JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

現実と創作の間

2007年06月27日 17時57分00秒 | 夫婦
 うちの嫁さん、何を考えてるんだかわからないんだよね。いつ頃から、こうなっちゃったのかな・・・

 昔は、僕の事を真っ直ぐに見つめていて、その視線が眩しいくらいで、「自分は愛されてる」っていう確信があった。彼女の親に結婚を反対された時も、大事な親の思いを突っぱねて、僕の胸に飛び込んできてくれた。そういう真っ直ぐな所が可愛くて、いとおしくて、一生大切にしたい、幸せにしたいって思ってた。

 今、確かに彼女の瞳に、僕は映っているのだろうか・・・

 数年前になるかな。彼女は、過去の恋人と再会してしまった。きっかけは、僕が買ったパソコン。友人同士のメールのやり取りから、それは始まった。日々の生活、感じた事を綴るうち、まるで熱にでも浮かされたように、その作業に熱中していった。彼女は、学生時代から書く事が好きだったんだ。たかがメールじゃないか。何でそこまで魂込めなければならないんだ。僕には理解できなかった。

 テレビ番組のモニターの仕事をしていた時があった。番組をチェックし、感想をまとめて、原稿用紙に書く。毎月微々たる収入があったが、その収入を軽くふっとばすだけの時間を割いていた。放っとくと、何時間でも机に向かっている。バカじゃないかと思った。誰も彼女のレポートなんか、真剣に読んでいないんだ。そんなものに、何故それ程熱くなれるのか。それでも彼女は、幸福そうだった。好きな事をしてお金を稼ぐ幸せ。僕が手にしていないないものを、彼女は手にしている。その原点となった恋人に、僕は激しい憎悪を感じていた。

 彼女の父親が、深刻な病にかかった時があった。検査の結果、やはり手術になりそうだという電話を受け、彼女はひどく落胆していた。受話器を耳にあてながら、必死で泣くのをこらえていた。力になりたい、彼女を抱きしめたいと、心から思った。が、電話を切った彼女は、僕の前を通り過ぎ、台所へ向かった。涙がこぼれないよう天井を見上げて一息つき、夕食の支度を始めた。何故、僕に何も言わない。何故、僕にすがってこない。夫婦って何なんだ。僕は怒りを覚え、隣室で彼女を傷つけるような一言を口にした。不意に、台所で激しくしゃくり上げる声がした。かけつけると、彼女は声を放って泣いていた。それでいいんだ・・・僕は、そっと彼女を抱いた。僕もその苦しみを受け止める。もっと泣いていいよ・・・だけど僕は知らなかった。彼女はその時、心の底から僕を憎んでいたんだ。’自分が優位に立つ為に、わざと傷つけたのか’ ’つまらない男のプライドの為に’ ’それを優しさだなんて認めない’ 彼女は、そう解釈していたのだった。不器用な形でしか自分の思いを表せない僕は、益々彼女から誤解され、軽蔑されていった。もどかしさを感じても、どうする事もできなかった。

 最近になって、彼女はまた活動の場を見つけた。切ろうとしても切れない彼女の恋人。すべては、その恋人の為に回っている。家族、日々の生活、彼女自身の喜び、悲しみさえも。そんなのバカげてる。人を何だと思ってるんだ。僕は、一体何なんだ。ネタの一つか?再び、ひどい憎悪を覚え、ケンカになった。「誰の為にやってるんだ」愚かな質問をしてしまった。「私の為よ!」彼女は毅然と言い放った。そして、恋人への思いのたけをぶちまけた。「私の生き甲斐だから邪魔しないで」と。完全なる敗北。もう、どうしようもない。その恋人の存在を受け入れる事で、彼女が心から笑えるのなら、認めるしかないと思った。

 夫婦仲は、とりあえず回復した。彼女は再び、僕の瞳を覗きこんで、にっこり笑うようになった。無邪気に甘え、無邪気にじゃれついてくる。しかし相変わらず、心の中は見せない。決して覗く事のできない彼女の心の奥に、何が潜んでいるのか。

 ねぇ、奥さん。時折、君が見せる得体の知れない薄笑いに、僕が気づいてないとでも思ってる?


