JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

婦人公論

2007年10月24日 11時41分00秒 | in the forest
 去年の今頃だったろうか・・・幼稚園の個人懇談会で、先生から娘に対するダメダシ(注意を受けたという事)があり、不愉快な気分をひきずって帰ってきた事がある。その日に限って、娘と友達のささいなイタズラが、男の子たちに飛び火して騒動へ発展。興奮冷めやらぬ先生が、冒頭でその話題を切り出したのだ。まぁそれは仕方がない。確かに迷惑をこうむったのだろうし、報告する義務もあるだろう。やりきれなさを感じたのは、むしろその時の自分の対応についてだった。謝るほどの事かと内心思っていたのに、いい子ちゃんでいたいから頭を下げたのである。が、しばらくすると、そんな自分に嫌気が差し、後味の悪い思いを噛み締める結果となった。

 やっぱり謝らなきゃよかったよ。「ああ、そうですか」と、受け止めるだけでよかったのに。

 私には、こういう事がままある。無用な摩擦はおこしたくないから、とりあえずその場は身を引いて事を収める。しかし、納得しないまま心に蓋をしている状態なので、消化不良のまま終わる。相手によっては、こちらがひどく悪者になり、それをそのまま引き受けて、その時の傷が後々まで響く場合もある。ホントは、悪者役を引き受けられる程の度量なんてない。強さもない。悪者でいる自分が辛くて苦しくて仕方ない。ただ、無類のええかっこしいとお人よしなのだ。恋バナなんか、いつも美談でいられるか。コンチクショー。肝心な局面で、心の叫びを呑み込んだ結果は、果たして満足のいくものであったか。中途半端に引き下がった事、今では後悔している。おまけに、自分にとって甚だ不名誉な役柄まで引き受けてしまった。(欲深く、束縛キツく、偏見に凝り固まった人間であると)彼の目に私の姿がそんな風に映っていたと考えるだけでもショックなのに、同調してしまうとは。本当の自分をわかってもらおうとする努力を放棄していた。

 自分自身を守ってやれなくて、誰が守ってくれるというのか。

 この夏も、友人と衝突した。その友人との間には、年に一度は不穏な空気が流れる。彼女のお気に入りの映画作品に私が皮肉めいた茶々を入れ、論争に発展する事もあれば、私の愚痴に彼女がキツいツッコミを入れて、バトルになる事も。共通の友人の行動について意見しているうち、当人よりも激しい対立状態になってしまった事もあった。でも、誤解しないでいただきたい。仲はいいのである。言い争って喧嘩になるより折れてやり過ごす派VSとことんまでやり合わなければ消化不良のまま終わる派のせめぎあいは、大抵終盤近くで「もういいよ。わかったよ。」と、私が降りて終了。これがお約束の展開。が、今回は違った。降りようとしても、彼女が執拗にツッコンでくる。一体どうしろというのかと思いながらも、自身の問題だったのでついつい応戦し、最後に強烈なホンネをぶちまけてしまった。結果彼女から返ってきた言葉は、「久々に、私の顔を見てものを言ってくれた気がする」。

 確かに悪くはなかった。少なくとも自分の中に悶々とした感情は残らない。けれど相手によりけりで、面倒なやりとりをする位ならと、関係そのものをバッサリ切られる場合もあるし、やりあっている間に修復不可能な亀裂が入り、後々差し支える場合もある。やはり適度な信頼関係が必要なのだ。また、自分は言いたい事を言ってスッキリしても、相手を予想以上に傷つけてしまう場合もあるだろう。自身を守り通す事にこだわれば、それは諸刃の剣となる。

 夫とランチしながら、そんな話をした 。「難しい所だわな。」「ここで謝っておけば、相手も傷つかずに済むのにって事、あるよね。」「おお、ある!ある!!」急に身を乗り出すので驚く。妻の頭の中には過去の恋バナが、夫の頭の中には職場の人間模様が、浮かんでいるのだ。それでも会話が、立派に成立するからスゴい。「納得しない事には謝らない人、わかっているけど謝れない人がいるよね。それはそれで、少しは折れた方がいいんだろうけど・・・私はね、逆に今までちょっと謝り過ぎた。そんな必要のない場面で謝ってたよ。だから、自分を守る側へ行った方がいいような気がする。」

