被曝から老化し免疫力低下して症状が出るまでのメカニズム
http://d.hatena.ne.jp/kuhuusa-raiden/20111006/1317883158 より
被曝の影響は、まず老化&免疫力低下のようですね。低線量被曝から老化し免疫力低下して症状が出るまでのメカニズムを調べてみました。
(1) 放射線の電離作用で、体内の水からヒドロキシラジカルが発生
ヒドロキシラジカルは、フリーラジカルの 中でも最も酸化力が高く、糖質・タンパク質・脂質などあらゆる物質と反応
また、細胞膜表面の脂質も酸化され細胞膜がこわれる(ペトカウ効 果)
毛細血管の外壁は、単層の内皮なので、毛細血管から破綻出血。これが、鼻血、血豆、青あざ とかの原因のようです。低線量被曝の症状が、糖尿病ふくめ毛細血管の発達しているところに多いのも当然かなと思います。
血管内の脂質が酸化すれば、動脈硬化がおきやすくなりますから、心筋梗塞や脳梗塞が増えるというのも納得できました。
・・・
olivenews 脂質は、活性酸素(特に、ヒドロキシルラジカル)により酸化変性され、過酸化脂質が生じる。ヒドロキシルラジカルにより、酵素蛋白が酸化変性される。酸化された不飽和脂肪酸を含む酸化LDLは血管内皮細胞を障害し、動脈硬化を来たしたり、血栓を作りやすい体質にする。心筋梗塞や脳梗塞が発症する。
・・・
(2) フリーラジカルが老化の原因とする説が現在有力。
ガンの原因でもある。
もちろん遺伝子破壊もガンの原因。被曝は両方に作用。
(3) 老化により、免疫機能も低下。感染症にもかかりやすくなるし、いわゆる成人病もふえるし、脳血管障害や心筋梗塞も増加。
この免疫力低下には、免疫に関わる白血球などが細胞単位の組織で、その細胞膜が破壊されることも関係していそうですね。もちろん、骨髄など免疫に関わる細胞を作る組織が被曝して、作れなくなることも関係していると思いますが。
・・・
olivenews 2004年10月、体内で発生する「活性酸素」が貧血や免疫不全を誘発することを、慶応大学医学部の平尾敦助手らと協和発酵の共同研究チームが発見した。赤血球や白血球など血液細胞の増殖を妨害するためで、活性酸素を減らす薬を投与すると症状が改善することを動物実験で確認した。
・・・
被曝で老化することから、チェルノブイリ原発事故以後の旧ソ連各国の平均寿命の推移も当然かなと思います。
http://savechild.net/archives/347.html
(4) ヒドロキシラジカルによる酸化は、さまざまな症状の原因の可能性
また、水分は、血管の内外、細胞の中ほか体中にありますから、 ヒドロキシラジカルは、体中で発生しそうです。
そのあたりが、免疫力低下もふくめ、以下の低線量被曝症状とされることに関係していそうです。日焼けなどは、放射線が紫外線よりも短い光であることも関係しているかも知れません。
ーーー
頭痛、めまい、耳鳴り、鼻血・鼻水、髪の毛が抜ける、
目の異常 (はれ、かゆみ、ヒリヒリ、熱くなる)、
目の下のくま、口内炎、 首のこわばり、リンパのはれ、
甲状腺のはれ、のど(チクチク,イガイガ,ヒリヒリ,痛い)、
せき(長く続く、喘息様)、たん(続く、からむ)、
吐き気・嘔吐・むかつき、腹痛、胃痛、
下痢(続く、黒い)、心臓病、
不眠、精神不安、集中力がない、物が覚えられない、
頭がぼーっとする、突然の眠気、突然の脱力、
傷が治りにくい、アレルギーの悪化、
皮膚(ヒリヒリ、突っ張る)、湿疹(で た、消えない)、
雪焼け様の日焼け、服の上から日焼け
ーーー
新規エイズが四半期レベルで過去最多だそうです。
が、エイズの流行も1963年ごろの大気圏核実験が引き金という話も出てきました。
「放射性物質でウイルスが突然変異。骨髄の免疫組織に被曝し免疫力低下した子が大量に誕生。18年後の1980年代初め、変異ウイルス保有&性の適齢期で、エ イズが流行」
p140<=
ーーー
Kazumi_x 【放射能被害の実態】 過去10年間と比較して「無菌性髄膜炎」「手足口病」「急性出血性結膜炎」「マイコプラズマ肺炎」の発症数が異常に増加している事実 [国立感染症研究所感染症情報センターによる統計データより]
http://technoworks.org/NewWorld/?p=812
・
ryu__sato 5月息子のクラス全員手足口病 保育園3歳、11人クラス全員でしたよ。
・
0514daichan うちの保育園も1クラス9人だが、全員発症したよ
・