幸せ一家の水面下

2007年06月23日 14時19分00秒 | 夫婦
 私のコワれ具合を見て心配してくださった方から、「診断書もらわなきゃ」という反応をいただいたので、早速病院へ行って参りました。診断結果は、「恋の病である」との事。どうやら夫に首ったけのようです・・・。ふん。冗談じゃないよ。今日は、ちょっと真面目な話。

 この活動を始めて早々に、夫と初の大ゲンカをやらかした。それまでにも、私のちょっとした息抜き(ドラマ鑑賞)に目くじらをたて、小さな衝突を繰り返していたのが、一気に爆発したのである。要は、妻が自分以外のものに夢中になっているのが気に喰わないのだと、私は理解している。ではその妻に、家庭にいる幸福感を与えているかといえば、そうではない。確かに、夫が浮気に走る訳でもなく、暮らしにひどく困っている訳でもなく、夕食時には家族の笑みがこぼれ、一体何が不満なの?と言われる身の上である事は、重々承知している。だが悲しい哉、私は夫に、自分の存在意義を認めてもらえなかった。少なくとも、そう感じていた。

 家事に対してきっちりしている夫は、ことごとく私の不出来を数え上げた。元来得意じゃない分野を、それでも十数年に渡って積み上げてきた身には、そういった評価は辛かった。夫や子どものお弁当は、ほぼ毎日作り続けた。冷凍物に頼らず、手作りで通した。決して料理上手ではないのに、我が家ではお残しナシ。どんな料理もみんなが完食してくれる。本当にありがたい事で感謝しているのだが、そうした努力を当たり前と思ってほしくない気持ちもある。洗物は食事が終わったらすぐに始めなければならないトカ、部屋の中が始終きれいサッパリ片付いていなければならないトカ、そういうのは私から言えば、一種の趣味の問題だと思っている。その状態がベストであるのは事実だが、それ程人に押し付けなければならない話だろうか。挙句、頼みもしないのに参入してくるのだが、それが数日続くと何で俺がやらにゃいかんのだといった怒りが見え隠れし始め、こちらの神経を圧迫する。正直たまらなかった。

 勿論、いい面もある。要領の悪い私を、サポートし続けてくれたのは事実。家事や育児だって、助けてもらったおかげで、随分楽になった。限りなく専業主婦に近い存在であるにもかかわらず、夫からこんなに協力してもらえる人は、そうそういないだろう。確かにそれはそうなんだが、ちょっと息苦しいんだなー。軽い現実逃避となる快楽の芽は、つぶされる事が多かった。私だけの世界へも、踏み込まれる事が多かった。いくら家族であっても、踏み込まれたくない領域がある。そういう世界を大切にしたい、と私は感じている。現実の生活を、まっとうしていく為にも。

 やはり以前のエッセイで、そうした夫の行動に文句をつけた所、男性読者の方から次のようなコメントが寄せられた。「かまって欲しいんじゃないの?」「一緒に何かをやりたいんじゃないの?」それも一理アリか・・・全面的に認めたくはないけれど、私が夫の世界に対してほとんど無反応なのを、彼は寂しく感じているのかもしれない。執着されるのも鬱陶しいが、されないのも辛いのかも・・・あの夜、親の諍いが長時間に渡った為、息子が途中から目を覚ましていたという。そんな状態を耳にするのは初めてだから、驚いて布団の中で息を潜めていたらしい。「いよいよ離婚かなと思った。」と、後で彼は笑いながら言った。「母さんが、反旗を翻した日だね。ボク、母さん頑張れ!って思いながら聞いていたよ。」嬉しい事、言ってくれるじゃないの。彼もまた、夫の理不尽な部分に、苦い思いをしている一人なのである。