 このところ、夫に対して言い分をためなくなった私は、3ヶ月に1度の割合で子供もビビる夫婦喧嘩を展開している。さして反論もせず、不愉快な思いをくすぶらせてきた11年間。それが変わりつつある。どうにも我慢がならない事には激しく抗議。言わなきゃわかり合えない側面もあるのだ。とことんやりあってキツい時期もあったが、今ではまぁまぁの夫婦関係だと思っている。長く付き合うつもりなら、これもいいか・・・。しかし参ったよ。不満はお腹にたまらなくなった代わりに、今度は別のものが。「魅惑の人妻は、ウェストのくびれを失くしてはなりません」 と、さるお仲間さんから言われているんだけどねぇ。トホホ。


女が「イタイ」と思うオンナ

2007年10月17日 15時29分00秒 | 芸能ネタ
 先週号の週間女性に出ていた記事で、「女がイタイと思うオンナ」というのがあった。タレント部門、歌手部門、文化人部門・・・などの各部門ごとに10位までを発表。さらに総合ランキングというのがあり、そこで真の王者?を決めるのである。結果は、こんな感じ。

<総合ランキング>
1位 モーニング娘
2位 西川史子
3位 山本モナ

 詳細まで披露したい所だが、私のちっこい脳みそで覚えていられるのは、せいぜいここまで。週間文春「女が嫌いな女」ランキングだったら、ド頭に叩き込んでくるんだけどねぇ。それにしても、3位の山本モナに大いに溜飲を下げて帰ってきた自分のちっちゃさに呆れる。脳みそだけでなく、器も小さいようだ。(ほっとけ!)
 
 『お笑いウルトラクイズ』で復帰して以降、テレビ界における彼女のもてはやされぶりは何なのか。秋の特番では若干なりをひそめたようだが、春あたりはひどかった。まったく、いらねぇっての。民主党細野議員との路上キス写真(不倫)報道で、番組を降板。謹慎生活に入っていたはずが、ビートたけしの一声で、ガラリと状況が一変した。彼にとっては、事務所の所属タレントを何とかしてやりたいという思惑があったのだろう。が、そんな個人的感情に、何故各テレビ局が振り回され、一斉にモナ起用へ傾かなければならないのか。一体テレビ局の見識とは何なのか、といぶかる。’そんなに彼女が悪いのか’という見解はあっていいが、それなら『NEWS23』が降板させようとも、他の番組あるいは他の局が起用すればよかったのだ。たけしも、ブサイクな女には「逆境の中にあっても、権利は自分の力で勝ち取るものだ」という論理を展開するクセに、美人には甘い。情けをかけなくたって、這い上がってくるわい。大体ゴールデンタイムへの進出が早過ぎるよ。しばらくはアンダーグラウンドでの活動に留めておいてほしかった。そして・・・・数年後オヤジ雑誌で’あのちょっといい女どこに行った?’と、詮索を受けるのが筋なのサ。

 一つだけ、モナに同情していた事がある。当時キス写真を掲載したFRIDAYは、およそ1ヶ月にわたって事実を握り続けていた。(激写されたのは、『NEWS23』レギュラー内定中の8月下旬 )速攻でぶち上げる事だってできたのに、わざわざ『NEWS23』が新装開店し、モナが日の目を見るのを待ち、そうしてわずか数日後にそれを破壊したのだ。確かに、その方がインパクトもあり部数も伸びる。だが、とても人の悪い行為だと思っていた。今となってみれば、わずかでもスポットライトを浴びたのが、その後の足がかりになったと。ふんとに悪運強い女だねぇ。しかしながら、そのなりふり構わずぶりが、裏目にも出ているようで・・・。ちなみに、民主党の姫井議員も上位へランキング。確かにイタイけど、性癖(ぶってぶって)までツッコンだるなやとは、じんちゃんの弁。あれは男もイカン!最低なヤツじゃ!!

 さて、みなさんがイタイと思うオンナは?男性にも聞いてみましょうかね~。ちなみに、この私もCafe界のイタイと思うオンナ10位内へ入る自信がございます♪なぬ?それ程認知されてないって?ほっとけ!


