<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

クロネッカーのデルタ

2009年03月31日 | Weblog
昨日までの累計アクセス数=109,045。 ご訪問ありがとうございます。


前回の「シュレーディンガーの猫」に続いて、人名がついた用語のお話しです。


WiKi「クロネッカーのデルタ(Kronecker delta)」では、
  名称は、19世紀のドイツの数学者レオポルト・クロネッカーに因む。
  単純な記号だが、いろいろな場面で有用である。
とあります。

数学系の用語で、行列(マトリックス)関係の話しには良く出てきます。
定義は、
「KroneckerDelta[x,y] とすると、x = y なら1、そうで無ければ0」
で、「単位行列」(一般には「対角行列」)を表す場合などに用いられます。


以前、「特定用途アプリ(3)」で書いた、「mathematica」は行列計算が得意です。
「クロネッカーのデルタ」を使うと非常にエレガントなプログラムになります。

しかし、論理的な記述が簡潔であっても、処理時間に関しては別です。
この「クロネッカーのデルタ」を使った場合、
使い方によっては、相当な長時間が掛かることがあります。

<紙>がするような汚いチマチマとしたコードの方が余程速い場合があります。
実際、コードを変えたところ、読みやすさはかなり落ちましたが、
処理時間は20分の1に短縮できたことがありました。

テーブル作成(12項目×約1千行)処理の中で行う行列の計算に
「クロネッカーのデルタ」を使っていたものを、
単純な条件文を使った処理に変更した。


一般のPCで行列計算を行う場合は、論理式のエレガントさより、
コードの工夫をしないと、処理時間が耐えられないことがありますね。
1回・数回とかせいぜい千回以内なら許せるが、
百万回・千万回といった膨大な数の計算を繰り返す場合は要注意です。

と云うことで、何かの参考になりましたら、幸いです。 



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シュレーディンガーの猫

2009年03月29日 | Weblog
昨日までの累計アクセス数=107,536。 ご訪問ありがとうございます。

最近は、「部活:共有結合半径」のように、化学にハマっています。


ここで、出てくるのは、「シュレーディンガー方程式」です。

それで、三~四昔に呼んだ本の中に、「シュレーディンガーの猫」
についての記述が在ったことを思い出しました。
思い出したのは名前だけで、内容は忘れていました。
WiKiでは、「シュレーディンガーの猫」とあります。


記憶リフレッシュの為に、以下、抜粋・引用します。
要は、「重なりあった状態」と云うことですね、。


  シュレーディンガーの猫(シュレーディンガーのねこ)とは、
  物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーが
  文献[1]で提唱した量子論に関する思考実験である。
  彼は、これをパラドックスと呼んだが、現在ではシュレーディンガーの猫のように
  巨視的に量子力学の効果が現れる実験系が知られている。
  現在では、量子力学が引き起こす奇妙な現象を説明する際の例示に用いられる。

  文献[1]
  E. Schro"dinger, "Die gegenwa"rtige Situation in der Quantenmechanik"
  Naturwissenschaften, 23(1935) pp.807-812
  英訳 Proceedings of American Philosophical Society 124 (1980) pp. 323-338


  量子力学において粒子は様々な状態が「重なりあった状態」で存在しうる。
  この「重なりあった状態」は、観測機器によって粒子を観測する事で、
  いずれかの状態に収縮すると考える。
  また、シュレーディンガー方程式は原子の位置を、
  一定の範囲に広がった確率分布(波動関数)
  として与えるが、観測されると、ある位置にあることが確定する。

  「シュレディンガーの猫」は粒子のようなミクロの系の重ね合わせが、
  猫のようなマクロの系の重ね合わせを導きうる事を指摘した。
  まず、蓋のある箱を用意し、この中に猫を一匹入れる。
  箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウム一定量、ガイガーカウンター、
  青酸ガスの発生装置を入れておく。
  もし箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これを検出器が感知し、
  その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、猫は死ぬ。
  しかし、アルファ粒子が出なければ検出器は作動せず、猫は生き残る。

  この実験において、ある時間内にラジウムがアルファ粒子を出すかどうかは
  基礎方程式(シュレーディンガー方程式の解)によって確率のみが計算できる、
  量子力学における確率解釈によれば、現象を観測するまでは原子核がひとつ以上
  崩壊した状態と原子核が全く崩壊していない状態の重ね合わせ状態で存在する。

  この系において、猫の生死はアルファ粒子が出たかどうかのみにより決定すると
  仮定するのだから、例えば1時間で箱に入れた量のラジウムが崩壊してから
  アルファ粒子が放出される確率が50%だとすれば、この箱の蓋を閉めて1時間放置したら、
  人間が観測するまでは猫が生きている状態と死んでいる状態が1:1で重なりあっている
  と解釈しなければならない。


と云う、??????????だらけの実験(思考実験)のようです。
だから、パラドックスなのかナ???
こんなこと、何かの参考になりましたでしょうか?  



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Perl 錦蛇を飲み込む?!?

2009年03月27日 | Weblog
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Python って、なに?」の後、いろいろ調べていたら、
こんなブログを見つけました。
Inlineを使って、Perlの中にPythonを埋め込んじゃう

曰く、
  "p5-inline: Write Perl subroutines in other programming
  languages"なるものを見つけた。
  これを使うと、Perlの中にCやJava、Pythonとかを埋め込めるらしい。

そこで、見に行ってみました。->「Inline

  Inline:Write Perl subroutines in other programming languages.

だそうです。
すなわち、Perl のサブルーチンを他の言語で記述するってこと?

Python で書いたルーチンをPerl のサブルーチンとするってこと!

