<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
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生体分子設計 3限目予習

2010年02月06日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。                    昨日(2月6日)の記事の訂正版

記述不足で誤解を招いたようですので、加筆(青文字)しました。


生体分子設計 2限目は、ヨタヨタしながら何とか終わりました?
あれから、一寸(大分)日にちが経ちました。
やはり、授業に付いていけないかも???

次の「3限目:アミンの塩基性」は、
「電子密度」がキーワードのようです?

でも、タイトルは「塩基性」になっている?
そこで、前回(2限目)の「酸性」の対比として「塩基性」について予習します。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「酸と塩基」には、
-----
2 定義
 2.1 アレニウスの定義
  1884年にアレニウスが提唱した定義では、水 H2O に溶けてプロトン
  (正確にはヒドロン, 水素イオン)H+ を生じる物質を酸、
  水酸化物イオン OH- を生じる物質を塩基という。
  この定義にあてはまる酸をアレニウス酸、塩基をアレニウス塩基と呼ぶ。

  具体例として、
  塩化水素 HCl は H2O に溶解すると、H+ を生じるのでアレニウス酸である。
  水酸化ナトリウム NaOH は H2O に溶解すると、
  OH- を生じるのでアレニウス塩基である。
  この定義において、
  アンモニアは水酸化物イオンを生じないので塩基ではない。
  ただし水との反応を考えれば、アレニウス塩基と解釈することも可能である。


 2.2 ブレンステッド・ローリーの定義
  1923年にブレンステッドとローリーが提出した定義では、酸は H+ を与える
  物質であり、塩基は H+ を受け取る物質である。
  この定義にあてはまる酸をブレンステッド酸、塩基をブレンステッド塩基と呼ぶ。
  すなわち、ブレンステッド酸とはプロトン供与体、
  ブレンステッド塩基とはプロトン受容体である。
  水素を持つあらゆる物質に適用可能な定義である。

  ブレンステッド・ローリーにおける酸塩基はアレニウスの定義と異なり、
  相手物質にもよる相対的なものである。例えば、
  水は、アンモニアに対しては、プロトンを与えるブレンステッド酸として作用するが、
  塩化水素に対しては、プロトンを受け取るブレンステッド塩基として振る舞う。


 2.3 ルイスの定義
  1923年にルイスが提出した定義では、
  酸は電子対を受け取るあらゆる物質であり、
  塩基は電子対を供与するあらゆる物質である。
  この定義にあてはまる酸をルイス酸、塩基をルイス塩基と呼ぶ。
  すなわち、ルイス酸とは電子対受容体、ルイス塩基とは電子対供与体である。
  最も一般的であり、水素を持たない物質についても適用可能な定義である。
  ・ルイス酸: リチウムイオンや塩化アルミニウムのように
        低エネルギーの空軌道をもつ化学種。
  ・ルイス塩基: アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトンなど、
         非共有電子対を持つ化合物。
  なお、水素イオン(H+)は、全く電子を持たないため、
  いかなる相手に対しても電子対供与体(=塩基)とはなり得ず、
  電子対受容体(=酸)としてのみ作用する。
  ルイスによる定義でも、水素イオンは最強の酸といえる。
  水素イオンが、水中で直ちに水分子と反応し、
  オキソニウムイオン(H3O+)に変化するのはそのためである
  (実際は溶液中において水素イオンは遊離状態では存在しないものと思われる)。
  また金属イオンなどに対する錯体の生成反応も金属イオンがルイス酸、
  電子対供与体である配位子がルイス塩基となる。


 2.4 ウサノビッチの定義
  1939年にソビエト連邦のウサノビッチ (M. YCAHOBИЧ)が提出した定義では、
  酸は水素イオンおよびその他の陽イオンを放出するもの、
  あるいは陰イオンおよび電子と結合する能力のあるものはすべて含まれる。
  この定義では陰イオンおよび電子(および電子を放出するもの)まで塩基となり、
  電子の授受といった酸化還元反応までを酸塩基反応と解釈し、
  究極にはすべての化学反応を包括することになり拡張解釈が過ぎるため、
  今日ではこの定義が用いられることはほとんどない。
-----
等々と書かれています。

金属も含めると「ルイスの定義」
  ・ルイス酸: リチウムイオンや塩化アルミニウムのように
         低エネルギーの空軌道をもつ化学種。
  ・ルイス塩基: アルコール、エーテル、アルデヒド、ケトンなど、
         非共有電子対を持つ化合物。
が一般化されたものでしょう・・・・・が、

<紙>の理解できるのは、
  酸:「H+ を生じる」とか「H+ を与える」物質
  塩基:「OH- を生じる」とか「H+ を受け取る」物質
ですね。


このことは、実は「ジクロロイソシアヌル酸塩」の時に、脱線して調べた
第5回/酸とアルカリ」を良く読み返すと載っていました(汗;


あと、「塩」(えん)と云う用語もありますネ。
おさらい(?)勉強(?)

某工業高等専門学校の講義資料?(問題?) の
PDF文書「第5章 酸,塩基および塩」がある。

それとも、「基礎化学4 酸・塩基・塩と酸化還元反応」で勉強して、
出直すべきか???

または、「塩・中和」で?
  塩とは酸から生じる陰イオン(H+ が外れた残り)と
  塩基から生じる陽イオン(OH- が外れた残り)が結合した化合物をいう。
これは、「高校化学」の「化学Ⅰの範囲/理論化学」でした!


<紙>さんよ、今になって
  「高校化学」の「化学Ⅰの範囲/理論化学」
なんか持ち出してきて、大丈夫?? 付いていける???

「大学」講座の特別聴講生(?)気取りなんて無理のようですネ。

と云うことで、今日の 部活動(化学) は終了です。     



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2 コメント

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Unknown (cyah)
2010-02-06 22:18:58
>大丈夫?? 付いていける???

このコメントが読者にむけられた物でしたら、全く面識や知識がない第三者が読んでも、ある程度理解出来るような記事に仕上げるというのは、ブログをUPする側の義務ではないかと思うのですが。(ターゲットを「理化系がバリバリに分かる読者」に限定しているのなら、話は別ですが。)
返信する
cyah さんへ (<紙>)
2010-02-07 07:53:14
いらっしゃいませ。
毎度ご指摘、有り難う御座います。

そのような意識(読者向け)は全く有りませんでした。
まったくもって、舌っ足らずです。

自分に向けての言葉です。
記事を訂正しました。

皆さんに理解していただけるようには、(少しは?)意識しているつもりですが、
これもまた、舌っ足らずの難解な文章でしょうか?(汗;

今後とも、よろしくお願いいたします。
返信する

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