新ドラチェック始まるよ♪

2007年10月14日 18時20分00秒 | ドラマ
 おまたせ致しました。じんちゃんのドラマ評の季節が、やって参りました。考えてみれば、Cafeでロクなドラマ評をやっちょらん。同業のお仲間さんとも、お知り合いになりましたので、今期は気合を入れて参ります。なお独断と偏見のドラマ評ですので、ヨ・ロ・シ・ク♪

 さて、じんちゃんがこの度チェックしたドラマを、ご紹介。

① 『ガリレオ』
 今期一番の目玉。フジの月9へ、久しぶりにミステリードラマがやってきた。原作は、東野圭吾の『探偵ガリレオ』。物理学者の湯川准教授が登場するシリーズで、推理マニアも注目。主演は、福山雅治&柴咲コウ。華あり話題性ありという点で、TBSの日曜9時枠『ハタチの恋人』(明石家さんま&長澤まさみ)がライバルになってくるのだろうが、私としては月9を推したい。脚本は、『HERO』『海猿』の福田靖。映画化もされた派手なドラマへ目がいきがちだが、本来優しい目線の脚本が上手い人。『ワンダフルライフ』『トキオ』 といった良い作品がある。今回は、そんな彼がどんな風にミステリーをさばくのかが見所。

 ※ 『ワンダフルライフ』 反町隆史主演(元プロ野球の驕慢スター選手が、失意のどん底から少年野球の監督に。ダメダメチームを変身させる。)
 ※ 『トキオ』 国分太一主演(東野圭吾原作のNHK深夜ドラマ。ふがいない若者の前に、未来からタイムスリップした息子が現れ、立ち直らせる。)

② 『スワンの馬鹿!』
 関西テレビ製作(フジ系列)。火曜10時枠。こづかい3万円の恋というサブタイトルが泣かせるじゃないか。40歳という立場で、それなりの地位とそれなりの稼ぎを得、表面上余裕を見せながらも、その実水面下でバタついている(=スワン)男を上川隆也が演じる。OH!愛しの隆也様。絶対に見る。何が何でも見る。しかしの~うちの亭主はガソリン代込みで2万6000円のこづかいでっせ。それなりの地位も、それなりの稼ぎもないし。おまけにこんな女房で・・・。隆也様は、まだしも幸福じゃなどと、見る前からちゃちゃを入れる。演出が、『王様のレストラン』『古畑任三郎』の河野圭太なのも見逃せない。

 以上は、今週から開始なので、是非ご覧くださいませ。じんちゃんの見立てが、どういう結果へ収まりますやら・・・

③ 『働きマン』
 日本テレビ。水曜10時枠。仕事モードに突入すると、私生活すべてを犠牲にしてしまう女性を菅野美穂が演じる。彼女自身熱演系の人なので、この役をやるとちと鬱陶しいのだが・・・。(懸命なのが表に出る人って苦手なの)働きマン決めのポーズでは、瞳孔開いててコワーい!しかし、この枠の会社モノ続きますね~。『anego』『ハケンの品格』『ホタルノヒカリ』と、当てているのに味をしめたか?毎回部署の雰囲気が似たり寄ったりなのも、どうなのよー。妙に、仲よしノリよしの社員たち。職場で恋の話ばかりしているなんてあり得ないとは、父のツッコミ。文句を言いつつ、早々に次週も見るリストへ入れた。彼役の吉沢悠くんがよいのだ。仕事に没頭してデートをすっぽかす彼女を、健気に待ち続けるの♪松山ケンイチくんに続く癒し系。早くも、「困り顔の男」有力候補現るだよ。そうそう。登場人物が、カメラ目線でセリフを喋るのはやめてくれないかな。落ち着かないよー。

