JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

実学と憲法

2004-10-08 02:08:50 | マスメディア
 i今日は人づてで誘われた地域産業における人事育成のような題目の講演を聴いてきました。
この分野は私の関心ある分野ではないので内容はちんぷんかんぷんなのですが、肯定ではなく否定の意味で多々気になることがありました。
近時、産学共同という言葉をよく聞きます。今日の講演の中でもそれが中心にすえられていました。
産学共同がいわれるときセットなのが利益確保。大学の知を市場に乗せる道筋を作ること、そこで利益が上がるこによって元になった知を実学と呼ぶ。

 いま社会全体をこの実学志向がうめているようにおもえる。より短期間に結果を出すことが求められる。
このことは注意しなければならない。
なぜならばこれは瞬間風速の利益をもたらすだけで一時の社会還元にはなるかもしれないが持続性にかける場合が多いのではないだろうか。
 
 瞬間の利益ではなく長期にわたる効果利益をあげること、社会全体の総体的幸福の増加に結びつくことが選択されるべきなのである。
実学という言葉は魅力的だが、安易に乗ってはいけない言葉のように思う。
最近、経済人がその力に乗じて政治的発言をすることがままある。憲法改正などにも積極的発言をする。経済利益の足枷になるものをすべて悪と捉えるがごとく。

 知の実学志向は憲法改正の論拠と重なる部分が多いように思う。
利益を上げ自立する国家、軍備を持つ普通の国。

永遠に続く社会全体の総体的幸福を探すべきではないだろうか。

         JOHNY

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