面白い。
此を使うと、Perl の中で、Cで書いたサブルーティンが利用できる!!!

早速試してみたい。

で、どうしたら使える?

どうも、Perl では、「CPAN」でインストールするみたい?

CPANって、ダウンローダ&インストーラのようですね。

このWindows 版 Active Perl ではどうやってCPANを動かすの?

とりあえず、DOS窓で動かしてみた。
「perl -MCPAN -e shell」
で、CPANが立ち上がった。

(cpan>) 「install Inline」
で、なんかインストールしているようだが、
Warning がでた。「prerequisite Parse ・・・」が無いって。

ダメか。

もっと、勉強しなくては。

Perlメモ/モジュールのインストール(CPAN)」を見つけました。

有り難うございます。塚本牧生さま。

曰く、
  「ActivePerl+CPANによるモジュールインストール方法。」
  Perlではモジュールを入手するのに、標準的にCPANモジュールが
  使われています。
  しかし、残念ながらWindowsでは、標準ではmakeやCコンパイラが
  インストールされていないなど、CPANを使うのに一ひねり必要です。
だって。
ガ~ン。

ダメだこりゃ。
出直して来ます。
これでは何の参考にもなりませんね???  



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春分の日 が過ぎて・・・

2009年03月25日 | Weblog
昨日までの累計アクセス数=104,466。 ご訪問ありがとうございます。


ブログ開設から今日で9ヶ月が経過しました!

毎月(ほぼ)この日に記事を書いていますが、
先月は、「季節は春???」でした。


今月も、整理しておきます。
         日当たりのアクセス数は、直近一週間の平均値です。


これが、192件目の記事です。

開設後暫くは、月20件前後のペースでしたが、
最近では月17件前後のペースでしょうか。

---期間--通算--記事・イベント-----
1ヶ月:35件( 35件) PIC
2ヶ月:20件( 55件) PICからPCクリニック
3ヶ月:22件( 77件) マイコン、ホームページ
4ヶ月:23件(100件) アマチュア無線、Windows Tips
5ヶ月:19件(119件) firefox 3 に乗替
6ヶ月:17件(136件) もろもろ・あれこれ
7ヶ月:21件(157件) 特定用途アプリなど
8ヶ月:17件(174件) NiceTranslator・Perl
9ヶ月:18件(192件) 仮想 高校 化学部 部活


<閲覧履歴機能>

1.「gooあしあと」

「あしあと」を付けていただいているのは日に100ちょっとでしょうか。
「友達」は、今14名です。(先月より1名増加)
11人の方に「注目」されています。(先月より1名減ってまた1名増)
「常連さん」は、「100常連さま」でオーバフローしているようです。

日当たりのアクセス(PV)数:全体=332、あしあと会員=118。
日当たりの訪問者(IP)数:全体=286、あしあと会員=106。


2.「あし@」

「あし@」を付けていただいているのは282PV/日です。
カウント機能が故障中なので、UUベースは調べていません。

「あしとも」は、今26名です。(先月より9名増加)
「読者」には、66名載っています。(先月より16名増加)



<アクセス数カウンタ>

1.「gooブログ」標準カウンタ

これは、1日単位で翌日にしか見られない。2月24日から公開可になった。
各記事の最初に載せているのは、この値です。

日当たりアクセス数:791PV。 IPベースでは、371IP。



2.「BlogToy」ブンブンカウンタ

これは、リアルタイムカウンタ。右サイドの下の方に貼り付けています。

日当たりアクセス数:395PV。 IPベースでは、265IP。



いろんなカウント値があるが、微妙に違っています。

最近は、「仮想 高校 化学部」部活動が中心カナ???



おまけ:<ホームページ>

「<紙>さんHP」と云うFC2ホームページもあります。

最近は、更新が滞っています。

こんなことでは、参考になり・・・ませんね???  



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部活:共有結合半径

2009年03月24日 | 理科部 部活
昨日までの累計アクセス数=103,596。 ご訪問ありがとうございます。


原子間の結合距離はどうなっているのかナ~・・・・・


部活:ツールあれこれ」の中の「Materials Studio」のヘルプに依ると、

「The ideal bond length is defined as the sum of
 the covalent radii of the two atoms forming the bond.」

英語なので、「オンライン機械翻訳サイト」で書いた、
「NiceTranslator」で翻訳してみた。

「理想的な結合長さは、2つの原子が結合を形成するのは、
 共有結合半径の合計として定義されている。」

とあった。

そういうことなんだ。


そこで、以下の3行からなる xyz 形式ファイルを、
“H2O_no_tsumori.xyz”で作成して、
-----------------
O 0.0 0.0 0.0
H 1.0 0.0 0.0
H -1.0 1.0 0.0
-----------------
Facio で読み込んで、MOPAC で構造最適化したところ、
下図の通り、
O-H 間距離は 0.943 angstrom で、
H-O-H 間角度は 106.76 度となった。






因みに、Facio に同梱されている、H2O.pdb のデータでは、
O-H 間距離は 0.952 angstrom で、
H-O-H 間角度は 107.6 度でした。


そこで、「共有結合半径」の値を探しに検索したところ、
ちょっと変わった周期表:『新しい周期表』のホームページを見つけました。
この中に、「共有結合半径」が載っていました。


H(水素):0.3
O(酸素):0.74
C(炭素):0.77
N(窒素):0.74
などなど・・・・・

これから計算すると、H-O 間は 1.04 angstrom となりますね。
計算値との差は10%以内ですか。

と云うことで、化学部 部活10日目終了です。
何かの参考になりましたでしょうか??? 



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