新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ

全国紙の元記者・中村仁がジャーナリストの経験を生かしたブログ
政治、経済、社会問題、メディア論などのニュースをえぐる

政権支持率の低下を招いているのは岸田首相より自民党

2024年06月27日 | 政治
  メディアも右往左往 2024年6月27日  連日、岸田降ろしの風が吹きまくっています。こうなると何が正しい選択なのかより、岸田首相がいつ退陣するか、だれが後継首相になるのかに関心が移ってしまうのが政治ジャーナリズムの悪習です。    政治の底流より、表層雪崩の動きばかりを報道する。かりに次の総裁が決まったとっしても、日本の政治がどう変わっていくのかが分からない。スローガンだ . . . 本文を読む

都知事選の広報騒動で見た間抜けな選挙管理委員会

2024年06月24日 | 社会
  出し抜いた候補者たち 2024年6月24日  東京都知事選の選挙公報が配られてきました。唖然、茫然です。回を追うごとに違和感のある候補者の広報が増えてきており、今年は一挙にタガが外れた感じです。14㌻もあるこんな広報紙を都民722万世帯に配布し、都内1万4000か所にポスターを貼る掲示板を設置した都選管は間抜けとしかいいようがありません。    候補者の方は狙いを定めて悪 . . . 本文を読む

国際情勢は重大なのに政治部は空疎な記事を乱造

2024年06月21日 | 政治
  駆け引きより政策論争を 2024年6月21日  イタリアでG7(先進国首脳会議)が先日開かれ、7人の首脳のうち6人が来年も参加できるか分からないと指摘されました。岸田首相、バイデン米大統領、マクロン仏大統領らです。G7が1975年に開かれ約50年経ち、国際情勢の力関係は様変わりとなり、G7はすっかり力量が低下しました。大波乱の世界史の時代です。    日本の一人当たりのGD . . . 本文を読む

異次元金融緩和の最終的な出口は2、30年先か

2024年06月16日 | 経済
   国債減額は出口の入り口 2024年6月16日  日銀は金融政策決定会合で、長期国債の買い入れを減らしていく方針を決め、7月に規模を決めることにしました。その規模は「市場参加者の意見を確認しながら計画を作る」、「1-2年程度の減額計画を決める」と、植田総裁は述べるにとどめました。慎重というか、市場への地ならしというか、自信がないのでしょう。    新聞は「マイナス金利の解除 . . . 本文を読む

第4回コロナ闘病記=退院後初の検診で朗報「7月上旬解放」

2024年06月13日 | 社会
  携帯ボンベでバス初乗り 2024年6月12日  コロナウイルスによる重症の急性肺炎にかかり、立川相互病院に救急車で搬送され、丸2週間入院していました。退院したのが6月1日で、昨日の11日に退院後初の検診にいってきました。結論は「次回検診の7月9には、酸素補給器と酸素ボンベが不要になり、普通の生活に戻れます。そのつもりでいてください」という朗報でした。    「あとひと月も酸 . . . 本文を読む

(続々)コロナ闘病記:慢性の誤嚥性肺炎が重症化の引き金?

2024年06月06日 | 社会
  ウイルスに突かれた弱点  2024年6月6日  私は毎朝、朝刊社会面の死亡記事に目を通します。何歳くらいの誰が亡くなったかを知るためです。死因に誤嚥性肺炎という表記がしばしば目につくようになりました。以前は、あまり見かけなかった表記です。特に80代前後に人の死因に目立つ。    急に誤嚥性肺炎が増えたのではなく、医療記事などでも誤嚥性肺炎が題材になることが多く、死亡記事で漠 . . . 本文を読む

(続)コロナ闘病記:肺損傷で酸素不足、せん妄、無声状態

2024年06月03日 | 社会
  酸素補給器が必携に 2024年6月3日  5月19日(日)の未明に救急車で病院に搬送され、2週間、入院しました。退院できたものの、自宅ではしばらく酸素補給装置付きの不便な生活です。私の場合、コロナウィルスが急性肺炎を起こし、その肺機能が元通りになるには、2か月ほどかかるという宣告です。    感染症法5条に移行して、公式の発表も報道もあまり見かけなくなりました。私もすっかり . . . 本文を読む

コロナ闘病記=重症化、急性肺炎、救急搬送、緊急入院、2週間

2024年06月02日 | 社会
肺破損で酸素供給生活の後遺症 2024年6月2日  コロナウイルスが感染症法第5類に移行し、油断していたら、感染し、重度の急性肺炎(後で判明)になりました。ある晩、身動きが取れなくなり、もがいていても、もがいても手足が全く動かない。そのうち朝になり、救急車の出動を要請しました。    5月19日(日)の未明から早朝にかけ、ベッドから何度も立とうとしてあきらめ、うとうととし、 . . . 本文を読む