JINCHAN'S CAFE

My essay,My life
エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

ミューズの晩餐 My essay,My life -CHANGE 2-

2013年10月12日 09時10分27秒 | My essay,My life
さて、ドラマ『人生がときめく片づけの魔法』。一風変わった片づけのプロ(仲間由起恵)が、依頼人の部屋を訪れ、片づけ方を伝授するHOW TOモノ。167万部越えの生活実用書が原案だけあって、興味深い作りになっていた。

著者は近藤麻理恵、略して’こんまり’かぁ。そういや、去年あたり話題になっていたなぁ。若い女性だったよねーと経歴を辿ってみたら…ひぇ~中学3年の時に、辰巳渚の『捨てる!技術』を読んで影響を受けるだって。そうやって育ってきた世代が、プロになっているのねぇ。

家にあふれたモノを、ときめくかときめかないかで選別。''勿論、捨て去りたくないモノだってあるでしょう。しかし、すべての思い出を抱えて生きていくことはできないのです。一つ、また一つ向き合って、人生に片をつけて生きていきましょう。''出発点はモノだけれど、人間関係や携わる事柄も、かくのごとし。子どもたちが、意外とハマっていたのが可笑しかった。

整理整頓と言えば、西口理恵子さんの収納セミナーへ参加したことがある。ここでは「捨てたくないものを、無理に捨てる必要はない」というスタンスだった。「思い入れのあるものは、捨てられませんよねぇ。」フムフムと頷く参加者のおばさま方。当時西口さんは、出張収納サービスを請け負われていて、モノにあふれたお宅を訪問、一緒に整理作業をするという話だった。現場で、まずお客さんにやってもらうのが、机の上へアイテム別に物を出し、全体量を把握すること。すると「同じようなものばかり、こんなに持ってたの?」あえて「捨てましょう!」と言わなくとも、処分したくなるのだトカ。外からの圧力ではなく、内なる声に目覚めさせる訳ね。

「整理収納をすれば、4つのゆとりが生まれます。時間、場所、お金、心。片付いていないと、一つのものを探し出すのにも、時間がかかります。」これはバッグの中にも言えることなのだそうで。「鍵を見つけるのに、家の前で立ち止まっていませんか?」と語りかけられ、ドキッ⁉︎しょっちゅうよ!「モノには、一つ一つ住所を作ってあげるといいですよ。これは必ず、ここへしまっておくというように。すると、迷うことなく取り出せます。」空間の余裕は、見た目にもスッキリ。それに伴い、時間や心のゆとりも出てくる。それぞれの項目は、つながっているんだね。

「お金のゆとりは、必要なものを必要な分だけ買うようにするとよいでしょう。」食料品などでも、「これ、家にまだあったかしらん?」と迷い「とりあえず買っとこ」と購入する場合がある。しかし安いからと言って、あれもこれも買い足していると、それを収める場所にも苦労するし、二度手間になっていたりする。日頃の値段で必要な分ずつ購入する方が、安い価格での大量購入(生鮮食品は使い切れずに腐ったりするので)よりも、結果的に安くつく。

整理されていると、買うかどうかの判断基準もつき易い。西口さんは、’ストックは一つまで’と提言されていた。それに手をつけたら、新たに購入。ならば置き場所も取らないし、急に無くなっても対応できる。どんな時も当て嵌まるとは限らないが、要は’購入しようとするものの全体量を、常に意識しておく’。衣類や生活雑貨も同じ。そうして、本当に必要なものにお金を使う。

整理とは、捨てるのではなく、仕分けること。収納とは、しまいこむのではなく、使い易く収めること。「贈答品は、箱のまま押入れや倉庫へしまわず、箱は捨て去り、中身が確認できる状態にしておいてください。その方が、使う時がやってきます。」「あら、そのまま倉庫へ入れっぱなし~。確かに、どんどん溜まっていくわ。」さぞかし、いただき物が多い奥様方なのでしょうなぁ(笑)。

キッチンをリフォームしていたじんちゃんは、レンジ周りの収納話にも、興味深く耳を傾けた。レンジ調理に使う道具や調味料は、ワンアクションで取れる所へしまうのがいい。台の上には、できるだけ並べない。油が飛んで、お掃除が大変だから。これには、なるほど!と納得、実践しているヨ。以来、あっちへウロウロこっちへウロウロと、さまよわなくなった。限られた時間の中で調理をしようと思ったら、ちょっとした手間もかからない方がいいしね。

