<紙>さんLOG

「パソコンヲタクの雑記帳」
 PC/Linux系/物理・化学で遊んでいます。
思いついたことを綴っています。

イオン化傾向(大学)

2010年02月17日 | 理科部 部活
ご訪問ありがとうございます。


イオン化傾向(高校)」の次は大学ですね???

大学レベル?の説明だと、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「イオン化傾向」でしょうか?
  溶液中にある単体と別の元素のイオンとが存在するとき、
  両者の間で酸化還元反応が生じると、単体は酸化されてイオン化するのに対して
  もう一方は還元されて単体として析出する。
  このとき「還元された元素より酸化された元素の方がイオン化傾向が大きい」
  ということになる。
  どちらが酸化されどちらが還元されるかは酸化還元電位の大小に依存するので、
  この電位の順に元素を並べたものがイオン化傾向の順となる。
だそうで、さらに、
  中学や高校レベルの理科・化学では酸化還元反応や化学平衡を詳しく扱わないため、
  説明を単純化して「イオン化傾向は、元素のイオン化の容易さの序列である」と
  説明している場合がある。
  しかし正確には、前述の説明のようにイオン化の容易さではなく、
  2つの元素のどちらがより酸化され易い(あるいは還元され易い)か、
  つまり酸化還元反応における化学平衡がどちらに偏っているかの序列である。
と云うことで、
  
となりますか。

なお、以下の<イオン化傾向の問題点>があるとのこと。
  標準酸化還元電位、ギブス自由エネルギーに基くイオン化傾向は、
  イオンの状態をイオン間の相互作用のはたらかない無限希釈を基準としているため
  通常の実験的濃度において必ずしもこの順序が保持されるとは限らず、
  特に電位の接近しているスズと鉛などの順序はあまり意味を成さないとの意見もある。
  それゆえ従来16種類の元素のイオン化傾向を記述してきた日本における高等学校の
  化学の教科書も2008年現在、細かい順序についての言及を避け
  (Li,K,Ca,Na) > Mg > (Al,Zn,Fe) > (Ni,Sn,Pb) > (H2,Cu) > (Hg,Ag) > (Pt,Au)
  といった記述に変更されている。
  またZn > Cu > Agといった3種類の金属の記述のみである教科書も存在する。
だそうです。



結局のところ、<紙>のレベルでは、

(K(19), Ca(20), Na(11)) > (Al(13), Zn(30), Fe(26)) > [H2]
[H2] > Cu(29) > Ag(47) > Au(79) > Pt(78)

としておきましょうか?(元素記号に続く数字は原子番号)


参考資料として、
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「元素の一覧」は必携?

と云うことで、今日の 部活動(化学) は終了です。     



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