 その人なりに努力している部分をスルーして、ダメな点を大仰に突付く。基本的に真面目な人を、やってらんねぇよ!という境地へ追い詰める。そのクセ自分には甘い。仕事上で数回ポカをやって始末書を書いている人間が、どの口で人に物申すのか。挙句「君、文章書くの得意だよね。 ざっと書いたから見といてよ。」などと妻に始末書の添削を頼む。あたしゃ赤ペン先生じゃないっての。人の事をトロいと言ってるクセに、余計な仕事を増やすな!余談だが、始末書を書いた経験のある方はおられるだろうか。自らの不始末を詫びた後で、最後に’何卒寛大なるご処置を・・・’と、己の救済を請う作りになっているのだ。それは相手が決める事、問題を起こした人間が言うものではないと感じた私は、自分のくそったれ美学に合わないとこの部分をカットさせたのだが、会社の上の人間から、その部分は書くようにとお達しがあったそうだ。そんな意識がまかり通っているから、いつまでたっても不祥事はなくならない。

 家族のいい面、感謝の気持ち、ちゃんと本人に伝えていますか?うちは大丈夫と高をくくっていると、そのうち大変な事になるかもしれませんよ~!さて、この場でも私の存在意義を確認してみるとするかな。「ねぇ、私のどこが好き?」


ミセス心得の条

2007年06月15日 15時56分00秒 | 想い
 またやってしまった。ミセスにあるまじき、はしたない行為・・・さて、私が何をしでかしたのか、みなさんも想像してみて下さい。

 先日の事である。ランチ中に、あるママ友が言うには「このあいだ、あなた見たわよ。自転車に乗って走ってたでしょう?」いや参ったな。そりゃまた無防備な所を・・・ と思いつつ「あ~ホントぉ」とテレていると、「そういう時って人に見られたくないよね。すごい顔してたりして。」と、もう一人のママ友も加わる。ついついこちらも「そうそう。立ちコギしてたりしてね~♪」何気なく返答すると、「立ちコギ!?」 予想外の反応が返ってきた。

 しばしたじろぎ、「えっ!?しないの?」 おそるおそる聞くと、「しないよ~。もう何年もやってないわ。学生時代じゃない?立ちコギなんて。ねぇ。」と、もう一人のママ友に同意を求める。「確かにそうだね~。」カーン!「じゃあ、坂道なんかどうするの?」 私にとって当然の疑問を口にしたら、「どうするって・・・ 降りるのよ。」 相手は事も無げに答えた。ガーン!!私、ギアを変えながら頑張って、どうにもならない所まで来ると、立ちコギしてました・・・ギブアップ寸前まで。うりゃ~~~~~って感じで。

 そう言えば、自転車に乗ってるご婦人で立ちコギしてる人に、お目にかかった事がない。みなさん、悠然とこいでいらっしゃる・・・何で気づかなかったんだろう。ミセス心得の条。’オヤジ雑誌を立ち読みすべからズ’の次は ’自転車を立ちコギすべからズ’だね。は~ミセス羽田美智子への道のりは遠い。

 正解は’自転車の立ちコギ’でした。みなさん、何をご想像なさったのでしょうか。言うてみ♪

 P.S. 立ち乗りだってできちゃうのよ 急な坂でも降りたりしない♪ と、ドリカムが歌ってたのを思い出した。 (『Ring! Ring! Ring!』)
ちなみに、20代の嫌われ松子さん(映画)も、立ちコギしてました。39の私がやるのはイタいけどさっ。


そのときは彼によろしく

2007年06月11日 19時29分00秒 | 映画
 「この世界には、物理学の教科書にも載っていない強い力がひとつある」
例え、どんなに離れていても、ひかれ合う強い力・・・私たちみたいじゃね?なんちって。

 さて、そんな関係を描いた映画『そのときは彼によろしく』。行ってきましたよ~。行ってきましたがな。そうして見事に玉砕して帰って参りました。何故って?私、塚本高史くん目当てだったんですねー。朝から「いま、会いにゆきます」モードでウキウキしながら映画館へ向かったんですねー。「僕も行こうかな~」という夫の発言に、内心ギョッとしながら・・・ついてくんじゃないよっ。アタシは自分の世界へ入ってうっとりしたいんだから、放っといて!夫に聞かせられない妻の本音でございます。しかしそこはうちの夫、妻が塚本くんのファンである事は百も承知しておりますので、人の恋路を邪魔しようなどという野暮なマネは致しません。そっと送り出してくれました。

