで参ります。

人脈を自ら作り広げていけないようだと自分に情報が入って来にくい→死活問題にも関わるような気がしてなりません、特に311以後は、です。

 

Unknown (Unknown)

2012-06-02 13:15:27

眞子さん英国留学へ。

 

皇室や文化庁 京へ移転を 首都バックアップ検討委

 災害時の首都機能バックアップに関する検討委員会が30日、上京区で開かれ、京都が受け持つことができる機能について、皇室の居住や文化庁の移転などとする中間報告がほぼまとまった。近く、国に提案する。

 検討会は府や京都市、学識経験者らで構成。機能を受け入れるエリアとしては、京都市中心部と桂イノベーションパーク、らくなん進都、学研都市を対象としている。

 検討会では、京都は首都圏と同時に被災する可能性が低く、地理的にもアクセスしやすい利便性があることを確認。その上で、京都御所や京都迎賓館があることから、皇室の人々の居住や儀礼の実施を受け入れやすいと判断した。また、文化庁や観光庁の移転、国会や首相官邸の代替施設となる可能性があるため国立京都国際会館の機能を強化することも国に提案する。

2012年5月31日  読売新聞)

“ヤラセ”は当たり前!電力会社のゴーマン経営が死を招く

2012-06-05 12:40:14 | 未分類

“ヤラセ”は当たり前!電力会社のゴーマン経営が死を招く

★原発を造った男たちの原発批判を聞け!

2011.12.14

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111214/zsp1112141058003-n1.htm より

蓮池氏は福島第一原発の保守管理をしていた頃、原子炉を冷却する循環水ポンプが屋外にむき出しになっていることに不安を覚えたという

 09年まで東京電力の社員であった蓮池透氏は「世間的に見れば邪道ということも、電力会社は“自分達のやることがスタンダード”と平気でやっている。特に地方では『自分達はナンバー1企業、だから文句を言うな』という風潮がある」と指摘する。

 「例えば玄海原発再稼動をめぐる九電のやらせメール問題。あの程度のことは、どこの電力会社もやっています。例えば、タウンミーティングや公開討論会で、応募ハガキを見て何人くらいの原発反対派が来るか予測します。地元でイベントを行い住民に理解してもらった、というのは原発推進の重要なステップ。失敗は許されません。ですから、反対派住民が大挙して押しかけることは防がないといけないのです。電力会社には原発賛成派・反対派に関するデータの蓄積がありますので、例えば5人の反対派が来るなら、30人は賛成派の住民をかき集める。集まらない場合は東電や関連企業の社員を『市民』として参加させます。私自身、『市民』役としてこの種の催しに参加させられたことがあります。もちろん社命です。賛成派の人員を確保するだけではなく、電力会社側が質問してもらいたいことをメモにして参加者に渡すこともあります。専門家でもない普通の主婦の人が『排気塔から出るコバルトの量は?』など、参加者の中にはメモをそのまま読んでしまって困ることもあったのですが」

 電力会社特有の驕りは、本来、何にも増して優先されるべき、安全管理の分野でも深刻だったという。今年3月の事故発生以前から、老朽化が問題視されていた福島第一原発についても、「東電の中では、ほとんど事故の心配はされていませんでした」と蓮池氏は語る。

 「それどころか、東電の経営陣は、減価償却のほとんど終わった福島第一を動かせば、それだけ儲かると、いかに原発の寿命を延ばすかということに腐心していました。経営を楽にしたい、利潤を大きくしたいという発想だったのでしょう。米国では、各原発に何年の何月何日まで、運転許可するという具体的な期限があるのですが、日本の場合、一般的に寿命40年とされていますけども、いつ止めるという明確な期限は定められていません。だから『点検評価したら、まだまだ大丈夫だとわかった』と10年寿命を延長してしまう。福島第一の原子炉については、老朽化だけでなく、東電は『年式の問題もある』と認めましたけど、安全性の低い旧式の原子炉を稼動させ続けるということは本来やるべきではありませんでした」

蓮池透氏 「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」元事務局長として知られる。東京電力へ77年入社。福島第一原発の保守管理に携わり、高速増殖炉もんじゅの概念設計にも従事。著書に『私が愛した東京電力』(かもがわ出版)など。


データ改ざんを拒否したらクビ!“原子力村”の腐った体質

2012-06-05 12:35:53 | 未分類

データ改ざんを拒否したらクビ!“原子力村”の腐った体質

★原発を造った男たちの原発批判を聞け!

