及び腰の人生を

　怖がりであるわたし。
台風も、地震も、大人も、会社も、学校も。
あれもこれもそれも怖い。
　なのでとりあえず逃げることにしている。
怖い現場からは一時も早く離れるコトが得策だ。逃げられれば逃げるに越したことがない。
でも大人になると逃げられない状況にも多く出くわすのだ。
　人間関係なんていうのはその典型。
逃げられないとき私はどうするか、
　あやまります、とりあえずごめんなさい、といっておきます。敵意はないんですよ～と
ワンちゃんのごとく白いおなかを見せておけば何とかなる、というのが私が身につけてきた知恵。
　われながらなさけない・・・。

　理想的なイメージ像は、目の前の敵に、ニオクターブぐらい低い声で、
「で、わたしにどうしろと・・・それがわたしにどういう利益になると・・・」

いつもそう思ってるんだけどね・・・現実にはできません。
いまだ修行不足です。

　といいながら実は違うかもしれません。
たぶん相手のことをみくびっています、もっとはっきりいうとバカにしています。

　本気で対応したら自分が勝ってしまいます、矛盾ですが、だからあやまるんだと思う。
　でも人間ができていないので負けたことがちょっぴり悔しいし、相手をバカにしている自分の小ささにもイライラします。
　
　いろんなことに気が回らない人生が欲しい。
生き残れないかもしれないけれど・・・。
及び腰の人生を生きるわたし。

　　　　　　　　　　　　ＪＯＨＮＹ