新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

トランプ化する安倍首相の政治手法

2018年05月25日 | 政治
  主要国で政治的道義が後退 2018年5月25日  森友学園、加計学園を巡り、新資料が次々に出てきて、安倍政権は連日、矢面に立っています。首相の苦悶する様子がはっきりうかがえる一方で、内心では「強気で行けば、窮状を突破できる」と思っているようにも見受けられます。その根拠は、政治倫理が欠如し、法の支配より自己主張を優先するトランプ米大統領の政治手法の影響です。  「米国に比べたら、日本 . . . 本文を読む
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悪質タックルは傷害罪で警察へ

2018年05月20日 | 社会
  根が深い関係者の野望 2018年5月20日  アメリカンフットボールの定期戦で、日大の選手が悪質なタックルをし、関西学院選手を負傷させた事件は、傷害罪として警察の手で厳格に調べるべきだと、考えます。日大自身、関東学生連盟などが調査しても、身内に甘くなる可能性あります。第3者委員会を設けたところで、依頼主の意向が反映された報告書が提出される事例を何度、見てきたことか。    . . . 本文を読む
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誰も信じない財政金融政策の目標

2018年05月18日 | 経済
  現実離れした前提で計算 2018年5月18日  国家経済の基本は、しっかりした財政金融政策にあります。そのまた基本である財政健全化計画も、日銀の物価目標も、ほとんど信頼されなくなりました。立案した時から実現はとても無理と見られているのに、政府、日銀は数値目標の改ざんともいうべきことをやってのけてきたのです。  森友学園関係の文書改ざんは前代未聞の規模なのに、大阪地検特捜部は佐川・前 . . . 本文を読む
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柳瀬氏に対する愛媛知事の批判は正論

2018年05月13日 | 政治
  地方重視というのに知事批判の愚  2018年5月13日  柳瀬・元総理秘書官が参考人質疑で述べた発言に対し、加計学園(今治市)を誘致した中村愛媛県知事が「真実を語っていない」と、痛烈に批判しました。長期政権を支える官邸官僚に、県知事が何度か真っ向から批判するのは異例です。加計学園誘致の舞台裏の複雑さが読み取れます。  県知事に批判的な国会議員、識者の声も聞かれます。愛媛県 . . . 本文を読む
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官僚に嘘を強いる政治権力の非情

2018年05月11日 | 政治
  世論もつられ官僚叩き 2018年5月11日  加計学園の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬氏への参考人質疑が行われ、真実を語っていないという批判を受けています。森友学園の関連文書の改ざんでも、財務省の元担当局長が証人喚問で集中砲火を浴びました。官僚は政治権力との関係で正直に証言しにくい立場だけに、叩こうとすれば、いくらでも叩けます。  官僚を舞台にあげ、与野党や世論の批判の矢面 . . . 本文を読む
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麻生氏は人事院のセクハラ法令を黙殺

2018年05月09日 | 政治
  辞任を迫られむくれる 2018年5月9日  麻生副総裁・財務相が乱暴な言動が続いています。次官のセクハラや森友学園関連の文書改ざん事件の「責任をとれ」、「辞任せよ」の要求が高まり、「なぜ俺の責任なのだ」と不快なのでしょう。その気持ちに同情すべき点はあるにせよ、「セクハラ罪という罪はない」は八つ当たりですね。  麻生氏に同情するのは、「財務次官のセクハラ騒動」は次官の個人的行為であり . . . 本文を読む
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改憲の社説比較が示す朝日新聞の病

2018年05月04日 | メディア論
  阻止する材料ばかり強調 2018年5月4日  憲法記念日に新聞各紙が改憲論について社説を掲載しました。同じテーマによる同じ日の社説は、特色を比べるのにいい機会です。際立っているのは朝日新聞の論調で、問題点を並べたて、政府の施策に反対論を唱えても、ではどうしたらいいのかについては、踏み込まないという習性があります。  朝日論を書く前に、各紙の共通点を指摘しますと、改憲議論ができる国会 . . . 本文を読む
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やはりか「石川遼神話の終わり」