2011.12.13

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111213/zsp1112130928000-n1.htm より

 ストレステストは、菅直人前首相が、原発再稼働の前提条件として実施を決めた。これについても、彼は問題提起をしている。

 「ストレステストの結果は、JNESと原子力安全・保安院が審査をすると言っています。ところがその評価基準がない。何をやっていいのかわかっていないのが実情。今の日本の原発はすべて、一度止めたほうがいい。特にBWR(沸騰水型)はもう廃炉にすべき。それ以外の施設も、しっかりと地震、津波対策、全交流電源喪失対策の評価基準を作ってから再稼働を審査するべきでしょう」

 なぜ、国は原発の評価基準を作れないのだろうか?

 「電力会社も官僚も、評価基準を作る能力がないからです。専門知識と技術を持つのは私のようなメーカーの技術者だけ。ストレステストは、メーカー(電力会社)が分析した結果を、同じメーカーのOBが審査するという茶番。今のやり方では再稼働のための儀式でしかない。欧州では、利害関係のない他国技術者が審査しています」

 藤原氏は三菱原子力(現・三菱重工業)で28年間、原発の設計、開発に携わると同時に、安全運用のための品質マネジメントシステム(QMS)にも早期から取り組んだ。その後JNESに入って5年間にわたって検査員を務めてきた。その彼が「原子力村」の体質を根本的に変える必要があると訴えているのだ。

 「これまで経産省、電力会社、研究機関、御用学者らが一体となり、官僚を頂点としたカースト制度で上意下達の組織を作ってきた。営利追求の電力会社が、技術素人の官僚たちを操っている」

 藤原氏もまた、その圧力を身を持って体験してきた一人だ。

 「三菱重工に勤務していた99年、敦賀原発2号機で再生熱交換器連絡配管に亀裂が入り、冷却材が漏れるという事件が起ましきた。私が、事故原因説を提案したところ、拒絶された。なぜならその説を採用すれば、他原発でも補修の必要が出て、半年から1年の長きにわたって多数の原発を運転停止する可能性があったからです。安全よりも経済が優先されたのです」

 その4年後、北海道・泊原発2号機で同じ事故が起きた。もし99年当時、藤原氏の事故原因説が採用されていればその事故は起こらなかっただろう。

 さらに藤原氏は’09年、泊原発3号機の使用前検査データを上司から改ざんするよう命令された。しかし彼はその命令を拒否したため、JNESを解雇された。10年8月、JNESに対して定年後の再雇用と慰謝料を求めて東京地裁に提訴。現在も公判中だ。

 「こんな原子力村の体質を放置していたら、いずれ大事故が起きると思い提訴しました。図らずも福島の事故が起きた。このまま原子力村が変わらなければ、再び大事故が起きる。そういった面で、多くの人がこの裁判に注目していただきたいと思っています」

 ■藤原節男氏 72年4月三菱原子力工業(現・三菱重工業)入社。05年原子力安全基盤機構勤務、検査業務部調査役。’09年3月北海道電力泊原子力発電所3号機の使用前検査を手がけ、組織的なデータ改ざんなどを内部通報。10年3月退職。


福島原発3号機“核爆発”を起こした!専門家が断言

2012-06-05 12:34:38 | 未分類

福島原発3号機“核爆発”を起こした!専門家が断言

★原発を造った男たちの原発批判を聞け!

2011.12.13

http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20111213/zsp1112130929001-n1.htm より

 「福島第一原発3号機で3月14日に起きた爆発はピカドン(核爆発)だ!!」

 そう語るのは、’10年の春まで日本原子力安全基盤機構(JNES)で原発検査員を務めていた藤原節男氏。原発の施設と運用について隅々まで知る専門家の一人だ。

 「3号機の爆発では、一度ピカっと炎が出た後、ドーンと黒煙がまっすぐ建屋上方へと立ち上っています。水素爆発であんな黒い煙は出ません。キノコ雲の形状といい、核爆発の現象に酷似している」

 しかし、政府、東電の発表では、原子炉内部は安定を取り戻してきているはずだが?