supli33 我が園では4月に溶連菌が大流行。0歳児保育以来、流行感染ものは一切したことのない息子が初感染しました
・
77e3 ウチの幼稚園でも9月謎の高熱で11人欠席しました。びっくりでした。
・・・
onodekita 細菌性赤痢 細菌性赤痢14例 菌種:S.sonnei (D群)12例_
感染地域:山形県3例 *、福島県3例*、茨城県1例、埼玉県1例、千葉県1例、国内(都道府県不明)2例、インドネシア1例
http://idsc.nih.go.jp/idwr/douko/2011d/36douko.html
まだまだ続いているのに報道皆無
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チェルノブイリでも後天性免疫不全がおおく、チェルノブイリエイズと呼ばれているようです。
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20110704/1309736073
私の次男も甲状腺が腫れ、バセドー病と診断されました。薬がきかず、放射性ヨウ素による治療をすすめられました。さいわい、数回の鍼治療で腫れが引き、検査数値も下がりました。放射性ヨウ素による治療は避けられそうで、ほっとしています。
被曝に対する養生など基本的なことは、以下の「被曝の養生」リンクを参考にしてください。
~~~111014追記~~~
「DNAは、一人185g <<< 細胞1個あたりが3pgで、人は約60兆個の細胞で構成( http://bit.ly/mRwdwr )」ということで、体重60kgなら、体重の0.3%。体の水分量は、成人で体重の60%として、DNAの200倍。比重が大して変わらないとすれば、放射線がヒットする確率も200倍。DNAの比重は小さくエタノール(比重約0.8)に浮く( http://bit.ly/f4kDnN )そうなので、比重0.5としても、ヒット確率100倍。・・・これで合っているのかな?
~~~~~~
~~~111019追記~~~
突然死も出ているようですね。
・・・
突然死症例のまとめ http://togetter.com/li/202214
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~~~111031追記~~~
低線量被ばくの可能性が考えられる気になる症状 http://mphoto.sblo.jp/article/49167129.html
(自身も五歳のお子さんをもつ方が自分で調査したものだそうです)
・・・
yutaka444 日本全国の被曝の症状を集めた『みんなのカルテ』。一覧になっていて、しかも症状別にも分かれていて、大変見やすくなりました。 http://sos311karte.blogspot.com
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~~~111104追記~~~
onodekita ガン、心不全、手足口病、マイコプラズマ肺炎。無菌性髄膜炎。医師なら全員知っている病気。違うのは、頻度が例年とは比較にならないくらい多いことだ。あと、若年性の心筋梗塞。突然死。くも膜下出血も、多くなりそうだ。色々と理由付けされるだろうが・・・
私は医師ではあるが、専門医ではない。いわゆる町医者。専門医からすれば吹いてとぶような存在。所詮付け焼き刃。内部被曝なんて肥田先生のビデオ、本を読んで勉強している。それでも、専門家が嘘をついていることくらいはわかる
・・・
bohemiannmama 塾の先生と三者面談。放射能の影響による避難で子供たちが急激に減った福島市内にあるお受験が必要な小学校と幼稚園。避難した多数が医者の子供だということでした。残された子供たちの親は相当に苦しんでるそうです。
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~~~111107追記~~~
KamiMasahiro 現場からの医療改革推進協議会シンポジウムで 「福島県立医大そのものから、医師が100名離職した」そうな。 建設会社の思惑で、病床を増床すると、病床が埋められず
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~~~111108朝追記~~~
神経の情報伝達は、脱分極・跳躍伝導などの形と生理学で習いました。その形式から見ると、まわりの体液から完全絶縁されているわけではないようです。