2018年05月03日 | 社会
 始めに   2018年5月3日  高校生プロゴルファーとして、数々の記録を塗り替え、「日本のタイガーウッズか」の期待を抱かせた石川遼の全盛期は短く、4年前に「石川遼神話の終わり」というブログを書きました。とっくに賞味期限が切れるブログなのに、その後も、検索で見つけてくるのか、読んで下さる読者が少なくありません。  最近、ある方から「まだ読むに値するから、再掲載してみたらいかがですか」 . . . 本文を読む
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財務次官のセクハラ騒動を検証する

2018年04月30日 | 社会
  氷山の一角、恐れをなし幕引き 2018年4月30日  福田財務次官のセクハラ騒動は、財務省が次官の非を認め、調査終了を宣言し、退職金もわずかに減額する形でケリをつけました。セクハラは各界、各分野に相当な広がりを見せているとみられ、次官のセクハラはその一端すぎないのでしょう。これをもって一件落着とせず、社会的な調査、解明が必要です。  財務省の調査が事実とすれば、財務次官という官僚の . . . 本文を読む
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就職人気で今年も全滅した新聞・民放

2018年04月24日 | メディア論
  学生は読まない、見ない 2018年4月24日  社会の動きをいち早く察知、分析し、政治権力も監視する役割を持っているはずの新聞、テレビの就職人気がまた低下しています。日経新聞による新卒学生(19年予定)を対象にした調査結果は昨年に続き、上位100社に新聞、テレビ(NHKを除く)は入りませんでした。  あらゆる情報が雑踏のように交錯するネットが情報伝達の主力になっていくのでしょう。新 . . . 本文を読む
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安倍政権の体制一新しか出口はない

2018年04月19日 | 政治
  次官セクハラも初期対応にまずさ 2018年4月19日  日米首脳会談を一面トップに掲載していた全国紙は一紙くらいでした。他紙は財務次官のセクハラ辞任で大展開していました。トランプ大統領も自身のセクハラ疑惑、側近の相次ぐ更迭で政権基盤が揺らいでいますし、安倍首相も次々と浮上する不祥事で支持率が急落し、混迷の度を深めています。首脳会談の主な狙いが支持率回復や選挙対策だとみられていますから、し . . . 本文を読む
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モリカケより深刻な日銀の巨大リスク

2018年04月16日 | 経済
  安倍政権下では方向転換が困難 2018年4月16日  国会は森友、加計学園を巡る攻防で明け暮れ、新聞、テレビは反安倍も親安倍も連日、政権の動揺ぶりを報道するのに熱心です。内閣支持率は急落していますから政権は死に物狂いです。責任をもっぱら官僚に押し付け、首相が「膿を出す」といっていれば、逃げ切れるのか、闇が深くなってきました。  そんな最中、黒田日銀総裁が再任されました。経済的視点か . . . 本文を読む
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終幕が近いのではないか安倍政権

2018年04月10日 | 政治
  底が抜けたような情報リーク 2018年4月10日  森友学園と思えば、次は加計学園で連日、「まさか、まさか」ですね。これでは来春の地方統一選、夏の参院選に影響が出ないはずはなく、与党議員も戦々恐々でしょう。与党全体の責任というより、官邸発の問題ですから、「安倍政権はいつまでもつのか」に関心が移っています。  長引けば野党は喜ぶでしょう。喜んでも野党には政権を握る力はありません。自民 . . . 本文を読む
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憲法改正の国民投票は先送りがよい

2018年04月05日 | 政治
   負ければチャンスはもう来ない 2018年4月5日  財務省の決裁文書改ざん事件だけでも、政府に対する国民の不信感が高まり、憲法改正の国民投票で与党側が勝つ見込みは大幅に後退したと、思っていました。さらに、改憲されれば条文に明記される主役の自衛隊で、文書管理の隠蔽疑惑が持ち上がりました。  国民投票にとって、これは致命傷になりかねません。朝日新聞は「文民統制が利いていないと野党」、 . . . 本文を読む
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自由放任のネットテレビの公共性

2018年04月01日 | メディア論
  視聴者の声を聞くべきだ 2018年4月1日  安倍政権が検討している放送事業の見直しに対し、テレビ局、親会社にあたる新聞社から猛烈な批判が巻き起こっています。論点が多岐にわたり、何を重視するかはそれぞれの利害で異なります。今後、放送と通信の垣根がなくなるといっても、放送法の第一条の「公共の福祉(利益の意味)に適合するように規律し、その健全な発展を図る」という精神をどう継続させるかを私は重 . . . 本文を読む
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