新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

トランプ大統領に似てきた安倍首相

2017年06月28日 | 政治
   閣僚もマネしてはならない 2017年6月28日  国会、政党が取り組むべき重要なテーマはメジロ押しなのに、安倍政権は首相自らが火種をまいています。国際政治の世界標準だった米国でトランプ氏が登場し、政治的な正義、倫理が変質してしまいました。政治的正義、倫理はどうでもよくなってきたようです。安倍政権はまさかトランプ政権をマネしているのでないでしょうね。  国として . . . 本文を読む

自衛隊の憲法明記が大騒ぎの平和国家

2017年06月25日 | 政治
   首相の独走が懸念材料 2017年6月25日  安倍首相は、年内に自民党の改憲案を決め、国会の憲法審査会に提出すると発言しました。来年6月には衆参各院で3分の2以上の支持を獲得して、改正を発議し、来年後半に国民投票を実施、2020年には改正憲法を施行したい意向です。最大の目的は自衛隊の存在を憲法に書きこむことです。首相の支持率が急落しており、首相は議席を減らしてしまう . . . 本文を読む

世界遺産になるか「モンテンルパの夜」

2017年06月21日 | 国際
  奇跡の戦犯赦免の物語 2017年6月21日  渡辺はま子が歌った「モンテンルパの夜は更けて」は、昭和27年に20万枚の大ヒットとなりました。それから65年経ち、フィリピンのモンテンルパ刑務所に収容されていた日本兵戦犯の赦免物語を知らない若い世代が増えてきました。けん命に釈放活動を続けてきた島根の洋画家の歴史的資料をユネスコの世界記憶遺産に申請し、戦争における赦しとは何かを検証す . . . 本文を読む

加計学園のボヤを大火にした安倍政権の失態

2017年06月16日 | 政治
  安保法制や共謀罪の運用に懸念 2017年6月16日  加計学園の獣医学部新設をめぐる疑惑は、日本の政治の舞台裏を明るみにする効果は十分ありました。こういう分かりやすい話は、テレビ、ネットの絶好のテーマであり、ボヤの段階で消し止めないと、大火になります。初期消火に乗り出さなかったのは、政権に不都合な背景があり、強行突破しようと考えたからでしょう。政治に対する第三者のチェック機能が . . . 本文を読む

子ガモ保護に警官5人が出動する平和国家

2017年06月13日 | 社会
  近所からの110番でパトカーも 2017年6月13日  先日の日曜日の午後、近所がざわつくので外に出て行ってみると、パトカーと警察官が出動して、人だかりがしていました。何か事件かな、思いました。警察官は5人もいるのです。最近、九州で警察官が自分の妻子3人を殺したばかりです。場所は中央線国立市の静かな住宅街です。嫌な気分です。  近所の人に聞いてみると、なんと、親ガモが5羽 . . . 本文を読む

疑惑を徹底追及する米国議会を学べ

2017年06月09日 | 政治
  ボヤが大火に、日本政治の不手際 2017年6月9日  ロシア疑惑をめぐり、トランプ大統領の捜査への介入があったかどうか。相手が大統領でも、徹底的に追及する米国議会の精神、姿勢を見ていまして、日本との大きな違いに驚ろかされます。日米の政治、議会制度は違い、単純に比較できないにせよ、あいまいな処理が問題を拡大してしまう日本にとって、学ぶべき点はあると思います。  連邦捜査局( . . . 本文を読む

子供にも知ってもらいたい産業再生の方法

2017年06月06日 | 経済
  英語と理科とソフトの一体教育 2017年6月6日  珍しく榊原経団連会長が正論を吐いています。「国会で集中審議すべき項目は山ほどある。優先順位からすると、加計学園ではないだろう」と。国際的な電機メーカーの役員を務め、工学博士号を持つ知人も「獣医学部を一校分、新設しても、産業力の強化にわずかな効果しかない。政治が扱うべき最重要政策があるではないか」と、憤懣やるかたない様子です。 . . . 本文を読む

加計学園問題をこじらせた政権の強引さ

2017年06月03日 | 政治
  報道も識者も白組と黒組に分断 2017年6月3日  加計学園問題で次々と新しい情報が飛び交い、メディアも識者も、シロ組(擁護派)とクロ組(批判派)に分断され、思い思いの主張を発信するので、問題の本質がどこにあるのか見えてきません。安倍政権の政治体質が絡んでおり、両者の対立は増幅されています。国際情勢が混乱を増しているこの重要な時期に、学園問題が国の最大の争点になっているのは不幸 . . . 本文を読む