 「重要な放射能飛散原因は、使用済み燃料プールです」

 彼は一原発を陸側から写した航空写真を取り出した。

 「建屋上部フレームは、使用済み燃料プールの場所が吹っ飛んでいます。プール内で爆発が起こり、そこにあった燃料棒は飛び散ってしまったと思われます」

 だが、たとえ使用済み燃料が溶融して下に溜まっても、果たしてそれで核爆発は起きるのだろうか。

 「3号機の燃料プール内では、爆発が生じるまでに冷却水が少なくなり、ジルカロイ・水反応で水素が発生。上方の燃料被覆管が溶けて、中のペレットはブロック崩し状態。プール内が原子炉さながら、小出力で臨界状態となって水が沸騰したと思われます。そして、プール水面上方で水素爆発。その圧力で沸騰水中のボイド(水蒸気)が圧縮。ボイド反応度係数はマイナスなので、一気に核分裂の反応度が高まり、即発臨界の核爆発が起きた。3号機爆発のスローモーションビデオを観ると、爆発音が3回聞こえる。これが、水素爆発の後に核爆発が生じた証拠です」

 続いて彼が指差したのは、排気筒と3号機を結ぶ配管部分だ。太いパイプはそこで断裂し、短い管が口を空けて転がっている。

 「東電は、定期点検中の4号機で水素爆発が起きたのは、3号機で発生した水素がこの配管を通って、4号機建屋に入ったためだと説明しました。しかし写真を見ると、このとおり配管は繋がっていない。4号機でも使用済み燃料プール内で水素が発生して、爆発したと言える。3、4号機爆発とも、使用済み燃料プールの水素なら、1号機も使用済み燃料プールの水素による爆発ではないか。これら重要な事故シナリオについて、誰もダメ出しをしていない」

 彼は、脱原発の技術者たちにもこれら事故シナリオ内容を投げかけたが、コメントを控えたという。「日本の技術者は、自分の専門領域以外のことにはなかなか発言しようとしない」と藤原氏は苛立つ。


「原子力の平和利用と核不拡散」について 平和利用という言葉に隠された軍事目的

2012-06-05 12:24:15 | 未分類
* 「原子力の平和利用と核不拡散」について
平和利用という言葉に隠された軍事目的


http://nuclearpowermafia.blogspot.jp/search/label/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E5%A7%94 より
 
日本の原子力の研究開発及び利用は、平和目的(つまり発電)に限って行うことが法で定められている。しかし実際は、原発の使用済み核燃料から製造されるウランとプルトニウムで核兵器の製造が可能*1,2,3,4,5,6,8,9,20,21であり、日本も他の全ての国と同様、平和利用というのは表向きで、裏の目的は核武装である*8,9,20,21と言われている。


日本が核武装するというと驚かれるかもしれないが、核兵器について触れられた外務省の極秘文書が暴露されている。

"当面核兵器は保有しない政策をとるが、核兵器製造の経済的・技術的ポテンシャルは常に保持するとともにこれに対するせい肘(=抑制)を受けないよう配慮する。又核兵器一般についての政策は国際政治・経済的な利害得失の計算に基づくものであるとの趣旨を国民に啓発し、将来万一の場合における戦術核持ち込みに際し無用の国内的混乱を避けるように配慮する。*8" 
つまり、日本の核兵器製造能力の保持を、国際政治・経済的理由であるとして国民を欺く、という内容である。これが「エコロジー」「安い」と触れ込んだ原子力発電の正体である。現に、鈴木達治郎委員長代理は、原発でできるプルトニウムで核兵器を作る研究(出典)を発表している。

日本の政治家の中には核兵器を持つことに肯定的な発言している人*21がいるのも事実。安倍晋三元首相*7石原慎太郎都知事*4,5などは非核三原則を無視するような発言をしており、今まで原子力政策を推し進めてきた自民党に至っては、政調会長(公約や政策立案をする機関の長)石破茂「核を作れる原発を抑止力とするべき」とテレビで公言*1している。

日本の原発の導入は冷戦期のアメリカの核戦略の一環*19,22であり、現在も原発を日米安保の問題と捉える見方*19も多い。日米原子力協定の交渉では、「原子力の平和利用」の名の下に、東京電力や関西電力の役員が政府の専門職員となるなど、電力業界が全面的に関与してきた。また、東電会長勝俣恒久、元会長荒木浩が、政府の防衛大綱の有識者会議座長を務めるなど、業界トップが安全保障政策への関与を続けてきたのも事実である。

原子力委員会委員たちの「原子力の平和利用と核拡散防止の両立を目指す」という言葉について考える。「両立」という言葉は、通常、同時に成立し難いことを成り立たせるときに使う。つまり、「原子力発電と核拡散防止は同時に成立し難い」という認識がある。近年、日本政府はしきりに原発を世界各国に輸出しようとしているが、原発の輸出は核開発技術を売ることでもあり、また、輸出相手国が原発を保有することが近隣の国々に脅威を与え、それらに核武装もしくは原発推進(=核開発)させる動機を与えることでもある。さらに、日本が米国から買った技術を転売しようとしているように、将来、輸出相手国がその技術を他国へ伝える危険もある。すなわち、連鎖的核拡散になり得るのである。そうと分かった上で、それでも世界に核をばら撒き、目先の金儲けで潤おうというのが、日本の国家戦略なのである。ちなみに、前出の鈴木達治郎委員長代理は、軍民両用技術の輸出管理政策に関する研究(出典)も行っている。

