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「分子軌道法による化学反応の解析」なる、卒業論文(PDF文書)を見つけたので、
追試(?)を、Winmostar 1本でやってみることにしました。
反応式は、
CH3COOC2H5 + CH3OH -> CH3COOCH3 + C2H53OH
ですね。
このPDF文書は4頁なので、「PDF to WORD コンバータ」で書いた、
「PDF to Word」が使え、テキスト文書化できました。
(表3にある)「遷移状態の構造」を切り貼りしてMOPAC入力ファイルを作りました。
表ではXYZ座標なので、一旦XYZ形式ファイルとしてテキストエディタで作り、
Winmostar で読み込んで、そのまま一旦PDB形式ファイルとして保存しておいた。
これに、
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100」
パラメータを指定してMOPACで反応経路計算・・・・・
結果、何かがおかしい???
念のため、「PM3 FORCE LET」パラメータで、遷移状態かを確認してみたが、
虚振動が1つで無い!!!
それでは、と「PM3 PRECISE TS」パラメータで遷移状態計算を行ってみた。
しかし、形が大きく変わる???
いろいろ悩み、調べていたが・・・・論文を良く読み直したら
「プロトンが付加した」と云う記述があった!!!
そうだった、忘れてはならない「CHARGE=」パラメータが漏れていたのダ。
今度は、「PM3 PRECISE TS CHARGE=1」としてMOPACを実行。
構造が変化せず(確かに)遷移状態である。
ダメ押しで、「PM3 FORCE LET CHARGE=1」として計算。
確かに、虚振動がただ1つだけであった。
気を取り直して、
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100 CHARGE=1」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100 CHARGE=1」
でMOPAC を2回実行。成功した。
纏めると、
1.XYZ座標表示の遷移状態構造を切り貼りして、
XYZ形式ファイルを作る。
2.Winmostar で読み込んで、一旦PDB形式等で保存しておく。
3.「PM3 PRECISE TS CHARGE=1」としてMOPACを実行し、
構造が変化せず遷移状態であることを確認する。
4.「PM3 FORCE LET CHARGE=1」として振動解析を行い、
確かに、虚振動がただ1つだけであることを確認する。
5.2種類のファイル(パラメータが一箇所異なるだけの)
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100 CHARGE=1」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100 CHARGE=1」
を作り、それぞれで、MOPAC を実行し、
反応経路と、その先の反応物・生成物を確認する。
以上で卒論の追試(?)ができました。
これからも、頑張ります。
と云うことで、化学部 部活21日目終了です。
見ていただきありがとうございました。
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(表3にある)「遷移状態の構造」を切り貼りしてMOPAC入力ファイルを作りました。
表ではXYZ座標なので、一旦XYZ形式ファイルとしてテキストエディタで作り、
Winmostar で読み込んで、そのまま一旦PDB形式ファイルとして保存しておいた。
これに、
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100」
パラメータを指定してMOPACで反応経路計算・・・・・
結果、何かがおかしい???
念のため、「PM3 FORCE LET」パラメータで、遷移状態かを確認してみたが、
虚振動が1つで無い!!!
それでは、と「PM3 PRECISE TS」パラメータで遷移状態計算を行ってみた。
しかし、形が大きく変わる???
いろいろ悩み、調べていたが・・・・論文を良く読み直したら
「プロトンが付加した」と云う記述があった!!!
そうだった、忘れてはならない「CHARGE=」パラメータが漏れていたのダ。
今度は、「PM3 PRECISE TS CHARGE=1」としてMOPACを実行。
構造が変化せず(確かに)遷移状態である。
ダメ押しで、「PM3 FORCE LET CHARGE=1」として計算。
確かに、虚振動がただ1つだけであった。
気を取り直して、
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100 CHARGE=1」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100 CHARGE=1」
でMOPAC を2回実行。成功した。
纏めると、
1.XYZ座標表示の遷移状態構造を切り貼りして、
XYZ形式ファイルを作る。
2.Winmostar で読み込んで、一旦PDB形式等で保存しておく。
3.「PM3 PRECISE TS CHARGE=1」としてMOPACを実行し、
構造が変化せず遷移状態であることを確認する。
4.「PM3 FORCE LET CHARGE=1」として振動解析を行い、
確かに、虚振動がただ1つだけであることを確認する。
5.2種類のファイル(パラメータが一箇所異なるだけの)
「PM3 PRECISE IRC=-1 LARGE=100 CHARGE=1」
「PM3 PRECISE IRC=1 LARGE=100 CHARGE=1」
を作り、それぞれで、MOPAC を実行し、
反応経路と、その先の反応物・生成物を確認する。
以上で卒論の追試(?)ができました。
これからも、頑張ります。
と云うことで、化学部 部活21日目終了です。
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