心筋の刺激伝導系も似た形式のようで、心室と心房のあいだは絶縁されているようですが、それ以外が絶縁されているという情報が出てきません。
心配しているのは、「まわりの体液に、放射線の電離作用でヒドロキシラジカルなどフリーラジカルが沢山あるときには、心筋の刺激伝導系や神経の情報伝達が傷害されるのではないか」ということ。フリーラジカルは酸化作用が強いのですが、酸化とは電子を奪うことだそうなので。
つまり、完全絶縁されてない電線に電子が流れていて、まわりに電子を奪うものが沢山あるときに、電線を流れる電気信号が乱れないのかなということです。
神経や心筋の情報伝達が乱れれば、いろいろな症状の原因になりそうで、心配です。
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~111129追記~~~~~~~
やっぱり心配だなぁ。絶縁されてたら、皮膚の上から心電図や脳波が計測できるわけないからなぁ。
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~~~111130追記~~~~~~~
放射能の脳への障害 http://satehate.exblog.jp/17149582/
AmboTakashi 放射線障害を、癌と白血病だけだと思っている方が多すぎます。被曝で、あらゆる障害が起きますが、最も多いのは、知能障害で、程度の差だけです。 最大の障害は、成人なら、知能低下と性格崩壊、意欲の減退です。
・・・
感想:神経の情報伝達が乱れれば考えられることですね。
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~111206追記~~~~~~~
ncb01721 放射能汚染後の著しい体調の変化および不定愁訴の情報を共有できるよう下記URL掲示板「みんなのカルテ」で収集しています。
統計上、内容にブレが生じないのは2000件。みんなのカルテに症例をお寄せ下さい。あなたのカルテはみんなのカルテに繋がります。
放射能汚染による症状というのは突然決定打が起こるのではなく、こうした多くの何気ないけれども深刻な症状です。
再度お伝えします「このツイッターの中に、家族の理解のなさのために「気のせいよ」ですまされ、食事にも気を使ってもらえず、家族の見えない所で下痢や生理不順や口内炎や目眩に悩んでいる10代後半の子たちがいます。メッセージをいただきます。家族に言えない子たち、カルテ宛てにDMください。」
中学生、高校生へ:君の親が君の下痢や口内炎や生理が止まったことや目眩を無視して食事も改善してくれないなら、いつでもDMかメールください。fukushimakarte@gmail.comです。
・・・
感想:みんなで症状を集めましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~120109追記~~~~~~~
ncb01721 このところ症状を伝えるために送られてくるDMやメールの文体そのものがおかしくなってきています。一ヶ月前にまともに文章を書けたハツラツとしていた人が整合性のある文章を書けなくなってきています。この5日ほどからです。 2012.01.08 10:43
・・・
感想:精神症状が出始めた方が出てきているということでしょうか? 心配ですね。
神経の情報伝達が混乱すれば、出てきてもおかしくはないですが。
~~~~~~~~~~~~~~~~
中国江西省南昌で手足口病流行 病院の廊下まで患者
【新華社】 このところ中国江西省の南昌市では子供の間で手足口病が流行しており、江西省児童医院では廊下にも患者があふれている。
手足口病はコクサッキーウイルスの一種が原因となって起こるウイルス性疾患で、乳児や幼児によくみられる。専門家は流行にあたり、手洗いとうがい、まめな換気や布団を干すことが重要だと話した。
(編集翻訳 尚蕾/編集翻訳 恩田有紀)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/politics_economics_society/296543/
政府は人口の多い福島市・郡山市などを避難させないのか?考察してみた。
http://www.monipo.net/blog/area/a-hukushima/nohinan-fukushima/ より
土壌汚染マップ等で酷いレベルの汚染がわかった原発80Km圏内。