西口さんの癒しは、お気に入りのカップ&ソーサーで、コーヒーをいただくことなのだそう。「こじゃれた喫茶店で、ありきたりのマグカップに飲み物が注がれてくるのを見ると、悲しくなります。」心持ちの問題なのだろうが、ささいなことで至福の一時を味わえるってあるよねぇ。私も寛ぎたい♪って時は、ウエッジウッドのカップ&ソーサーを使っていたわ。母が購入したものなので、無茶苦茶怒られたけど。(^^ゞ いつ来るかわからないお客さまの為に、家の空間を占めているよりは、活きると思ったの。洋食器や和食器もしかり。日常使いには、ためらいがあるものの、記念日など特別の折には、利用した方がいい。見た目にも鮮やかで、心も華やぐし〜

「好きなものに7割方囲まれて暮らせたら、幸せじゃないですかね。」そんな言葉が印象的だったな。


ミューズの晩餐 My essay,My life -CHANGE 1-

2013年10月05日 14時29分06秒 | My essay,My life
「今のあなた、ときめく人生を送っていますか?」

うーん。最近、心躍るようなことあったかな~

あ、そうそう。

学生時代からの友人に、ベビーちゃんが誕生したんですよ。この歳になると、さすがにそういった話題から、遠ざかっておりまして。思春期の子どもへの対応に、親の介護。トホホな状況を伝え合う機会が続いていたものですから、久々の明るいニュースに、やったー!と。年明け早々飛び込んできたのが、友人仲間の訃報だったこともあり、余計にね…新たな生命の息吹に、ぐっときた。

そんな折、数カ月間携わっていた案件が、ようやく片づいたんです。役所での用事を済ませた帰り道、解放感に浸りつつ、とあるショッピングセンターをぶらついておりますとー「あ、LAURA ASHLEYだ。」以前より、じんちゃんの心のアンテナに、ビビッと触れていたお店。しかしながら、そこを通る時には、慌ただしく移動していることが多く、足を踏み入れるまでには至らなかった。今日は寄っていくかな…頭を悩ませ作成した書類が通りホッ。そんな喜びと安堵の後押しもあって、ずいと歩を進めてみました。「いらっしゃいませ。」初めての店内、ぐるり見渡しー「うわぁ~素敵~」上品かつ華やかな装飾に、ためいきがこぼれます。洋服から、バス・キッチンに至る家庭用品まで、麗しのアイテムだ。もうヒューヒューですよ。’桃の天然水’を手にした華原朋美のように。ふる〜

そういや、夏にやっていた『プレミア音楽祭』や『FNS歌謡祭』で見た華原朋美は、良かったなぁ。有名プロデューサーに魅入られ、若くして成功への階段を駆け上がるも、彼との破局から人生が暗転。ついにはクスリを過剰摂取、その生活も荒んでいき…と、絵に描いたような転落ぶりをさらしていた彼女。幾度か再起を図ろうとするも、痛々しさがつきまとい、過去の怨念から抜け切れない感じだった。それがサ、しばらくぶりに見た朋ちゃん、輝いてたんだよ。昔と比べて遜色ない可愛さを保っていたし、声にはむしろ、艶やかな伸びがあった。ビックリした。。。グズグズになってしまった時期もあったけど、スッと立ち上がったんだね。

おっとLAURA ASHLEYだった。で、心躍らせながら一つ一つの品物を眺め、至福の時間を過ごしまして「ふぅ、お腹いっぱい」。いや素敵なんだけどもね、購入するとなると、今の我が家では、ちょっと浮く(笑)。まずは、LAURA ASHLEYのインテリアが溶け込む環境を作らなくては!まぁ一つの夢ですな。こういう装飾品や雑貨が似合う器でありたいと。そこで小さな目標を定めました。商品のいくつかを手に取り愛でているうち、柔らかな紫色を基調としたトイレスリッパを見つけたの。落ち着いた花柄と、控えめに付いてる白いレースに、心が和んだ。使っているのが傷んだら、これを買おう。’千里の道も一歩から’ ’千里の行も足下に始まる’ っていうじゃない?おいおい足下=トイレスリッパかよ!

心惹かれるベビー用品も並んでいて、友人へのお祝いをどうするか、ホントに悩んだのだけど、ここでは見送りました。’このハンカチなんて、娘に買って帰ったら喜ぶやろなぁ…’ キュートな妖精柄は、私でさえ頬ずりしたいほど。ああ、癒される~。数分後、心を鬼にして戻してきたけどね。一向に片づけられないヤツだもんで。

この夏、中学へ上がった娘に、部屋を与えたんです。母との同居に踏み切り3年。息子と娘は、2階の子ども部屋に、背中合わせに机を置いて、過ごしておりました。ところが、いつの頃からか兄が妹を追い出し、部屋を占領気味に。困った妹は、とりあえず身の回りのモノを携え、他の場所に生息するのですが、あくまで仮ぐらしですから。。。(パソコンデスクがある)廊下に居た時期があった。仏間に居た時期もあった。もう、借りぐらしならぬ、仮ぐらしのアリエッティですよ。体もちっちゃいしね 。「11時過ぎると、取りに行きたいモノがあっても、入られへんねん。お兄ちゃん寝てるから。」「うんうん。人間に見られたらアカンしな。」こら~

