JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

Ride on Time(後編)夏の巻

2020年08月29日 14時33分00秒 | 本と雑誌
すみません。またまたご無沙汰してしまいました。m(_ _)m

その間、世の中がガラリと変わる事態へ…フツーに出来ていたことが出来なくなり、LIVE!講演会!学祭!に元気をもらっていたじんちゃんにとっては、しょっぱい上半期となりました。

去年から予定を入れ半年前後、楽しみに待ち続けていたイベントも、軒並み中止or延期の憂き目に。
1月に神戸で開催された浜田省吾のチャリティーコンサート、2月に大阪で開催された島田洋七講演会、徐々に暗雲が立ち込め出した頃合いでしたが、何とか行きおおせて良かった。心から、そう感じます。

3月には、息子が進学の為東京へ旅立っていきました。
4月には、地元の役員活動が始まりました。
新たな生活サイクル、人とのつながりに、緊張する日々が続いたものの、周囲の方々に恵まれ、何とかこなしております。

昨日から今日、今日から明日。
その時々の自分に出来得ることを淡々と…
そんなスタンスで暮らしているかな。

自粛期間中は、ただいたずらに不安感を煽るもの、真実よりも自分たちの主義主張を優先する報道から距離を置き、昔の本や、友人から借りていた本を、ひたすら手に取っていました。その方が、精神衛生上よかったです。

今の時代にこそ、若い世代にも読んでもらいたい♪
曽野綾子『ボクは猫よ』。
漱石の『吾輩は猫である』のパロディーですが、実在の作家が微妙に名前を変え登場しているので、これはあの方かな?と想像しながら読むのが楽しかったです。
そうして出版された1982年から現在にかけて、ブレることのない綾子節が、やはり私には小気味よいのでした。

諸手を挙げて賛同はしないけど・・・
村上 龍『オールド・テロリスト』。
じいさんたちの手法に抵抗を感じつつ、それでもラストは涙してしまう!?
破壊と再生は、『コインロッカー・ベイビーズ』の頃から脈々と流れるテーマかな。
境界線を越えてしまう人と、そうならない人。そうならない彼らを、繋ぎとめるモノは、何なのか?
龍さんなりの、1つの答えが提示されており、興味深かった。私自身も考え続けていたことなので。

そうして、じんちゃんはここへ行き着く!
原田マハ『本日は、お日柄もよく』。
去年の誕生日、自分へのプレゼントに購入しました。いやー表紙からして目出度い!
言葉の魔術師スピーチライターのお話で、こういう世界があるのね~と。
『総理の夫』に続き、すーっと読めて、明るい心持ちになれる、お仕事モノでした。
解説でお兄様が原田宗典さんと知り、そうなの⁈ 昔むっちゃ好きで、よくエッセイ読んでたよ!!
「たーての糸はあーなたァ~♪」と歌い出したくなる程、感慨深かった。

こんなおばちゃんに、運命感じられてもねぇ。。。
いやいや、馬鹿にしたものでもないのです。
今に至るまで、いろんな変遷がありましたが、あの時に開けた扉が、ここへつながったということが、確かにあるんですね。だから人生は面白い。

昨日は初Zoomで、オンラインセミナーを体験しました。
これもまた、アントキノトビラの後日談なのですが、次回に語ることと致しましょう。

コメント (8)
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