 その塚本くんが、ノッケからバイク事故で昏睡状態。切ない恋バナを展開する長澤まさみと山田孝之くんをよそに、ベッドでひたすら眠る・・・結局ラスト20分前頃に復活したものの、そこから長澤の独白へ入り、益々出番が削られてゆくのでした。くーっ。 チケット代返せ!コンチクショウ!!おまけに長澤は好きと言えない自分の気持ちを、塚本くんに託しやがるんだ。本人にちゃんと気持ち伝えなよーと、おばちゃんの説教が始まる。何の障害もないのにだよ。山田くんがホントは自分を好きだって、分かってるのにだよ。勿体ないじゃん!何故言えん!!まぁ、個人的な事情があって言えないという側面もあるのだが、塚本くん経由でつまびらかになるのなら同じこったいと思ってしまうのだった。情緒ないかなぁ・・・大体、男女三人の仲良しこよし状態なんてあり得ない。昔のドリカムを見てそう思っていたら、案の定だった。(←違うって?)男女間の友情などというものは、どちらかが不条理な思いを飲み込んでいる。それだけの話。などと、キメつける。(←モテない女の遠吠えです)

 原作は市川拓司。『いま、会いにゆきます』の人だが、映画化された二つの作品を比べた限りでは、『いま、会い・・・』の方がよくできていたと思う。さすが、恋バナが上手い岡田惠和脚本。(映画『She's Rain』ドラマ『恋セヨ乙女』など。一般的には『ちゅらさん』で有名。)今回の『そのときは彼によろしく』は、平川雄一朗(監督)&いずみ吉紘(脚本)で、長澤まさみ版『セーラー服と機関銃』コンビ。あの時の出来がよかっただけに、もっといいものを作れたハズという残念な思いが募る。いずみ吉紘の脚本は『ヤンキー母校に帰る』『夜王』など面白く見ていたのだが、今回メリハリが感じられず、途中で6度程睡眠状態に陥ってしまった。しっとりした恋バナなので高度な技術が必要なのだろう、とは思うが。

 ’あ~長澤まさみ可愛かったねぇ’それだけの映画である。実は『涙そうそう』でも、同じ事を感じたんだよねぇ。涙涙の大ヒットって、泣きババァのこの私が、ちっとも泣けなかったんだから。ただのアイドル映画と割り切るべきなのか。おばちゃんは、もうちょっと期待してるんだよ。若い世代に。最後に、山田孝之の切ない表情は天下一品!恋に鈍感な男という設定で、長澤まさみに「あなた鈍感ね。女性の行動にはすべて意味があるの!」と怒られていたのが、微笑ましかった。このセリフは真理かも。

 友人の珠玉の言葉。
「こいがしたい こいがしたい こいがしたい」というのが希望だけど現実は、「こしがいたい こしがいたい こしがいたい」

 もうすぐ40! 私たち!! オー!!!


何様のつもり

2007年06月07日 18時19分00秒 | ドラマ
 指摘を受ける前に言っておくよ。悪かったね。では、前クールドラマの「困り顔の男大賞」。ノミネート作品&役者はこう。

『拝啓、父上様』 二宮和也   
『ハケンの品格』 小泉孝太郎    
『秘密の花園』  堺雅人   
『わるいやつら』 北村一輝   
『演歌の女王』  原田泰造   
『ハゲタカ』   柴田恭平&大森南朋   
『クセノス』   海東健

『拝啓、父上様』
 ドラマとしての出来はピカ一だったのに、視聴率ふるわず。倉本聡の脚本もさることながら、ポイントを押さえた配役でよかったんだけどなぁ。『Stand Up!!』で栄えある?「困り顔の男大賞」を受賞している二宮くん。やはり期待を裏切らぬ出来だった。その人柄から、色んな人間の板ばさみとなりトホホとなる図が似合う。末は中間管理職か?

