新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

予感 消費税10%は先送り

2014年03月30日 | 経済
 税、物価、貯蓄目減りの三重苦                      2014年3月30日     4月1日から消費税が3%、あがって、8%になります。当初の予定通り、さらに来年10月に2%、上がって10%になるのでしょうか。そこが問題です。今年末に方針を決めると安倍政権はいっていますね。わたしは10%への引き上げは先送りになるような予感がしています。    なぜ . . . 本文を読む

世界情勢のビッグバン

2014年03月27日 | 国際
  混迷と混沌が続く                     2014年3月27日    ウクライナをめぐる国際情勢が混乱から混沌の状態にはまり込み、国際的問題を仕切るのにある程度の影響力をもってきた主要8か国(G8)体制からロシアを当分、排除することになりました。当分といっても、長期化するか恒久化するかでしょうから、G8体制の崩壊になりましょう。その意味するものは深刻です。 & . . . 本文を読む

クリミアと北方領土と尖閣

2014年03月22日 | 国際
 無極化時代の外交                      2014年3月22日    ウクライナ情勢をめぐり、ロシアと欧米の緊迫した駆け引きが連日、報道されています。日本は当然、欧米寄りの態度をとっているものの、北方領土返還問題、ロシアとの資源開発計画を抱え、日ロ関係をこじらせたくないと思っている安倍政権は「困った事態になった」というところでしょう。    日本と . . . 本文を読む

金正恩と横田夫妻と孫娘

2014年03月19日 | 国際
 策ばかりこねる北朝鮮                     2014年3月19日     モンゴルが久しぶりに国際舞台に登場しました。国際舞台といっても、北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの娘さんと、めぐみさんの両親が面会し、ウランバートルの宿泊施設で何日間かをともに過ごしたという話です。「ええっ」と、わたしは驚きました。    「久しぶりにいい話だ」、「なぜ . . . 本文を読む

STAP細胞 本人に再現実験を求める

2014年03月15日 | 社会
 科学界は不可解なところ                    2014年3月15日    科学界はつくづく一般の常識が通用しない不可解な世界であると思います。新しい万能細胞「STAP細胞」をめぐり、理化学研究所が14日、論文の不審点に対する中間報告を発表しました。この問題の核心は、論文でなく、STAP細胞が本当に存在するのか、捏造なのかなのに、そこに直接、迫る努力が不足しているの . . . 本文を読む

3・11は日本敗戦の日

2014年03月13日 | 評論
 加害者も反省の式典を                        2014年3月12日    東日本大震災から3年になった3月11日の報道ぶりを見て、何か重大なことを置き忘れているなという印象を持ちました。何か足りない、と皆さんも思われたのではないですか。それは何だろうとしばらく考えていました。大震災、原発事故の被災者、犠牲者のニュースはあふれるほど紹介されているのに、被害者と . . . 本文を読む

日本郵政顧問の解任騒動の裏

2014年03月09日 | 政治
  郵政利権の確保が背景か                     2014年3月9日     日本郵政の顧問だった坂篤郎氏(財務省OB)が辞表を出し、退任しました。事実上の解任です。坂氏は自民党政権が復帰する直前の12年12月に日本郵政の社長就任が決まり、自民党政権が激怒し、社長を13年6月に解任してしまったいわくつきの経緯があります。官僚を排除してきた民主党政権ならともかく、自 . . . 本文を読む

暴走国家ロシアの乱暴

2014年03月05日 | 国際
 ウクライナ支援の限界                    2014年3月5日    ウクライナをめるぐ報道が連日、紙面に踊っています。ロシア、欧州、米国、さらに中国など主要国の動き、必死の駆け引きが日替わりのように伝えられ、国際情勢の現状が丸見えとなっています。今の世界はこういうことなのだ、と悟る感じですね。    結論から先に申し上げると、大国で乱暴な国が少なく . . . 本文を読む

ビットコイン 雲をつかむような話

2014年03月01日 | 経済
 ネット時代の蜃気楼                      2014年3月1日    仮想通貨、ビットコインの記事が新聞で目につくようになったのは昨年12月頃からでしょうか。主に日経新聞でした。何度読んでも、理解できない不思議な話であることは変わりなく、具体的なイメージがわかないので、わたしの頭が古いのだろうと思っていました。2月になって掲載記事が急増し、これは何かあるな、と予 . . . 本文を読む