twitterをはじめ、ネット上では「何でもっと広範囲に避難指示がでないのか?」と疑問の声が多数上がっている。
以下、twitterのコメント
多くの人が
「放射能濃度が高い福島市、郡山市民を避難させない理由はただ一つだと思う!賠償金で東京電力及び日本が破綻するからであろう。」
という文面をみて、その通りだろうと思った事だろう。
わたしもそのように感じます。
そこで、80km圏内の人を避難させるとどのくらいの補償金額になるのか、
実際に計算してみる事にしました。
(考察の目的)
政府が資金的に避難をさせられるかを考察してみる。
(考察内容)
避難地域を福島県「中通り」「浜通り」に設定。
統計から、避難者の収入補償の金額を割り出してみる。
※80Kmは同心円状に設定されていて正確な数値を出すのは難しいので中通り・浜通りというくくりで想定しました。
さて、考察に入ります。
まず、福島県の人口を調べました。
人口「202万5千人」
世帯数「72万1千人」です。
平均世帯人数は「2.8名」と計算する事ができます。
福島県のホームページ上に、地区別の人口が表示されていたので会津地区の人口を県の人口から除外してみます。
県総人口:2,025、461人
—-会津地方の人口———
会津若松市:128,591人
耶麻郡:31,123人
喜多方市:54,142人
河沼郡:25,208人
大沼郡:29,759人
南会津郡:31,236人
———————————————-
会津地区人口合計:300,059人
中通りと浜通りの人口は
「県総人口-会津地区人口」で求まりますから
2,025、461人-300,059人=1,725,402人
となります。
県の85%が含まれてしまうのです。
中通り、浜通りの世帯数を算出すると、
1,725,402人÷2.8人(1世帯あたり平均人数)=616,215世帯
約60万世帯が避難対象となります。
さて、収入の補償を計算してみましょう。
上記のグラフから数値を持ってくると
福島県の1名あたりの年間収入は「274万円」です。
1世帯あたりで計算すると、267万円×2.8人=767万円
さて避難する世帯が約60万世帯ですから
767万円×60万世帯=4.6兆円(年間)
となってしまいます。
※細かい数値の算出が論点ではないので、所得税などの計算は省きます。
1世帯あたり家や土地など平均1,000万円の資産があると仮定して
その補償で6兆円。
その他、企業への補償もしなければなりません。
そのうえ、福島県の経済がほぼストップするので国はその分の税収が無くなります。
その他、福島県の中通りを避難区域にしてしまうと、そこから北にある東北にある県にアクセスするのが大変になります。
日本海経由でアクセスするしかなくなります。東北地区の経済・観光は大打撃。
経済が立ち行かなくなるのは目に見えています。
一方、避難させないで放射線の影響で癌になった人が5%発生したと仮定します。
172万人×5%=86,000人
1名あたり、3,000万円の補償と仮定。
「約2.6兆円」
東京電力の営業利益は3年間の平均を取ると
「年間1625億円」
20年で3.2兆円。
やはり現在設定されている避難区域
(原発20Km圏内+計画的避難区域)
程度しか、経済的な負担は無理そうです。。。
わたくし(もにぽ)は経済の専門家でも統計の専門家でもありません。
素人の目線で補償金額を考えてみました。
ブログをご覧になっている皆様が補償について考える時の
たたき台になればよいと思いこの記事を書いてみました。
1.広範囲に避難させれば国家が経済的に破綻
2.避難させないと病人が多数発生する可能性
どちらを選択してもダメージは計り知れません。
こうやって考えると
原発事故のリスクは高すぎます。
事故が起こってしまうと、
酷い選択肢を突きつけられることがわかります。
「広範囲避難を指示」「現在の避難指示以上範囲を広げない」
この2つの選択肢の経済的ダメージが近い数値で、
なおかつ、国が耐えられるのであれば広範囲避難は有り得ますが、
数値を見る限り、残念ながら広範囲避難は国が資金的に耐えられそうにありません。
しかしながら、国がやるべきこと、できる事はたくさんあるはずです。
「校庭の土の入れ替え」などまさしくそれです。
地方自治体が独自に動いているなんて有り得ないですよね。
こんなの、文部科学省の仕事です。
その他にも被曝量を減らす努力は、たくさんあるはずです。
その動きがあまり見られないのには憤りを感じます。
みなさんはどう思いますか?