 オススメまではいかないが、個人的にやや興味ありというドラマを、2つご紹介。

④ 『歌姫』
 TBS。金曜10時枠。『花より男子』の脚本家サタケミキオが率いる劇団、東京セレソンデラックスの舞台がベース。サタケさん、俳優もやって脚本も書いて舞台系で・・・宮藤官九郎っぽいですね♪昭和30年代という時代設定から考えるに、『ALWAYS 三丁目の夕日』の土佐版か?主演は長瀬智也。プロデューサーは、『池袋ウェストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』の磯山晶。初回を見た限りでは、早くもダメドラの烙印を押されそうな出来であった。視聴率の取れそうなドラマではないけれど、愛しのダメドラになりそうな予感。今までの磯山作品を支えたキャストが買い。思いっきり暴れてほしい。( 『池袋ウェストゲート・・・』の長瀬智也、『木更津キャッツ・・・』の佐藤隆太、『我輩は主婦である』の斉藤由貴 )

⑤ 『ドリーム☆アゲイン』
 日本テレビ。土曜9時枠。元プロ野球の人気選手が引退。再起を図ろうとした矢先に事故死。他人の体に魂を戻され・・・というストーリー。同じく元野球選手に扮した『ワンダフルライフ』以降、役者としての反町隆史を面白く拝見。演技派とまではいかないが、悪くないのだ。(じんちゃんは、妻松嶋より反町派です)ガタイもええしのぅ。今回の役にはもってこいや!

 さてさて、この2つのドラマへ早速妨害が入りましたよ。『金曜プレステージ』『土曜プレミアム』で2夜連続放送の『踊る大捜査線 THE MOVIE』。まぁ体のいい新ドラ潰しですワ。やりやがったな!フジテレビ。これはね、元々日テレ『金曜ロードショー』のお家芸なんです。新ドラが始まる時節になると、必ず『ナウシカ』他宮崎駿作品、『ルパン』『コナン』といった視聴率の取れるラインナップをぶつけて、裏のドラマをつぶしにかかるの。テレビ朝日の金曜9時、TBSの金曜10時枠のドラマが、毎回そのあおりを食う訳ですが、昔『トリック』(阿部寛&仲間由紀恵)がやはりこの妨害に合い、劇中野際陽子の書道教室の生徒に ’何度目のナウシカ’と書かせたと。上手い返しですねぇ。ホンマ何回目よ!?けど好きな人は、また見てしまうんだわね~。

 そんな新ドラ潰しへ、フジが参戦。前回は、『踊る大捜査線』シリーズ『交渉人 真下正義』『容疑者 室井慎次』『逃亡者 木島丈一郎』の3つをぶつけてました。正に、潰し潰されの仁義なき戦い。そんな部分も見てもらえると、一層楽しくなるかと思います。勿論、私は分の悪いドラマをリアルタイムで応援しておりますヨ!それではみなさまこの辺で。サヨナラ サヨナラ サヨナラ・・・


マイ セレナーデ♪

2007年10月10日 16時28分00秒 | 恋バナ
 最近恋バナが多い私のエッセイ&ブログを読んだ友人から、こんな反応が届いた。「忘れられない恋が、次々と並ぶのはいかがなものか。ドン・ジョバンニの『リストの歌』じゃあるまいし。」 驚いたのはこっちである。イスから転げ落ちそうになった。ちなみにドン・ジョバンニとは、モーツアルトが作曲したオペラの主人公。欲望のままに次々と女性を誘惑するスペインの伝説の色男「ドン・ファン」にちなんだ設定らしい。 (ドン・ジョバンニは、ドン・ファンのイタリア語読み)主人公ドン・ジョバンニの従者が、かつて主人公に捨てられた女を慰めるのに、泣かされたのはあなただけではないと彼の女性遍歴を歌い上げるシーンがあり、そこで歌われているのが、友人言うところの『リストの歌』って訳。

<ちなみに大体こんな内容:私の超訳よ>

愛らしき奥様これが恋の目録(リスト)です
私の主人が愛した女たちのリストをご覧なさい
イタリアで640人、ドイツで231人、フランスで100人、トルコで91人、スペインではナント1003人だ!
田舎娘も、都会の女も、伯爵夫人も、男爵夫人も、公爵夫人も、王女様も、あらゆる身分、姿、年齢の女たちが入っております
金色の髪の女にはキレイだよ・・・栗色の髪の女には君といると安心できる・・・銀色の髪の女には何てやさしいの!
冬には太った女を好み 夏にはやせた女を好む
大柄な女にはステキだな・・・小柄な女にはかわいいね・・・
お年を召された女性をものにするのはリストに載せる楽しみのため
彼が本当に情熱を傾けるのは初々しい女の子
お金持ちだろうが醜かろうが美しかろうが女でありさえすりゃおかまいなし 
おわかりでしょ?

