返品率の改善で価格を抑制せよ
2023年3月30日
世界インフレが日本にも波及し、2月の食料品は7・8%上昇し、1978年以来、46年ぶりの伸びとなりました。知識の食品である出版物も相当な値上がりで、1000円を超す新書が急増しています。
新聞、テレビは出版社が関連会社にあるのでしょうか、出版物のインフレにはまず触れず、食品やエネルギーなどのことばかり書いています。そんなこと . . . 本文を読む
実態を踏まえず新たな標的に
2022年11月6日
私は音楽教室に通い、週一回(30分)のピアノのレッスンを受けています。年間50回ほどで、月謝は1万円強です。都内、近郊に40教室を持ち、ヤマハピアノとも提携している中堅の教室です。もう数年になります。
数年前から、「音楽教室の練習も作曲家の著作権使用の対象になる。収益(売上)の2・5%を徴収する」と、日本音楽著作権協 . . . 本文を読む
五感を使いボケ防止に絶好
2022年10月27日
ピアノなどの音楽教室は少子化による経営難を乗りきる対策として、高齢者の受講生を歓迎しています。ピアノ教室は子供向けだったのが、おとな歓迎の路線に力を入れるようになってきました。
私も思い切って沿線のピアノ教室を訪ねたところ歓迎され、もう数年、週一回のレッスンを受けています。ぼさぼさの髪の高齢者が杖を突きながら通って . . . 本文を読む
少子化でシニア受講生が増加
2022年4月18日
若い頃、遊び半分で習っていたピアノ演奏を45年ぶりに再開、音楽教室に通い始めて数年になりました。ボケ防止のためです。指、腕、聴覚、視覚、頭など全部を使う。6、70歳を過ぎたシニアには、なによりもいいのです。
やってみますと、指が思うように動かない、美しい響きにならないという不満が募るばかりでした。そこで思い切った決 . . . 本文を読む
全盛期の新聞が競って創設した歴史
2022年2月15日
藤井聡太竜王が王将戦で4連勝し、史上最年少の19歳6か月で5冠を達成しました。「藤井時代、比類なき強さ」「八冠が視野に」「全タイトル制覇への夢が膨らむ」と、新聞は絶賛しています。
人工知能(AI)を駆使し、「AI超え」という妙手を繰り出す将棋の天才です。経済紙の日経までが「多くの棋士が数十万円~百数十万円の高性 . . . 本文を読む
再販制が招く悪循環
2022年1月7日
手頃な価格で買いやすかった新書が最近、1冊1000円を超すようになり、税込み(消費税10%)だともっと高くなる。安かった文庫も7、800円台が目立ち、買うのをためらう読書家も多いでしょう。
新聞社には出版局や系列の出版社があるせいか、出版物の値上がりについて触れる意欲はないようです。そこで手元にある本を手にとり、定価の動きをチ . . . 本文を読む
反イスラエルが尾を引く?
019年10月12日
村上春樹が今年もノーベル文学賞を逃しました。有力候補と言われ続けて、何年になるのでしょうか。ある理由から今後もまずないと思います。私は6年前と3年前の2度、同じような主旨で、同氏がなぜノーベル賞から見放されているかを書きました。
この時期になると、このブログにアクセス件数が増えるのと、今でもその理由は通用すると思っていますし、まだ . . . 本文を読む
童話で心が昇華される
2019年5月1日
天皇陛下が30日、退位されて上皇に、皇后さまも上皇后なられました。皇后さまとは、身近な距離でお話する機会がたまたまあり、「でんでん虫(カタツムリ)の悲しみ」というタイトルの児童文学を話題にしました。そのことを5年前ブログに書いたところ、今も読んで下さる方をお見掛けします。
カタツムリが自分の背中の殻には、重荷や悲 . . . 本文を読む
イスラエル批判が尾を引く?
2016年10月18日
今年も村上春樹がノーベル文学賞の受賞を逃しました。畑違いの歌手ボブ・ディランが受賞し、村上ファンは絶句し、ディランのファンは狂喜しました。私には「村上春樹の受賞をいつまでも期待していても無理だよ」というメッセージのように聞こえます。ノーベル財団、委員会にはその気がないのではないかと思います。
ディランについても、村上 . . . 本文を読む
アンコールで8曲もサービス
2016年7月29日
日本を代表する名ピアニストの中村(本名福田)紘子さんが、ガンとの闘病生活もむなしく亡くなられました。個人的にも親しくさせていただいたことがあり、ピアニストの実像をそばで何度も拝見する機会がありました。私が一時、出向していた出版社が中村さん、夫の芥川賞作家、庄司薫さんの著書を出していましたのが何かの縁となったのです。
2 . . . 本文を読む
観光目的と違う、登録厳選を
2015年6月5日
ユネスコの世界遺産登録で日本が対象になると、地元自治体、観光業界は大喜びし、テレビ、新聞も大騒ぎする様子がおなじみになっています。趣旨が誤解されていますね。ユネスコにせよ、料理のミシュランにせよ、国際的なお墨付きを欲しがる精神的依存症から卒業したいですね。
「明治日本 . . . 本文を読む
谷崎潤一郎にあこがれ
2014年5月7日
作家の渡辺淳一さんが80歳で前立腺がんのため、亡くなりました。わたしが新聞社から系列の出版社の出向していた時、しばらくお付合いをしていただきました。忘れられない裏話がいくつかあり、読者の方々のお役に多少は立てるのではないかと思い、この . . . 本文を読む
文芸記者のセンスを疑う
2014年年1月17日
「芥川賞の文芸記事の不思議」(9月2日付け)というブログを以前、書きました。わたし自身が系列の出版社に出向していた経験がありますので、多少、遠慮がちのタイトルにしておきました。「第150回、芥川賞、直木賞受賞者決まる」(女性3人)という今朝の朝刊各紙を見て、また同じ趣旨のブログを書く . . . 本文を読む
(おじさんは怒っている) 2013年11月14日
モーツアルトが泣いている
(おじさんが怒っている)シリーズの第三回は、老舗の音楽出版社が出版している楽譜に多数のミス、誤植があり、それを17年も放置している、という話です。モーツアルトのソナタの名曲集で、音符や記号の間違いがあるのに、これまで訂正してこなかったのです。この楽譜通りにピアノを弾くと、妙なメロディーとなり . . . 本文を読む
痛烈な皮肉しばしば 2013年9月25日
新聞の切り抜きを整理していたら、「丸谷才一氏、死去、87歳」の記事が目に入りました。来月10月で死去一年になります。文学とは無縁のわたしが書くのは、文学論ではなく、丸谷氏について強い印象が残っている話です。切り抜きを読み返しているうちに、このブログでどうしても触れたくなったの話です。
わたしは新聞社の系列出版社に出向した経験があ . . . 本文を読む