【追記】
twitterで「問題は「避難させられないから安全にしなくては」と安全基準の方を変えてしまうこと。」という意見がありました。まさしく、その通りです。
いま、基準値をあげてしまって、基準値内だから安全だという形になっています。
それでは、基準値の意味がありません。
基準値を超えたのならば、何とか基準値以下にするように。
それを必死で考えるべきだと思います。
今も継続して放射線を浴び続けているのですから。
「避難もさせる事ができない」
「浴びる線量を下げるための必死の努力も無い」
これでは酷すぎます。
地表汚染マップ。チェルノブイリの強制移住区域と同じレベルに驚きの声。深く考察してみた。
http://www.monipo.net/blog/radiation/osen-map-110508/ より
地表汚染マップの記事の閲覧数がかなり多いので、この記事の内容についてさらに詳しく考察してみることにしました。
今日は詳しく見るために、地表汚染マップを拡大して記載しますね。
さて、考察テーマは、
「セシウム134と137の比率を考え、汚染度合いを把握する。」
です。
チェルノブイリの強制移住区域はセシウム137が55.5万ベクレルでした。
今回発表された地表汚染マップはセシウム134とセシウム137の合計値です。
考察に入ります。
核反応で生成される放射性セシウムは
セシウム134とセシウム137です。
半減期は
セシウム134 が 2年
セシウム137 が 30年
です。
今回出されたマップは、セシウム134とセシウム137の蓄積量です。
これは合計なので、セシウム134とセシウム137に分解してみます。
セシウム134とセシウム137の比率は・・・
参考になる記事がありました。
土壌のセシウム最高値 福島県浪江町
文部科学省は7日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質の調査で、原発の北西24キロの福島県浪江町で6日に採取した土1キログラム当たり、セシウム134とセシウム137を合計で78万ベクレル検出したと発表した。原発の半径20キロ圏外の土壌調査では最高値となった。半減期約2年のセシウム134を35万ベクレル、半減期約30年のセシウム137を43万ベクレル検出。同地点で3月30日に採取した土壌と比較すると、半減期約8日のヨウ素131の検出値は10分の1以下で、文科省は「減少していくヨウ素より、セシウムが放射線の主な放出源となる」としている。
引用:「土壌のセシウム最高値 福島県浪江町」共同通信 2011.05.07
浪江町(ここDASH村があったところですね)
での比率を当てはめて見ましょう。
セシウム134 : セシウム137 = 35万ベクレル : 43万ベクレル
計算すると
セシウム134が、44.9%
セシウム137が、55.1%
です。
さて、比率が出たところで、
汚染マップをもう一度見てみましょう。
1.赤い地域は300万~3000万ベクレルです。
一番低い値300万ベクレル×55.1%=165万ベクレル。
完全アウトです。(チェルノブイリの強制移住区域レベルです。)
2.黄色い部分は100万~300万ベクレルです。
一番低い値100万ベクレル×55.1%=55.1万ベクレル。
こちらもアウトです。(チェルノブイリの強制移住区域レベルです。)
3.緑の地域は60万~100万ベクレルです。
(こちらは、福島駅周辺近辺、いわき市の最北部、伊達市の最西部が含まれます)
一番低い値60万ベクレル×55.1%=33.1万ベクレル。
(こちらはセーフですが)
この地域の中を詳細に計測して判断する事が必要でしょう。
セシウム134は半減期が2年です。
それも考えると、100万ベクレルに近いところは強制移住、
60万ベクレルに近いところは、5年~10年後になんとか戻れるっていう感じでしょうか。(チェルノブイリはこのあたりをどの程度の数値で区切ったのか私は知りませんので推測です。)
4.薄いブルーの地域は30万~60万ベクレルです。
(こちらは、学校の校庭の土問題で騒がれている、福島市・郡山市・二本松市など福島県の大都市の一部も含まれます)
一番低い値30万ベクレル×55.1%=16.5万ベクレル
こちらはセーフですが、何年間かセシウム134の半減期の効果により、線量が下がるまで避難したほうが良いと当然思われます。
今回出されたのは原発から同心円上80Kmまでのマップですが、
さらに
広範囲のマップ(200Km程度まで)
細かい数値帯のマップ(10万ベクレル区切り等)
の公表が求められます。
みなさん知りたいでしょうし、
知る権利があるはずです。
このように数値で計算していくと、
恐ろしい汚染状況だということを
痛感します。
福島県の大都市である、
福島市、郡山市は運が悪く市街地部分が汚染が強かったようです。
福島市は、
福島駅近辺が緑、その周辺が薄いブルー
郡山市は、東北本線(新幹線)と東北自動車道を挟む市街地に薄いブルーの帯がかかっています。
前回は郡山市の地図を載せたので、今回は福島市の地図を載せます。
地表汚染マップと見比べてみてください。
福島駅周辺がやられているのが、わかります。
チェルノブイリの惨状をYoutubeに掲載されている、NHKスペシャルでみたばかりなので、この記事を書いていても震えが来ます。
私は、原発や放射能に関しては全くの素人です。
私の計算が間違っているのではないかと、自分を疑ってしまいます。
twitter等を見ると、専門家レベルの人でもこの数値に驚いたといっているので私の計算は大きく間違ってないのかもしれません。
「チェルノブイリの強制区域の数値、セシウム137が55,5万ベクレル」
「セシウム134と137の比率」
「地表汚染マップの数値」
しか数値は出てこないですし、中学生(小学生かな?)