 ちょっとちょっと。私の恋バナが、こんなリスト状態だと言うのかい。とんでもないっすよ~。数少ない経験を、ひーひー言いながら搾り出し、膨らませているというのに。あのね・・・正式にお付き合いした人の数をここで述べるのは控えさせていただくけど、恋バナに登場する人=付き合った人じゃござんせんからね。そこまで到達しないまま破れ去った恋というのが大半なのですよ。そうなんだよな。自分の状況はわかっているから、どうせあたしゃ内舘牧子よ柳美里よ~んなんてつもりでいる。(そのエッセイ&私小説に、自分はモテたといわんばかりの記述があるが、そんな風には見えぬと、私が常々疑惑を抱いているご両人。ただし作品はスバラシ~♪ )けれども文章だけを読んでいる人は、その時々に提示される内容がすべて。フラれたと言っても、付き合う以前にフラれることもあれば、付き合ってしばらくたってからフラれることもある。自分としては前者のつもりでいるのに、後者の意味で解釈される場合があると、遅まきながら気が付いた。

 私の恋バナは、『もう笑うしかない』の内容がすべて。その中の一つ一つのエピソードを、独立させ書いていこうという趣旨で、8月から取り掛かっているのだけど、月1ペースのつもりが、全体の更新回数が減った為、内容が続いているという印象になるらしい。ただね、恋バナって幸せな時には書けないんですよ。少し心が黄昏てるくらいがいいの。だからそういう機会が巡ってきたら、今のうちにって思っちゃうんですねぇ。辛いんだけど書く。そうして現在抱えている感情も浄化される、癒される・・・。今しか言えない言葉がある。そんな言葉を伝えたいと思っているヨ。

<せっかくなので『トキメキリスト じんちゃん篇』を作ってみたよ>

愛しき旦那様これがじんちゃんのリストです
彼女が癒した男たちのリストを、まぁ読んでくださいな
東京では24人、大阪では12人、神戸で2人、名古屋で1人(何やこのビミョーな数字は!)Cafeではナント○○人だ!
地方の坊やに、街の青年たち、学生も、会社員も、教師も、医者も、次長さんも、課長さんも、あらゆる身分、姿、年齢の男たちが入っております
寂しさ抱えた男にはいつでも来たまえ・・・包容力のある男には兄貴兄貴ぃ!経験を積んだ男には色々教えてくださいネ♪
冬には筋肉質の男を好み 春にはヤサ男を好む
イノッチみたいなブ男もたまにはいいが(歌よし!性格よし!は認めますから)
一番いいのは塚本くんみたいなイケメンの イケメンの イケメンの イケメンの イケメンの男さ~♪
結構な数になるよ 数になる
小粋なおじいさまもストライクゾーンだが 胸を焦がすのは初々しい坊やさ
お金持ちであろうがブサメンだろうがイケメンだろうがおとこでありさえすりゃかまわない 
おわかりでしょ?(そんなことありませんので。ええ決して。)

 どういう手段で癒していたのかはヒ・ミ・ツ。ともあれ、ジェームス三木の『春の歩み』に例えられなくてよかったよ。ドン・ジョバンニの方が、まだしも愛情を感じる。宇野千代の『生きて行く私』でもよかったのに。こんな事を言うから誤解されるんですね~。ちなみに、あるお仲間さんに今回の一件を足跡メッセージで伝えていたら、「(ドン・ジョバンニとは)オレのことか?」という反応が返ってきました。余程腕にいや、身に覚えがあるようで。という訳で、Cafe界のドン・ジョバンニの称号は、恋愛の勝負師を誇る、そこのアナタへ進呈致します♪おっと、念のため言っておくけど、次々と女性を誘惑した挙句、最後は地獄に落ちるんだからね!

