JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

たぶん最後のご挨拶

2012年02月21日 09時27分05秒 | Cafeバナ
ここ数日、私にしては珍しく、連続更新という形をとってみました。連日って大変ですねぇ。Cafe終了にともなう諸々の作業と同時進行だったので、余計そう感じてしまったのですが、それでもいい経験になりました。

この4年と10ヶ月には、いろんな思い出があります。’妻’ と ’母’ の間での創作活動は、やっぱり大変でしたし。ぶっちゃけ今も、息子のテスト期間中でね、数学の証明問題をうんうん言いながら、◯つけしてるの。もう頭が朦朧として、倒れ込みそうよ。ふぅ~。

最後くらい、落ち着いてゆったりCafe生活を満喫しようとしたのだけど、なかなかですねぇ。望みどおりにはいかないわ。しかし、そういったリアルの出来事やそこで感じたことが、創作の原動力になったりする訳で。’妻’や’母’の顔もあっての、’じんちゃん’なのでしょう。

内容によってお仲間さんが入れ替わるのも、このページの特徴でした。ちょ色気が苦手な人もいれば、恋バナが苦手な人もいる。また反対に、それらの内容を楽しみにしてくれている人もいる。反応は様々。気にしていたらキリがなく、その時々書きたいものを書いていくだけ。

が、何れにしても感謝したいのは、よくぞ長文のエッセイにお付き合いいただいたなと。現在ブログ人への移行に伴い、修正作業をしているのですが、はっきり言って泣いてます。あまりの長さに。トホ~。

最初はね、書きためたエッセイが残れば御の字だと思っていました。しかしコメント欄を読み返しているうち、お仲間さんたちのアントキノキモチも、連れて行きたくなった。全部って訳にはいかなかったのですが、コメントも込みでお引越しです。そんな作業を続けているとね、改めて交流のあった人からたくさんの宝をもらっていることに、気づきました。何より、心ある言葉をいただいていた。それが一番嬉しかったです。

LAST MESSAGE

2012年02月14日 23時54分47秒 | Cafeバナ
(一)
もうすぐCafeがなくなります。ネットの世界へやってきて、4年と10ヶ月。ID名を変えることなく生息し続けた、私にとって大切な居場所でした。エッセイを書き、仲間と語り合い、楽しい思い出ばかりじゃなかったけどね…

虚と実が交錯する中、心を痛めたことも、何度かあった。解釈や感情の行き違いを、じっくり紐解く余裕もないまま、加害者のごとく晒し者になったのは、一度や二度ではない。それでも何とか保ってこれたのは、交流を続けてくれた人たちのおかげ。本当に、心から感謝します。ありがとう。

(ニ)
Cafeが終わるにあたり、鬱々と溜め込んでいた気持ちを、解放してみます。できるだけ正直な心の内を、残しておきたい。誰かを気遣ったり、媚びへつらったエッセイは、後から読んでも、イマイチ好きになれないのです。自分でもね。ただ表現の方法は、考えたいと思います。

この『LAST MESSAGE』を読んでくれる人は、ほとんどが今の仲間。大切な人々に、不愉快な思いをさせて、終わらせたくはありません。「涙は呑んで、感情を口にする」かつての私に、そんなメッセージを送ってくれた仲間がいましたが、久しぶりに気になる小説を再読したら、ストンと腑に落ちた。そんな感じです。おっそ~~~

(三)
Cafeでの交流。和やかなムードに心がほぐれ、しょっているモノを傍らに降ろせる時もあれば、張り詰めたムードに心が曇り、リアルの生活にまで影響を及ぼす時もあった。Cafeは、あくまで息抜きの一つ。その範疇を超えれば、身も心も侵食されていく。

ここには社会の中で、或いは家庭の中で、役割を持って生きている人が、たくさんいた。そんな人々がしばし寛ぎ、仲間と語らい、ぼんやり考えをめぐらせる。そうしてまた、リアルの生活へと戻っていく。Cafeとは、本来そういったものではなかったか。

