杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

産経正論 入江隆則 文明論のおける日本学派の成立

2007-03-20 16:21:37 | Weblog
産経(3月2日) 正論 明治大学名誉教授 入江隆則
        
         文明論における日本学派の成立

 私の知る限り正論を通じての入江氏の本の紹介はこれで二度目である。一回目は
   岩間 弘     大東亜解放戦争
   前野 徹     戦後60年の大ウソ 仕掛けられた国家衰亡の罠
   深田 匠     日本人の知らない「二つのアメリカ」の世界戦略
であり、いずれも日本そのものを認識しなおすには相応しい本であり、特に最後の本は日本とアメリカを歴史的に多岐に捉えており若い人にも読んでもらいたい内容であった。

 今回の紹介の内容は日本文明を中心としているようである。日本を中国に端を発するが独自の文明であると明確に言い出したのはハンチントンだと思うが、それ以前からも日本文明論は語られてきている。そして入江氏はその文明論を語る人々が国際化してきていることに注目しながら、その紹介が始まる。

   黄 文雄    無常論           拓大日本文化研究所  新日本学 

   呉 善花    脱亜超欧          拓大日本文化研究所  新日本学

   石 平     私は毛主席の小戦士だった  飛鳥新社

   川勝 平太   文化力―日本の底力     ウェッジ

   中西 輝政   国民の文明史        扶桑社

   西尾 幹二   江戸のダイナミズム     文芸春秋

 それぞれの著者の作品は今までも興味を持って読んで来ているが最近の本ということもあってか、このなかで読んでいるのは石平の‘私は毛主席の’の一冊だけである。入江氏は三人の日本人は、いずれもその文明的は視野とその論述において、一昔前のいわゆる‘日本人論’とは全く規模が違っている、と述べている。
 文明論に興味のある私にとっても格好の材料が出てきたので是非とも読んでみたい。