新年明けまして、初エッセイでございます♪みなさまは、どんな年末年始を過ごされましたでしょうか。うちは、子どもたちを中心にドラマ『相棒』漬けでねぇ。(^^ゞ 参るわ。’Season7’の時点で、しつこいっちゅーねん!いうツッコミを入れていたのに。あれから、はや2年。他所の子の成長は早いなぁ~『相棒』は他所の子かい!!
必殺シリーズもそうだが、テレ朝のドラマは、今を意識しながら継続させるのが上手い。古臭くならないのね。おっちゃんのハートをぎゅっと掴みつつ、若い世代も取り入れていく・・・ 捕らわれの娘よ(小4)、気の毒に。まぁ幼稚園時代から、『はぐれ刑事』にハマっていた子やからねぇ。
テレ朝のドラマと言えば、久しぶりに復活した『味いちもんめ』がよかった。しかし、奇しくも同じ時間帯に並んでいたのですよ。映画『容疑者Xの献身』と。前者は、SMAP中居くんの代表作として、イチオシのドラマ(スペシャル版)。後者は、エッセイで取り上げ応援していたドラマ(『ガリレオ』)の映画化作品。うーむ。しばし、宙を睨み迷ったのだけどね、何度目かの『容疑者X・・・』を切り捨てた。だって見届けたいじゃない。代表作の看板を進呈している以上は(←中居くんには余計なお世話だ)。
参入したのは番組開始後30分。京都の料亭の主が亡くなり、その通夜ぶるまいに、東京から腕のある料理人(小林稔侍&中居くん)を呼び寄せるくだりだった。稔侍さん、かっこええわぁ~。そもそもの舞台、料亭藤村の花板さんなんだけどもね、正座して静かに女将と話をしているシーンでは、料理人としての人生が透けて見えてくる。只者やないね。ああ~抱きしめられたい。稔侍さんにじゃないわよ。あの花板さんに!!(役名:熊野信吉です)その位、ぐーっと物語世界へ惹き込まれていくのでした。
京都と東京、各々の料亭女将の持ち味も、楽しめたな。高畑淳子、野際陽子、樹木希林。熟年チームならではの、安定感のある仕事ぶり。モチ茶道界の重鎮を演じる橋爪功さんもネ。若手では、貫地谷しほりの活きの良さがオツで、胸をユサユサ揺らしながら、京の河原を走るシーンでは、思わず画面に目が釘付け。あと、若い板前メンバーの窪塚俊介くん。育ちの良さが香る控えめな、それでいて余韻を残す、存在感がありました。お兄ちゃん(洋介)は、その個性で突出してくるタイプだったけど、また違った方向性で輝いていたヨ。
辰巳琢郎、今井雅之、内藤剛志・・・ かつてのシリーズを支えた板前が、顔をそろえる回想シーンでは、こちらも胸が熱くなってしまった。中居くん、初々しいなぁ。『がんばりましょう』を、懸命に踊っていた頃かしらん。歌番組においても、旺盛なサービス精神で、精一杯表現していた彼を、気に入ってたんだよね。
ドラマが始まったのは1995年の1月。ちょうど阪神淡路大震災が起こった時期です。あれから16年。その間には、主演の中居くんの風情も様変わりしたし、こちらの意識も変わったし。復活と言えど、どうよ?なんて心配も、なきにしもあらずだったのですが、そんな憂いは見事に吹き飛んじゃった。
『砂の器』『白い影』『私は貝になりたい』役者としての格を上げたいが如く、大作に挑む度、ハラハラしながら眺めていたの。はっきり言って、似合わねぇ~と感じた。アイドル出身なればこそ?’ ここで箔をつけて’みたいな欲が出ている気がしてね。で、やたらそういう作品を、周囲も代表作にしたがるじゃない?
だけど、代表作とは器を言うのじゃない。中身が伴ってこそのモノだし、その素材をどこまで生かしたか、その旨味がどこまで認知されたかを考えると、『味いちもんめ』は中居正広の作品群の中で、もっと評価されてもいいのではないか。しかつめらしい文芸作品じゃないけどサ。なかなかよく描けているよ。人間ドラマとしてね。友人は、『ナニワ金融道』を推薦。それでええやん、と思うのです。
ストーリーは、船場吉兆の産地偽装事件をなぞる展開となった。板場を仕切っていた渡辺いっけいが、堕落した料理人となり、酒を飲むやらクダを巻くやらで、現場を荒らしまくる。まるで裏でやっている『容疑者Xの献身』での、万年助手のウサを晴らすように。出演者がカブると、こんな遊びもできます〜。
一方、料理に対する情熱を保ち続ける中居くんは、’どうせ東京から来たお人やろ’と、斜に構えていた周囲の人間を惹き込み、場を活気づけていく。上と下とに挟まれ、責任も求められる・・・そういうポジションで奮闘している姿を見て、感慨深かった。彼と同じように年を重ね、またもや、その立場に感情移入してしまった視聴者も多いのでは?