ある人にとっては、しごく当前のことだろう。しかし、その当前のことを学び取るまで、私には、途方もない時間がかかった。その間には、大切な親族も失った。今も正直、ネットと適切な距離を置けているとは言い難い。それでも家族との団欒だけは、守っていきたいと思っている。

リアルが、虚構世界に負けてはならない。そう感じているから…

(四)
ネット上でのキャラクターと、リアルに存在している当人は、ぴったりとは重ならない。限りなく近い人もいるだろうし、とてつもなく遠い人もいるだろう。また同じ対象、或いはその行動を眺めていても、受け取り方はそれぞれ。個人の立ち位置や、それまでの経験により、見え方だって変わる。

だから気にする必要などないのだ。どんな解釈をされようと。それでも相手の目に映る、決して美しくない自分を受け止めるのは、辛かった。当人にだけ分かるスタイル、関係者ならピンとくるスタイル、何れにしても、訪れたページに綴られていたのは、私への揶揄、皮肉、非難。

一つ一つの言葉が心に刺さり、涙が止まらなくなった。時には何ヶ月も、エッセイが書けなくなった。一方的見地の公開、信頼していた仲間との行き違いほど、そうした流れになってゆく。そうしてそれは、どう考えても、やり場のない心情の吐露という領域ではなかった。

当事者間で言葉を交わす余地は、本当になかったのだろうか?

(五)
虚の世界においても、心ある交流ができればという思いで活動してきた。その気さえあれば、いくらでも世界の広がる土壌ではあったが、広く薄い関係よりは、限られた範囲内であろうと濃い関係を望んでいた。一人一人の仲間の存在を、意識できる位置でいたかったのである。

しかし、そうした状況が往々にして摩擦を生むこともあった。仲間同士が良好な関係を保てるとは限らない。或いは逆に、間に入っている人間が気をもむ程、接近してしまう。そんな事情に端を発する緊迫感が、時に場を覆っていた。誰が、どこで、どんな振る舞いをしているか。ガラス張りの交友関係が、関係者の神経をさらに刺激する。

嫉妬する側、される側、とばっちりを受ける側、ひと通り経験して、くたびれ果てた時期があった。結局似たようなことが繰り返されているだけじゃないか…。自分なりの小さな城を大切に守っている人、ネットの特性を利用し交流を謳歌している人、個人的な感情を隠そうとしない人、周囲との調和や公共性を重んじる人。相反するタイプも行き交うCafeという空間。諍いが起きても不思議じゃない。

自分の城について言えば、私はただ、みんなと仲良くやりたかった。「穏やかな交流になっていくまで5年、それまで頑張ってください。」仲間の言葉にあった期間を迎える前に、Cafeはその幕を閉じる。

(六)
誰かにトキメク感情を否定はしないが、公開された場である以上、二人の間の話だけでは済まないということ。自分の書いたものが誰かに影響を及ぼすかもしれないということは、意識しておいた方がいいのではないか。周囲にバレていないと思っているのは、当事者だけなのである。

虚構の世界からリアルの世界へ。その残骸を目にして、苦しくなったことが何度かある。しかし悪い側面というのは、なかなか伝わらない。甘美な部分だけが増殖され、新たな犠牲者を生み出すのだ。確かに、Cafeがなくなるのは寂しい。が、その反面致し方ないと感じるのは、こういった形態を使いこなせる程に、私たちは成熟していない。
たぶんね…

(まとめ)
これでいいのだろうかと思い続けてきた、Cafeの側面について書いてみました。おそらく、ネット上の同様のコミュニティに、大なり小なりついて回る問題ではないかな。それを意識しているか否かは別にして。私はね…それなりの年齢を重ねてきた人たちには、格好よくあってほしいんですよ。勿論、自分自身も含めて。

公開された場に籍を置いている以上、その振る舞いは、いろんな人の目に晒されています。人の目にどう映っているか…それにとらわれ過ぎてもいけないが、無自覚でもいけない。例え頭の片隅にでも、意識しておく必要があるのではないか、とCafeの活動を通じて感じました。