そんな状況が、子どもたちの進学(兄は高校へ、妹は中学へ)をきっかけに、変わり始めた。今度は、兄よりむしろ妹の方が、同室を拒否。そりゃそうだよねぇ。。。思春期真っただ中なんだもの。でまぁ、いろいろあって、大がかりな部屋移動を試みたんです。私は、長年使い続けていた自室を息子に譲りました。書棚が備え付けられた、静かな南向けの角部屋。東京で仕事をしていたり、名古屋へ嫁いだり。離れていた時期があったものの、30年に渡る私の居場所でした。留守の間も、親が手を入れてくれており、それこそLAURA ASHLEY調のカーテンや壁紙で、心地良く保たれていた。私にとって、愛着ある空間でしたが、ついに’その時’が訪れたのでしょう。従来のやり方じゃ、無理が出てくる。フォーメーションを変えなければならない転機ってありますものね。とはいえ、積りに積もった本、どうするよ~。😢そうだ!学校へ持って行こう。

こうして私たち夫婦は、母と娘の寝室へ。そうして娘は、兄に占領されていた部屋へ、移ることになりました。もう仮ぐらしやないよ。アリエッティ、初の一人部屋。小机置いて、ラグ敷いて、ルン・ル・ルン「お母さん、わたし夢があるの。お気に入りのインテリアで、寛ぎの部屋にするんだ。」はしゃいでいたのもつかの間、ある日娘の部屋を覗きますと…「アチャー、何でこんなに散らかるのよ。」鞄は出しっぱなし、服は脱ぎっぱなし、コミックやプリント散乱してるわ、ティッシュ落ちてるわ、このまま進めば、末は汚ギャルの部屋だね。一体、あの状態のどこで寛ぐねんな。「恥かしいなぁ。お兄ちゃんの部屋の方が、キレイやないの。」

遠くの高校へ通い始めた息子は、放課後や休日も部活に忙しく、ほとんど家に居ない。居ても、概ねリビングでiPodをいじっている。そんな所為もあるが、基本的に彼は自室にモノを広げないようだ。せっかく手にした我が城。カーテンを入れ替え、壁紙を張り替え、できる範囲で彼の仕様に近づけたからね。まぁ頑張って保っているよ。その代わり、しわ寄せがリビングに来るのだが。カーン。(~_~)

「やれやれ、こんな状態じゃ末が思いやられるわ。アナタが求める優しくて、賢くて、犬好きの男が、まわれ右をして逃げてくよ。」そうそう。娘の考える<夫の条件>が、少し変わりましたの。5年前には、こんな台詞をヌカしていたんですがね…「頭がよくって(ふんふん)、お金をためてて(ほうほう)、やさしくって(なるほど)、夫婦げんかしなくって(あてつけか!)、ねらわれてない人。」

気にしなくなった要素、やはり不動の要素、新しく加わった要素、なんて割り出していくと何だか可笑しい。ただ、ちょいと心配なのが…『パイレーツ・オブ・カリビアン』のタコ男に、ラストシーンで陥落。哀愁あるオッチャンに弱いのか!?そういや、幼い頃から気づけば 『はぐれ刑事純情派』にチャンネルを合わせていたよ。『ステップファザー・ステップ』を一緒に見ていた時にも、「怪盗キング(上川隆也)かっこいいねぇ♪」と言いながら、「でも、こっちのおじさんも好きなのぉー」。その視線の先に居たのは伊東四朗!!もう将来どんなお婿さんを連れてくるのか楽しみで。(^_^;)

「いいもーん。結婚できなくたって、犬と一緒に暮らすもん。」「その犬だって、むさくるしい所じゃ可哀想だよっ!」何とか娘の意識を変えられないものか。考えていた時、うってつけのドラマがめぐってきました。どれどれ、なんだって?

''あなたは、お家とちゃんと向き合えていますか?お家の在り方は、あなたの生き方そのものを投影します。だからこそ、片づけは自身を見つめる大切な作業。「片づけ」を通して、自分の内面と向き合えれば、その先には、きっと、素敵な明日が待っています。''

『人生がときめく片づけの魔法』

この’お家’ってのを’お部屋’に置き換えたらピッタシやな。うしし。えっ?そう言うじんちゃんは、どうなのかって?家の中はおろか、その心の中まで混沌としておる!


OGPイメージ

華原朋美 - I BELIEVE (from 「DREAM -Self Cover Best-」)

セルフカバー・ベストアルバム「DREAM-Self Cover Best-」より「I BELIEVE」のミュージックビデオが完成!
デビュー...

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