ここで、作家・広瀬隆氏の言葉を引用したい。
- 私たちの世代から、最後に言い残しておきたいことが一つあります。
この原子力産業が、1953年12月8日に、アメリカのアイゼンハワー大統領が「原子力の平和利用(Atoms-for-Peace)」を宣言して始まった歴史を決して忘れないでほしいということです。このレトリックに全世界が欺かれてきました。原水爆を生み出す核兵器産業が今日まで連綿と生き続けられたのは、この文句のためです。アイゼンハワーがなぜ「平和」の言葉を使ったかと言えば、その正体が、人間を殺すための軍事技術だと知っていたからです。一瞬の閃光と熱で、大量の人間を地上から抹殺する技術です。ウランの採掘から濃縮、そして発電後にその燃料が行き着く先は、原爆材料プルトニウムの抽出という最後の目的地であって、今、日本全土の原子炉に潜在している危険性です。その正体を隠すために生まれたのが、平和利用という仮面なのです。 (中略) 六ヶ所再処理工場と高速増殖炉「もんじゅ」の目的地も、そこにあるのです。
これは、平和どころか、悪魔の所業です。人間と共存させてはならない技術です。 -
(広瀬隆・明石昇二郎 「原発の闇を暴く」より)

原子力村の利権、日米関係のほかに国が原発にしがみつく理由は、石破茂が「核を作れる原発は抑止力」と言ったように、「国防」である考える人もいるかもしれないが、実際それが国を守る手段として適切かは疑問が残る。「浜岡原発が逝ったら首都圏は壊滅する」と言われているが、もしそこにミサイル等が打ち込まれたらどうなるだろうか。原発は攻撃の格好の標的である。現に日本政府も当然ながらそれに危機感をもっており、以前から原発への攻撃をシミュレーション*10している。ドイツでは、政府主導で行われた極秘のフライトシュミレーション実験を行い、ドイツ連邦刑事局は原発への空からの攻撃の可能性を肯定*14した。また近年、福島、イラン、フランスなど国内外の原発へのサイバー攻撃*14,15が相次いでおり、2011年11月日本政府は原発へのサイバー攻撃を含む原発テロ攻撃対策*16を進めている。

日本は国土は小さいにもかかわらず世界第三の原発大国であり、日本各地に17箇所54基、近年完成予定のものが4箇所14基もある(2010年3月末時点 出典)。しかも日本列島は今地震の活動期で、近年更なる大震災の可能性があると国内外の多くの専門家にも指摘されていながら、いくつもの原発が断層の真上や津波の起こる海岸沿いにある。福島の事故で最悪のシナリオとして指摘されたのは、福島第1がダメになれば福島第2もダメになる。福島第2もダメになったら、今度は東海第2原発もダメになる、という悪魔の連鎖*17である。このシナリオの引き金とされる4号機の使用済み核燃料の崩壊は、工事ミスと壁のずれという超偶然に救われた*18ということがわかっている。日本は、いつ爆発してもおかしくない連鎖状核爆弾を何十個も、自ら進んで体中に付けているのである。

以上のように、元々日本政府は原発を軍事的に利用をする狙いがあったことは明らかだが、国中原発だらけになった理由は、原子力村の金儲けによるところが大きいのだろう。日本のこうした裏事情を苗床にして、表からは見えにくい利権の癒着構造がはびこったのだ。悲惨な事故が現実に起こってしまったが、今が、国、そして各界の利権に巣食う人間の個人の責任を明らかにし、罪を裁き、日本を変えていく、最大の、ともすると最後のチャンスである。


出典
 

*15 イラン原発を襲ったサイバーテロ
 NEWSWEEK 日本版 2010年10月06日
*16 原発へのサイバー攻撃対策 政令改正へ
 読売新聞 2011年11月15日
*22 原発導入のシナリオ ~冷戦下の対日原子力戦略~
 NHK 現代史スクープドキュメント 1994年3月16日

6月4日(月)のつぶやき

2012-06-05 02:42:58 | つぶやき
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「放射性物質 40日で地球1周「世界各地の地上にちりなどと共に落ちている」」 goo.gl/yopN3

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「四国や九州の養殖魚”鯛、はまち、ブリ”のエサは茨城や関東の小魚である」 goo.gl/09ozR

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