ここは、様々な人たちが、つながり合っている空間です。そうして、それぞれの人たちに想い(心)があります。たった一人の人間に放った矢が、他の人に刺さることもあります。状況を見てとって、心を痛める人もいます。本人は意図しなくとも、知らず知らずのうちに、誰かを巻き込んでいるかもしれないのです。時には、愛の言葉さえもね…

そうして、基本みんなが息抜きに来ている場であるということ。寛ぎにきている場で、気が滅入るような記述を見たら、その人も辛くなります。リアルで何がしかを抱えているのは、みんな同じ。あなただけではないのです。時には、愚痴を吐きたくなることもあるでしょう。しかし、ここで元気をもらったら、しばらく自分の足で歩んでみませんか?人の心は吸い取り紙じゃない。大切な友人の心ほど、こんなことを聞かせて苦しくないかな?と、気にかけることも必要だと思います。

Cafeを卒業しても、新しい場所で、みんなが気持ちよく過ごせるように、そんな環境づくりを願っています。

ベビーフェイスにさようなら

2012年02月09日 00時14分27秒 | in the forest
あの頃の関係に戻れないのには

理由がある

私にしかわからない理由がある


心の内は結局誰にも言えなかった

話したところで巻き込まれるだけなのだ

エッセイにだって書けなかった

諍いの道具として使いたくもなかった


だから、ずっと一人で抱えていた

相手が口にした誰かへの痛烈な批判さえも


いい気なものね

何も知らないクセに

心の奥深く埋めこまれた言葉を

時として誰かに向かって投げつけたくなる


しかし口にした以上

それは私の言葉となり誰かの心に突き刺さる


このまま抱え続けるか、解き放つ時が来るのか

或いはさらなる時間の経過と共に

取るに足らないことになっていくのか


本音と建前

同調と共感

今日も人は、自分に相応しい手法で誰かとつながっていく

そうして私は、苦々しい思いでありふれた台詞を噛み締める


「気持ちわかるよ・・・」




最終章

2012年02月01日 22時59分00秒 | ドラマ
ここでの活動も、残り一ヶ月を切ってしまいました。新しい舞台への移行が完了しているお仲間さんも多い中、この期に及んで何をしているのやら。ったく往生際が悪いとは、このことだ!

1月は忙しかった~。PTA役員の仕事に加え、小中学校で新年度委員の選出が始まり、2週間で4度も夜の会合へ。もう内心「ええ加減にしーや」と怒り心頭でした。

うちはまだいいわよ。母と同居しているから。夕食の準備半ばでバトンタッチすることもできるし、夫の帰りが遅くなっても、子どもたちだけの夕食にならずに済む。

しかし、他の家はどうなんだろう。子どもの環境を整えるPTAの活動が、彼らを寂しくさせているのではないかしらん。それとも、うるさいオカンがおらんで清々しているのかな・・・

正社員にしろ、パートにしろ、働くお母さんが多くなった昨今、昼間に活動の時間を取り辛いのはわかる。しかしその一方で、平日に学校で行われる母親向けの講演会なるものが、依然として存在している。

子どもが小さい-とてもじゃないが幼子を抱え動くのは難しいよ-という時期は、それもいい。が、外の世界へ踏み出せる環境になったなら、それに見合う形態を考えていってはどうか。

毎回役員をかき集め、少ない参加人数をしのいでいる状態を見るにつけ、やれやれと感じる。当たり前だ・・・ 学年懇談会や授業参観さえまともに成立しないご時世なんだから(小学校はまだ何とか、中学は厳しいな〜)。

時代にそぐわない行事の為に、役員の負担が重くなる。願わくば、その労力が報われる内容であってほしい(同じ時間を費やすのならね)。そうして、仕事はできるだけ軽く。でないと引き受け手がいなくなってしまうし、一部融通の利く人たちへしわ寄せがいく。

にしても、しんどかったのなんのって。心を軽くするテーマの講演会で、疲れ切ってどうするねん。ようやく一息ついた夜、娘に「お母さん、今日はドラマ見る?」と言われ、倒れ込んでしもた。「もう疲労困憊。母ちゃん死にましたー。」「ほらほら、上川隆也出てるよ。」 「ぶっ生き返りました~」