レベルの計算だと思います。
こんな数値が出ていて、
20Km範囲+計画避難区域の人が避難するだけでよいのでしょうか?
私にはさっぱり理解できません。
チェルノブイリの例を当てはめると、
相当な範囲で強制移住区域(これはたぶん数十年入れないレベル)
を設定しなければなりませんし、
福島市、郡山市などの福島県の主要都市も
数年間程度の避難区域
と設定しなければならないと思います。
みなさん、どう思いますか?
下記は福島市の地図です参考までにどうぞ、
郡山の地図は前回の記事に掲載したのでこちらをご覧ください↓
地表汚染マップ公表。避難地域以外でも広範囲の汚染が明らかに。
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地表汚染マップ公表。避難地域以外でも広範囲の汚染が明らかに。
一歳児甲状腺内部被曝量と成人の外部被曝量比較 SPEEDI
SPEEDIの福島原発周辺の内部被爆量積算値予測 驚きの数値 シーベルト単位だ。
NHKスペシャル「汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜」の感想 1/5
NHKスペシャル「汚された大地で〜チェルノブイリ20年後の真実〜」の感想 2/5
地表汚染マップ公表。避難地域以外でも広範囲の汚染が明らかに。
http://www.monipo.net/blog/radiation/134-137-110506/ より
文部科学省とは、米エネルギー省と協力して航空機で放射性物質の蓄積量を測った。
チェルノブイリの原発事故ではセシウム137が55.5万ベクレル以上の地域が強制移住の対象となった。
今回発表された汚染マップを見ると、計画避難地域以外でも高い数値が出ている。
航空機計測もとに「地表汚染マップ」 日米共同で製作
文部科学省は6日、福島第一原発から80キロ圏内の地表の汚染マップを初めて公表した。米エネルギー省と協力し、航空機を使って、地表1〜2キロ四方で放射性物質の蓄積量を測って作った。原発から北西方向を中心に避難区域外の一部でも、高レベルの汚染地域が見つかった。
〜中略〜
この結果、原発から北西方向にセシウム137が1平方メートルあたり300万〜1470万ベクレルの汚染地域が帯状に広がっていた。チェルノブイリ原発事故では、セシウム137が55.5万ベクレル以上の地域が強制移住の対象となった。今回のマップでは、計画的避難区域の飯舘村や浪江町などの外でも一部、この水準を超える地域が散見された
引用:「航空機計測もとに「地表汚染マップ」 日米共同で製作」 asahi.com 2011.05.06″]
・300万〜3000万ベクレルという恐ろしい数値の地域は
図の赤い部分だ。
すべてではないが、気になるところを見ていってみたい。
・100万から300万ベクレルレベルが含まれる市町村
図の黄色い部分。
避難地域以外で、
田村市東部、葛尾村の広範囲、南相馬市西部広範囲、伊達市南東一部、
いわき市の最北部に少し、伊達市の最南・最西部に少し存在する。
・30万〜60万ベクレルレベルが含まれる市町村
(広範囲)
伊達市、川俣町、二本松市
(一部)
南相馬市、相馬市、丸森町、伊達市、福島氏、郡山市、天栄村、西郷村。
後は30万以下でくくられているが、もっと
0〜10万、10万〜20万、20万〜30万という細かい区切りで出す必要があるだろう。
政府は、年明けに避難住民が戻れるかどうか判断したいなどと言っているが、
この数値をみたら、戻れないのは明らかだ。
チェルノブイリの強制地域よりひどいところに戻れ
というのか。
戻れる可能性があるというのか?