 P.S.このエッセイを読んだ冒頭の友人から’ブラビッシマ!’(超最高!でいいんだよね?)という賛辞をもらいました♪やったゼ!一方で、不愉快に思われた方がいらしたら、ゴメンナサイ・・・


昼下がりのテーブル

2007年10月06日 16時07分00秒 | 本と雑誌
 読書の秋。テーブルにおいてある本を息子が手にとったので、「それ『失楽園』やで。」 とすかさず言ったら、「ん?『アーサーとミニモイの不思議な国』じゃねぇ~の?」(映画宣伝の入ったカバーがかかっていたのだ)んな訳ないでしょ~。この母が、そんなものを読む訳がない。

 魅惑の人妻が、昼下がりに何をしているかといえば、本の乱読。常時数冊の本を抱え、その日その時の気分で、こっちの本、あっちの本と渡り歩く。そんな読癖の話を、Cafeのお仲間さんとしていて「おっと、男性に関しては、そう移り気でないつもりです(笑)」 と言ったら、「つもりが怪しい(笑)」。ぐへっ。痛い所を突かれたかな・・・。胸に手を当てて、よーくよーく考えてみたけれど、好きな役者や歌手も学生時代から変わってないし。ただ、嫌いにならない代わりに、どんどん増えていくなぁと思ったので、「メインは変わらず、周囲が増えていきます(笑)」と返したら、「これはなんと、ポジティブな名言ですね」ときた。そうすか?どうですかね・・・

 さて『失楽園』。さすが渡辺淳一先生。男女間のごっつー下世話な部分をすくい取り、文学にまで昇華させていらっしゃる。死に至る程の恋愛なんて、どんなに崇高なものかと思っていたら、結構普遍的。そりゃそうだろう。憧れだけでは、熱狂的支持は生まれまい。この気持ちわかる~恋ってそうだよね!という部分があるからこそ、主人公に親近感も湧き、ちょっとだけストーリーと自分の人生がシンクロしたような気にもなって、物語世界へ耽溺できるというもの。上手いんだよ、渡辺先生は。不倫ってお金かかるよねなんて仰る。下々の者の恋愛事情を、よくご存知で。決してお金が有り余った選ばれし男たちだけの文化ではないぞと。その辺の亭主族が、少ない小遣いの中からデート費用を捻出しているのを、スリッとお見通しな訳ね。そこのアナタ、どきっとしない。

 そうそう、息子との会話だった。「君がまぁ、そやね40くらいになったらわかる世界かな・・・」息子は10歳である。まだまだ先は長い。が、ちょっと感慨深く「どんな恋をしてるやろうね・・・」と言ってみた。コイツ絶対モテよるぞというのは、親のひいき目であろうか。うちの家系の’人当たりのよさ’と、夫の家系の’調子のよさ’を、兼ね備えているんだもの。最強♪などと考える不埒な親である。

 ちょっといたずら心が湧き「なぁ、もし結婚しててやで、他の女の人に恋されたらどうする?」直球をぶつけてみた。「断る。家内がおりますのでって言うよ。」「へっ?」一瞬目がテンに・・・そして、ふふふと笑った。「アンタえらい言葉知っとるねぇ。家内なんてわかるの?」「わかるよ、家内安全だろ?」ズベッ。思わずぷーっと噴出しながら、「それはちょっと違うなぁ。家内安全の家内は家の中ってこと。うちの家内がという場合は、奥さんのことね・・・。なぁ、そしたら母ちゃんは家内安全やろか。」今度は息子の方が、意味深な顔をしてにひひと笑った。「デンジャラスだね~。」「何がデンジャラスよ!」「腹が。」腹かいっ!!はぁ~びっくりした。しかし、なんでデンジャラスなの?どこで覚えてくるの?意味分かってんの?矢継ぎ早に質問したら、すべてにおいて明確な答えが返ってきた。あっそ。子供は意外とわかってる。