宮部みゆき原作のTBSドラマ『ステップファザー・ステップ』(月曜夜8時)が、なかなかイケます。欲を言えば、もっと落ち着いた時間帯にやって欲しかった。伊東四朗率いる、法律事務所の面々がナイスです。平山あや。 映画『ウォーターボーイズ』で、調子の悪い自販機を飛び蹴りで直していた子だね。やっぱええ味出してるわー。

主演は上川隆也。孤高の怪盗をシャープに演じようとするものの、何故だか双子の父になってしまい、おっと・と・と・い!たたらを踏んでいる状態に萌え~。褒めてんのかい。ムフフ。いい男がそれをやるからキマるんです。

薬師丸ひろ子とやっていた『ママの遺伝子』の頃、ムチャムチャ気に入っていたのだが、あれから10年・・・ちっとも老けこむことなく、男の色気満開になっているのが、私にとってはミステリー♪ともすれば宮部みゆきが紡ぎ出す世界より、’うーむ。実に、興味深い’。

ったく、どこ見てんのよ~。「若い奥さんをもらったからじゃない?」とは、お仲間さんの弁。なるほどねぇ。つーか、いつの間に結婚していたんだよう。じんちゃんがテレビから目を離しているうちに、世の中は変化していたのね。

もう一つ、同じくTBS日曜劇場の『運命の人』(日曜夜9時) 。私的にキターッ!と、ツボに嵌ったドラマでした。沖縄返還をめぐる政府の密約を暴いていく話。モックン(本木雅弘)が、正義感プンプンのアツい新聞記者を演じます。新聞社、外務省、政治家、主人公の親族。登場人物がやたら多く、しかも豪華キャスト。

ただし、それぞれの登場人物を演じる役者陣が、以前出演したドラマの陰を引きずっており、大森南朋と柄本明が向い合っていると、『ハゲタカ』 VS 『妖怪人間ベム』に見えて仕方がない。特に柄本さんは、目薬の宣伝のような決め台詞を、いつ言い出すかしらん思て。「あなたの目、なんだか乾いてますね」

おーっと、食い入るように画面を見つめたのは、いい女をめっけたから。最近は、困り顔の男より、睨み顔の女に目がいきます。米倉涼子、柴咲コウ、黒木メイサもちょっといいね。儚げな木村多江や肉感的な井川遥も、好きなんだけど。ところで、この人誰~~~?滴ってるわ~~~

ワクワクしながらエンディングのクレジットを待っていたら、真木よう子だった。あ、映画『モテキ』に出ていた子だ。森山未來くんの職場の先輩役で、威勢よく彼をシバき倒していた。経歴を見ていたら面白い。無名塾出身だが、退塾に至るまでのエピソード・・・うーむ、パンチが効いている。

外務省の事務官で、国家機密を握るポジションにいる。プラス女の色香を武器にして、モックンに迫る。いや、モックンも迫る。互いの利害関係が一致し、道ならぬ恋を突き進むが、それに横槍を入れるは、ねっとりと嫉妬心を増殖させるストーカー夫、病身の原田泰造と、私だけが彼の弱さをわかっているの…健気にふるまうヴィヨンの妻、松たか子。

含み笑いをしている間もなく、怒涛の展開へ。政府の欺瞞を暴くつもりが、一気にピンチに陥るモックン&真木よう子。進行早いなー。モックンは、記者にしては美し過ぎかしらん。梶原善(←『王様のレストラン』のパティシエ)や、杉本哲太(←いい味を出してきたよね。地味ながら。)松重豊(←『ドン★キホーテ』高橋克実の第一子分。大好きです) の方が雰囲気出てる。

大体マッチョなんだもーん。あんなムキムキの記者いるのか?(←ごっつー偏見)。とは言え、楽しいから見る!真木よう子目当てに見る!! 山崎豊子作品であるとか、豪華キャストであるとか、そんなウリを軽く蹴散らす、彼女の爽快感がよかった。

では残り1ヶ月。ギリギリまで私らしく、Cafeの舞台に立とうと思います。よろしくネ。

http://www.youtube.com/watch?v=jEjRPGMbdLw