この状況を説明し、
住民たちが次の生活をスタートできるように、
最大限の努力を、スピードを持ってしなければならない。
一度避難してまた戻る、そしてまた避難。
前回と同じようなパターンは避難者たちにとって一番きつい。
「先が見えないのが、つらい」
というインタービューが多かった。
待たされるだけ、待たされて
ダメでした。
可能性が高く、検討した結果ダメなのは理解できるが、
この数値の状況を見たら、
残念ながら可能性は無いに等しい。
さらに細かく土壌を測定して、
国際基準・チェルノブイリで採用した例
以上に厳しく、避難地域を決めて欲しい。
線量が高いと騒がれている
「郡山市」「福島市」
の福島県の2大都市。
高い数値が出るわけだ。
30万〜60万ベクレルという、
チェルノブイリの強制避難地域と同等レベルの
放射性物質が堆積しているのだから・・・
そんなところにいる子供が
「安全」
なんですか?
年間20マイクロシーベルト以下ならいいのですか。
理解不能
です。
【2011.5.7 15:00 追記】
この記事にアクセスが多いので、追記します。
郡山市の一部が線量が高いという事で、地表汚染マップと、地図を見比べて分析してみました。
以下のような感じです。
郡山市の真ん中を突き抜けるように
30万から60万ベクレルの帯が通っている。
ちなみに55.5万ベクレル以上が、チェルノブイリでは強制移住区域となった。
郡山市の薫小学校が線量が高いと有名になったが、
この帯のあたりだと思われる。
帯のあるあたりは、
ちょうど郡山市の中央を南北に走る東北自動車道と東北本線の間っぽい。
2つの地図比べてみると、そう読み取る事ができる。
市の中心部の線量が高くなっているのだ。
【追記】2011.05.9
さらに詳しくは、このあとにわたしが書いた記事をご覧ください。(福島市の汚染を地図でみてみました)
地表汚染マップ。チェルノブイリの強制移住区域と同じレベルに驚きの声。深く考察してみた。
いわき市の避難者より悲痛な叫び(生の叫び声が届きました。泣けてきます)
チェルノブイリ並みの汚染を知ったいわき市の避難者の悲痛な叫びが届きました。泣けてきます。
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チェルノブイリを超えた。チェル最高148〜370万、福島300〜3,000万ベクレル。8日の共同会見で認める。(会見テキスト起こし付き)
http://www.monipo.net/blog/x/osenmap-110509/ より
先日、航空から測定した「地表汚染マップ」の記事をお送りした。
かなり反響があったが、昨日の東京電力福島原子力発電所、事故対策統合本部の共同会見で質問が出たので、その内容をテキストに起こしてみた。単位も間違っていない。これからチェルノブイリと比較して、検討するなどとのんきな事を言っている。NHKの石川氏が切り込んだ。
「セシウム汚染、チェルノブイリ超え決定」
会見はUstreamやニコニコ生動画で放映されているので、原発問題をウォッチングした人たちはすでにご覧になったでしょう。
会見を見れなかった方の為に、テキストにしたのでどうぞ!
□□以下、会見内容□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
NHKの石川といいます。
航空モニタリングなのですが、私の経験ですけれど非常に有効な手段なので
文部科学省なりしっかり準備を整えて欲しいという事と
その結果見てちょっと驚いたんですけれど。
文部科学省にちょっと、確認なんですけれど。
これ単位、土壌の蓄積量って単位間違えてないですか?
たとえば赤いところってほんとに300万ベクレルなんですか?
あの、セシウム137とかですね・・・
(回答)
単位立法あたり・・・という単位なんですが、間違っていないと思います。
立法ですか?
