出かけて良かった

昨日のつぶやきに書いたとおり、寝床の上の窓にカーテンもどきをとりつけた。
その効果があってか、引っ越して初めて明るくなっても目覚めず９時半まで熟睡。起きると既に雨が降っていて、「あーあ、一日家にいよっかな～」ってうだうだ。

でも、ビックサイトでやってる旅行博は今日まで。思い切って出かけてみることに。
もっとデモンストレーションが多いと期待してたものの、国や業者のブースにパンフレットが置かれているのをもらうだけってところがほとんど。それでも、聞いたことない国のパンフをもらえるのは面白かったし、民族舞踊を見たり、中国茶やポルトガルのコーヒーなどの試飲があったり、なんやかんや楽しかった～。

大学の新人歓迎の時期みたいに、ふらふらあるいているだけで、いろんなパンフやチラシを配られ、あっというまにいくつも紙袋をぶらさげて歩くことになる。歩きつかれ、ベンチでチラシを眺め、いらないものは捨てていこうと選別中、同じく１人で来ていたおじいさんが隣に腰掛けた。

ととと、どんどん話しかけてくる。私も一人で来てたし、連休２日目で会話に飢えてたので、ちょっと嬉しかったりして。なんでもこのおじいさん、知人の影響でタップダンスを習い始め、今じゃけっこうな腕前（披露してもらった）。「本当にやりたいことがあれば、努力すること、継続することだよ。絶対。努力は報われる。神様はちゃんと見てるもんだよ。」だって。
最近、努力も怠り、文句ばっか言ってた私。自戒・・・。

とにかく話題も豊富で、年金について、嫁姑問題について、ダンナの選び方云々。
なるほど～ってうなることばっかりだった。
私が良く行く飲み屋のママさんは、「社員１００人の会社の社長、１０００人の会社の社長、１００００人の会社の社長を見分けられる。目が違うから」って言ってるんだけど、私はそこまでは分からないけど、このおじいさんは只者じゃないなりって目をしてた。目の力がとても７４歳とは思えんかった。

旅先や山で、出会うこの手の人って、自慢が入っていたり、自分の考えを押し付けたりする人もいるんだけど、今日のおじいさんは、嫌味もなく、謙虚で、好感が持てました。
「過去には戻れない。これからの自分の中で、今日のあなたが一番若いんだよ。未来に向かってがんばんなさいね。努力はきっと報われるから」だってさ。ハイ。がんばります。