 「母ちゃんの恋バナ聞かせてよ~。失恋話。」なんでそう決めてかかるのか。イコール失恋話と。失礼なやっちゃで。まぁ確かにそうなんやけどね・・・。「ふん、やだね。」この場でさんざ書きまくってるクセに、身内には言い渋る。そんなもんである。あんまりしつこく食い下がるのでついに、「悪いけど母ちゃんは若い頃モテたよ!」と、大見得を切った。「食事には随分誘われたねぇ~。お酒好きやし、明るいし、オモロいし、かわいいやろー」「自分で言うな!」「自分で言わんと誰が言うねんな!!」実のトコロ、私も含めて単身赴任者が多い・・・という状況下だったのですよ。なので単なる食事の友なんざんす。

 「父ちゃんの恋バナ、聞いてみたら?」と、話を転換してみた。「うん・・・前にちょっとだけ聞いたことあるな。」「へぇ。」「母さんのことだよ。」むふふ。どんな風に言うとってんな。人のことをしょっちゅうクサす、あのへそ曲がりの毒舌野郎が。「初めてみた時にね、かわいいなって思ったんだって。それで好きになったんだって。」ふ~ん・・・意外だった。私にぞっこんなのは知っていたが、子供にそういう話をしていたというのは想定外だった。ちなみに私は、夫のことをそんな風に話した事はない。彼のここが好き!という積極的支持で、始まった付き合いではなかったのである。とりだてて嫌な所が見当たらなかったのと、一緒にいても緊張することがなく、自然体でいられた・・・そんな関係で続いてきた。ゆるやかな友人関係といった趣であろうか。ただ、最初から親の反対という障害があったので、予定以上に結束してしまった・・・結婚まではやで。

 「父ちゃんは、他の女の人を好きになったことがあるのかな?」「そうさねー。たまに行動が怪しい時があるね。」今迄で一番すごかったのはね、夜起きたらいないんすよ。隣に寝ているはずの夫がいない。本人曰く「会社で、やり忘れた用事があった。」(車で20分程度ですねん)はぁ?まぁいいでしょう。しかしやね、夜中にこそっと抜け出すのはやめてよ。本人はこっそりのつもりか知らんが、大抵バレてるのよ。もうカチャリとドアを閉めた時点で目覚めてる。何なんでしょうね~。あの妻の勘は。そんで心配するのよ。暴走族に囲まれてへんやろかとかサ。アセって事故を起こしてへんやろねとかサ。しかも腹立つのはやな、はよ帰ってくるクセに何しとんじゃ。もっとはよ思い出さんかいと。さすがにこの病気は治まったけれど、休日なんか行き先も告げんと、ふーっといなくなることがある。そしてほぼ定刻に帰ってくるクセに、たまにビミョーに遅い時がある。だから、ちょっと怪しい。けど、ん?ん?と思っているうちに、またふつーに戻るので、まっいいか~小遣い少ないし、職場に女性もそうおらんし、心配する程のこっちゃないわなと。うちに限って渡辺淳一ルールは適応せんやろなどと思う所が、浅はかなんだわね~。

 ニヤニヤ笑っていると、「秘密を見つけて、こづかいせびろうかな。」などと、息子もよからぬ事を考える。「おっ思い出した!」「何を?」「パソコンやってる時に近づいていくと、画面を隠そうとするんだよ。」ドカーンと大爆笑が巻き起こった。「それ意味が違うと思うわ。別の意味で怪しい。」「何だ~?」「子供に見せてはならないものを、見てたんちゃうのん。」「なーんだ。エロサイトかよ。」「母ちゃんが近づいた時も、慌てて隠しとったで。」何で私に隠すかね。『くノ一忍法帖』も、一緒に鑑賞した仲なのに。

 夕食時に、このやり取りを話して聞かせたら、夫は笑って聞いていた。驚いたのは、「母ちゃんは、若い頃モテた」という話をした時に 「そうだね」 と、ごく素直に認めていた事である。否定せんのかい!人の話にすぐ「違う!!」と、ちゃちゃを入れるヤツが。珍しいこともあるもんやね・・・。けど、どんどん小さくなって、エロサイトの話になる頃には、もう消え入りそうやった。しゃーないなぁ。今宵あたり慰めてあげますか・・・と思っていたら、宴会へ出かけやがったよ。聞いてないゾ。やっぱり怪しい!!

 ’真夜中は別の顔’ 魅惑の人妻より