兵庫県神戸市にあります。 平知章の墓 監物太郎の墓
【 平家物語 知章最後その1 】
新中納言知盛は、生田の森の大将軍であったが、その軍勢は皆逃げてしまい、子息の武蔵守知章と家来の監物太郎頼方だけとなってしまい、助け舟に乗ろうと渚の方に逃げていかれた。そこへ、児玉党と思われる十騎ばかりの軍団が追っかけてきた。
監物太郎は、弓の名手であったので、真っ先に進んできた者をひゅーと射て、馬から射落とした。大将と思われる者が駆けつけ、知盛に組付こうとしたので息子の知章が間に入ってその大将らしき者に組みつき、どーっと馬から落ちたところを首を斬り落とした。しかし、相手の童がかけつけ知章を討った。
監物太郎は、その童の上に落ち重なって討った。そののち太郎は矢のある限り討ちつくし、刀を抜いて闘ったが左の膝がしらを射られ立ち上がれず座ったまま討ち死にした。
※知章の墓は、明泉寺内にあります。
【 平家物語 知章最後その1 】
新中納言知盛は、生田の森の大将軍であったが、その軍勢は皆逃げてしまい、子息の武蔵守知章と家来の監物太郎頼方だけとなってしまい、助け舟に乗ろうと渚の方に逃げていかれた。そこへ、児玉党と思われる十騎ばかりの軍団が追っかけてきた。
監物太郎は、弓の名手であったので、真っ先に進んできた者をひゅーと射て、馬から射落とした。大将と思われる者が駆けつけ、知盛に組付こうとしたので息子の知章が間に入ってその大将らしき者に組みつき、どーっと馬から落ちたところを首を斬り落とした。しかし、相手の童がかけつけ知章を討った。
監物太郎は、その童の上に落ち重なって討った。そののち太郎は矢のある限り討ちつくし、刀を抜いて闘ったが左の膝がしらを射られ立ち上がれず座ったまま討ち死にした。
※知章の墓は、明泉寺内にあります。