廃業間際まで追いやられながら、スポンサーに成り得る人物を料理対決でうならせ、巻き返しをはかるのだが、’無事お金を出してもらって店を存続できました♪チャンチャン’で終わらなかった所がシブい。それが現実だもの。とはいえ希望をもたせる結末でした。元気がでた。
中居くん、胸はって!『味いちもんめ』を代表作にしてネ。
必殺シリーズもそうだが、テレ朝のドラマは、今を意識しながら継続させるのが上手い。古臭くならないのね。おっちゃんのハートをぎゅっと掴みつつ、若い世代も取り入れていく・・・ 捕らわれの娘よ(小4)、気の毒に。まぁ幼稚園時代から、『はぐれ刑事』にハマっていた子やからねぇ。
テレ朝のドラマと言えば、久しぶりに復活した『味いちもんめ』がよかった。しかし、奇しくも同じ時間帯に並んでいたのですよ。映画『容疑者Xの献身』と。前者は、SMAP中居くんの代表作として、イチオシのドラマ(スペシャル版)。後者は、エッセイで取り上げ応援していたドラマ(『ガリレオ』)の映画化作品。うーむ。しばし、宙を睨み迷ったのだけどね、何度目かの『容疑者X・・・』を切り捨てた。だって見届けたいじゃない。代表作の看板を進呈している以上は(←中居くんには余計なお世話だ)。
参入したのは番組開始後30分。京都の料亭の主が亡くなり、その通夜ぶるまいに、東京から腕のある料理人(小林稔侍&中居くん)を呼び寄せるくだりだった。稔侍さん、かっこええわぁ~。そもそもの舞台、料亭藤村の花板さんなんだけどもね、正座して静かに女将と話をしているシーンでは、料理人としての人生が透けて見えてくる。只者やないね。ああ~抱きしめられたい。稔侍さんにじゃないわよ。あの花板さんに!!(役名:熊野信吉です)その位、ぐーっと物語世界へ惹き込まれていくのでした。
京都と東京、各々の料亭女将の持ち味も、楽しめたな。高畑淳子、野際陽子、樹木希林。熟年チームならではの、安定感のある仕事ぶり。モチ茶道界の重鎮を演じる橋爪功さんもネ。若手では、貫地谷しほりの活きの良さがオツで、胸をユサユサ揺らしながら、京の河原を走るシーンでは、思わず画面に目が釘付け。あと、若い板前メンバーの窪塚俊介くん。育ちの良さが香る控えめな、それでいて余韻を残す、存在感がありました。お兄ちゃん(洋介)は、その個性で突出してくるタイプだったけど、また違った方向性で輝いていたヨ。
辰巳琢郎、今井雅之、内藤剛志・・・ かつてのシリーズを支えた板前が、顔をそろえる回想シーンでは、こちらも胸が熱くなってしまった。中居くん、初々しいなぁ。『がんばりましょう』を、懸命に踊っていた頃かしらん。歌番組においても、旺盛なサービス精神で、精一杯表現していた彼を、気に入ってたんだよね。
ドラマが始まったのは1995年の1月。ちょうど阪神淡路大震災が起こった時期です。あれから16年。その間には、主演の中居くんの風情も様変わりしたし、こちらの意識も変わったし。復活と言えど、どうよ?なんて心配も、なきにしもあらずだったのですが、そんな憂いは見事に吹き飛んじゃった。
『砂の器』『白い影』『私は貝になりたい』役者としての格を上げたいが如く、大作に挑む度、ハラハラしながら眺めていたの。はっきり言って、似合わねぇ~と感じた。アイドル出身なればこそ?’ ここで箔をつけて’みたいな欲が出ている気がしてね。で、やたらそういう作品を、周囲も代表作にしたがるじゃない?
だけど、代表作とは器を言うのじゃない。中身が伴ってこそのモノだし、その素材をどこまで生かしたか、その旨味がどこまで認知されたかを考えると、『味いちもんめ』は中居正広の作品群の中で、もっと評価されてもいいのではないか。しかつめらしい文芸作品じゃないけどサ。なかなかよく描けているよ。人間ドラマとしてね。友人は、『ナニワ金融道』を推薦。それでええやん、と思うのです。
ストーリーは、船場吉兆の産地偽装事件をなぞる展開となった。板場を仕切っていた渡辺いっけいが、堕落した料理人となり、酒を飲むやらクダを巻くやらで、現場を荒らしまくる。まるで裏でやっている『容疑者Xの献身』での、万年助手のウサを晴らすように。出演者がカブると、こんな遊びもできます〜。
一方、料理に対する情熱を保ち続ける中居くんは、’どうせ東京から来たお人やろ’と、斜に構えていた周囲の人間を惹き込み、場を活気づけていく。上と下とに挟まれ、責任も求められる・・・そういうポジションで奮闘している姿を見て、感慨深かった。彼と同じように年を重ね、またもや、その立場に感情移入してしまった視聴者も多いのでは?
廃業間際まで追いやられながら、スポンサーに成り得る人物を料理対決でうならせ、巻き返しをはかるのだが、’無事お金を出してもらって店を存続できました♪チャンチャン’で終わらなかった所がシブい。それが現実だもの。とはいえ希望をもたせる結末でした。元気がでた。
中居くん、胸はって!『味いちもんめ』を代表作にしてネ。