出版の質を守れる休刊でよい
2018年9月27日
杉田水脈衆院議員の性的少数者(LGBT)に対する発言をめぐり、批判、そのまた批判と、議論が沸騰し、それに加わった月刊誌「新潮45」に社の内外から批判が起き、佐藤社長は休刊を決めました。私は数年間、傘下の出版社に出向していましたので、佐藤社長の経営判断の面から考えてみました。
結論から言えば、アジビラ(政治的な扇動を目的としたアジ . . . 本文を読む
視野を広げた政治論の不足
2018年9月21日
安倍首相が自民党総裁選で連続3選を果たし、主要紙は総裁選一本に絞った通称「一本社説」を掲げました。ほとんどが国内問題の視点から書いています。スペースをたっぷりとれる「一本社説」なのですから、もう少し視野を広げ、ありきたりの主張から脱皮してほしいですね。
各紙とも、安倍首相の政治手法に反省を迫っています。「異論を排除し、数の力で強引 . . . 本文を読む
金融緩和の出口はトンネルの入り口
2018年9月15日
自民党総裁選の討論会が14日、開かれました。安倍首相の圧勝が決まっているようなものです。従って見どころは、15日が国際金融市場を100年に1度という危機に陥れたリーマン・ショックからちょうど10年にあたり、今後、異次元緩和金融政策をどう考えるかです。安倍首相はタイミングよく「3年の総裁任期で、金融緩和の出口に道筋をつけたい」と、語 . . . 本文を読む
参考文献、引用部分が不明
2018年9月13日
論客のブロガー、八幡和郎氏(元通産官僚)が人気絶頂のジャーナリスト、池上彰氏を厳しく批判しています。池上氏は多くのテレビでジャーナリズム番組を持ち、一方でおびただしい数の著書も出版しています。パクリに当たることもしているのではないかとの批判が聞かれます。NHK出身で経験豊富だとしても、なぜこんな超人的な活躍ができるのだろうかと、 . . . 本文を読む
日本を知らす機会を逃すな
2018年8月10日
北海道の大地震、全道停電のニュースを見て、米国での勤務が長かった知人がコメントを寄せてきました。「全く略奪が起こっていない。略奪どころか店員が一人一人にペットボトルの水を手渡している。これこそ日本が世界に誇る姿なのだ。思わず涙ぐみました」。
知人は続けます。「日本の民意の高さ、秩序維持の良識の表れだ。この姿を世界に発信し、世界平和 . . . 本文を読む
日本中心の軽率な思い付き
2018年9月7日
2020年夏の東京五輪向けに、安倍首相が自民党に指示したサマータイムの導入検討は、無理が多く、撤回されると考えたほうがいいでしょう。この夏の猛暑に驚いた森大会組織委員会(IOC)会長と安倍首相がだれかの思い付きに乗せられたのでしょう。「面白いそうだ」というスローガンに飛びつき、関係部署に指示を出したがる安倍政権の軽率さによるのでしょうか。
. . . 本文を読む
延命治療を拒否なら生前に言う
2018年9月3日
「老人病院は寝たきり老人の姥捨て山」(8月30日)というタイトルでブログを書いたところ、多くのアクセスがあり、医師とおっしゃる方からのコメントも寄せられました。寝たきり老人になった時の最期の難しさを痛感し、傾聴すべき点もありました。ブログに接した方がコメントまでフォローすることは少ないでしょうから、続報として主張を紹介しましょう。
. . . 本文を読む