『ハケンの品格』
 第1話冒頭で登場人物それぞれの年収が出るのだが、小泉孝太郎の年収が夫より上なのには軽くムカついた。大泉洋、もとい!松方弘樹に至っては、給料ドロボーの境地。大泉が派遣イビリの言い訳として、「俺たちに仕事を教えてくれた業務のおばちゃんや上司がリストラされ、あいつらがのさばるなんて」とつぶやくのだが、あなたたちの給料を削れば、救われたのでは?と思った。何の因果で小泉孝太郎に大金を払わなくてはならないのかといぶかっていたが、その後の’負け犬キャラ’が、あまりにもハマっていたので許す。

『秘密の花園』
 人気少女漫画家が実は4兄弟だったという設定もさることながら、内容的にも主人公釈(由美子)ちゃんの成長あり恋バナありで楽しめた。「あるある事件」渦中に、1週間遅れで前回分のビデオを見ていたら、貴重な原稿に水をこぼした釈ちゃんが、土下座して謝っていた。時期が時期だけに、関西テレビを代表して視聴者に謝っているような。放送がもう1週間遅ければ、ナイスだったのに。堺雅人。恋する男の困り顔はいいやね♪

『わるいやつら』
 清張ドラマ3部作の最終章としては若干迫力不足だったが、米倉涼子はよし!前2作を支える’困り顔の男’仲村トオルが、『華麗なる一族』へ行ってしまったのがイタい。怪演が多い北村一輝だが、ここでは素直にかっこいい役だった。肝心の主役、隆也様(上川) の色男ぶりが、あまりに不出来だったものでね。

『演歌の女王』
 脚本家遊川和彦(『オヤジぃ』『女王の教室』などを当てる)さんの玉砕ぶりが、微笑ましい。スベりにスベっていたが、最初からくだらなドラマとして割り切れば、その出来は決して悪くなかった。遊川さんは、すごく不器用な形で、家族愛を伝えようとしていた・・・。’生きててごめんねっ’と、テヘっとした表情で語る原田泰造よし。どこまでもダメ男くんなのに、放っておけない感が漂う。天海祐希じゃなくても「しょうがないわねぇ~」と、かまいたくなる。おっと、私まで引き込まれる所だった。あぶねぇ~。

『ハゲタカ』
 硬質の内容+映画みたいな作りで、見ごたえがあった。カツゼツの悪いキャスター栗山千明はトホホだったが・・・。柴田恭平の困り顔は、ただ困っているだけで芸がないと感じていたけれど、さすがベテラン。途中から盛り返してきたねー。でもやっぱり健闘は大森南朋。 エリートサラリーマンを見事に好演していた。その転落ぶり、暗い表情も絶品。

『クセノス』
 『特命係長 只野仁』の裏でやっていた、サイコ系エログロサスペンス。エッチシーン満載で押しまくっていたので、「特命係長なんかメじゃない。旦那さんに勧めといてください(なんのこっちゃ)」と友人に紹介していたら、「エロエロっていうけど、何ともないじゃん!」と言われた。とんだ嘘つき呼ばわりになっちまったじゃないか。テレ東め。急に失速させないでよ。それまで楽しみに見ていた視聴者全員、なんで~とツッコんでいたはず。「いやホント。 これこれこういうシーンがあってな~」と解説する自分が、みじめであった。(←言うな!)新妻の突然の失踪に困り果てる海東健、よかったな♪ 協力を装っていた周囲の人間に、どんどん裏切られていく過程に泣けた。

 という以上のノミネートから、私の独断と偏見で、選びたいと思います。

 「前クール 困り顔の男大賞は~
   ハケンの品格 小泉孝太郎 でしたっ!」
 こんなハマり役、これからあるかどうか・・・という位、彼の転機となった役だと思うので。これ程いい小泉、初めて見たよ。

 余談:キリンビールのCMに松山ケンイチが! かわいい♪ ビールと一緒に食べちゃいたい♪