相模の大凧まつり・凧が揚がるまで

2015-05-07 06:03:32 | 写真
8間四方の凧を揚げる。

これは、途方もないこと。

今年は、風が強く凧は暴れながら揚がったが、

昨年などは、風が弱く凧が揚がるまで時間が掛ったと教えれた。

また揚がるまでの現場での作業が煩雑極まる。

絡まった張り糸を解きほぐさねばならない。

ましてや不思議なのは、解きほぐされた張り糸と

凧を起こす8人の人々の関わりである。

当然張り糸の間に位置しているのであるが、張り糸は凧の起き上がりと共に

上空へ凄まじい速度で、糸を張りながら上がってゆく

その時の、8人の位置と凧の張り糸の位置関係が気になる

よく上空へ引き上げられないものだと感心する。

来年はそのあたりを中心に写真を撮ってみたい。

和太鼓のセレモニー。ピントは張り綱に置いた。



張り糸を丁寧に解す



半纏の後姿に祈りのようなものが見える



そして凧は左に傾きながらあっという間に泳ぎ出した。

落ちそうになると「ラッセー、ラッセー」の掛け声がかかるが、引手の疲れは極限状態のようで

再び上昇することなく軟着陸。



なんといっても、重量約1トン、8間四方約14.5m四方に、吹き流しが横になるほどの強風を受けるのですから

半端な荷重ではありません100人余で引くとのことですが、やはり2分が最大限引いていられる時間ではないかと思います。

運動会の綱引きの何倍の力が要るのでしょうか。

そこにも焦点を当てて写真を撮ってみたい。