失礼、平方メートルです。表面線量ですから。
(石川氏)
そうしたら、間違っていないという事を前提に質問なんですけれど。
文部科学省と安全委員会に(質問です)
この値を見てですね、当然チェルノブイリの汚染地域の値等をご存知だと思いますが、
それを踏まえて この赤い色のところ、黄土色のところ、もえぎ色のところ
どのように評価されるのかと、
それから、30万ベクレルというところが一番低い値と・・・
それ以下は計ってないんですけど。
30万ベクレル以下のところ、もうちょっとこまかくですね。
30万から10万とか、10万から3万とかいう形で出していただきたいと
これが第一点。
東電と安全委員会に質問
今の大気中への放射性物質の流失は4月5日の時と変わらないのか。
それから、流失しているのはどういう形で大気中に流出しているのか。
流失している放射性物質はどこに流れているか。
まず、航空モニタリングについて答えてください。
(答え)
セシウムの密度についてご質問あったわけですけれど。
安全委員会でもこの資料今日もらった状態でして、
先ほど申し上げたように、空間線量についてはきわめて大雑把な段階で
一応何点かについてみたわけでして
沈着量に関してきちっと委員の先生、また関係の専門家に良く見た上で
よく評価をして固めてまいりたいと思いますが、
チェルノブイリの場合ですと、
半径30Km圏ですと約1500〜3700キロベクレル・パー平方メートル。
ここでの言い方だと、148万〜370万ベクレル
というのが一番高いレンジとして示されているわけですけれど
そういったものとの比較も含めてよく委員の先生にご検討いただいて次回評価をお伝えしたいと思います。
(石川氏)
ということですと、この値、単位が間違ってなければ
チェルノブイリをはるかに上回る、赤いところは、パー平方メートルという事であれば。
そのあたりの比較をしっかりして出してもらいたい。
この数値をみるだけだと、ほんとうに驚くべき数値なので、僕は本当に驚いているんですけれど。
(回答)
はい、実際のその、モニタリングゾーンサンプルについても桁が大きくなっているので
文科省にもしっかり確認していただきたいと思います。
(文科省)
この作業、確認いたします。
技術専門家・安全委員会の方も入って作ったものですが、
確認いたします。評価のところは安全委員会というところです。
□□以上、会見内容終わり□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
※先日発表された汚染マップの数値があまりに高いので、この単位が間違っていないかと疑問の声が上がっていました。この会見で単位が間違っていない事が確認されましたね。よって、チェルノブイリより汚染は酷かったということです。
※タイトルにチェルノブイリ180万〜370万とはじめ記載しましが、会見で回答者が148万〜と言っていたので148に直しました。
(他の情報では180万というのもありましたが、この辺はどちらでも良いと思います。あまりに福島の値がでかいので論点にはならないでしょう)
【追記 2011.05.09】
共同会見で質問があり、下記のような回答でした。
チェルノブイリ(ベルラーシという原発近くの都市)で土壌の汚染を基準に避難した事は知っている。しかし、今はICRPの最新の勧告に基づき線量で防護措置を取っている。
土壌汚染によるチェルノブイリとの比較は議論していない。
チェルノブイリは土壌汚染の基準で決めた時期、線量で決めた時期などいろいろ基準も動いている。とも言っていました。
いつものことですが、都合の良い数値(楽観的数値)を採用です。
都合の悪い土壌汚染に関しては、議論すらしていないそうです。
今、線量で20mSVという話をしているので、これから時間をかけてみてみないと・・・
と言っています。
原発周辺の人たち(主に福島県の人)で人体実験のつもりでしょうか?
今避難地域になった地域の人々も、当初から避難していれば一番被曝量の多い時期を避けられました。これから1年とか経過した時に積算線量が制限を越えました・・・ってなったら、その間余分に放射線を浴びてしまいますよね。すぐに避難した場合に比べて。これどうするんでしょうか?
あと積算線量といいますが、空中から受けるものだけを計って内部被曝は計らないのでしょうか。
内部被曝の方が値は何倍も大きいと言われているのに・・・
チェルノブイリが「土壌」と「線量」で判断した時期があったというのであれば、両方の数値を見て悪いほうを採用すべきでしょう。私はそう思います。
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