きっかけは株主総会だったんですよ…。母と連れ立って出席するのも3年目となりまして。これまで大阪本社の企業へ、狙いを定めていたのですが、今年は少し趣向を変えてみようかと。「そうだ、 九州行こう。」って、JRの回しもんかーい。
こうして、北九州から世界へ羽ばたく企業の総会へ赴くことに。併せて近辺の観光もエンジョイ。充実した2泊3日の旅となりました。九州新幹線さくらってね、新大阪から乗れちゃうんだよぉ~。終点は鹿児島中央駅。’このまま乗り続けていれば、そんな所まで行けるんや~’なんて考えると、感慨深いなぁ。つながっているんだ♪感が、ひしひしと押し寄せるよ。離れてる気がしないねー 君と僕との距離~ って、ORANGE RANGEかい。
新神戸から小倉まで、2時間ちょっと。左右2列でゆったりシートのさくらの旅は、快適でした。真新しい列車なので、トイレや洗面所も広々としてキレイ。
車内ではお弁当を広げたり、ホーム売店で購入した雑誌をパラパラと眺めたり、寛ろぐわぁ。いつもなら、マイペースな母を追い立てるように、食事や薬への声かけをしている頃かしらん。こんな日は、雑誌さえも読みまくり。
かと思えば、ページをめくっていた手が、ふと止まった。なぬ?「東電OLと木嶋佳苗をつなぐ点と線」とな。じーっ 記事を読み進めている間にも、さくらは本州を駆け抜ける。岡山・福山・広島・新山口・そして小倉。泣いてどうなるのかぁー 捨てられた我が身が~ みじめになるだけぇぇぇぇー って、クールファイブかい。
さくらを降り、小倉より在来線で約10分の門司港へ移動。’レトロの街’という謳い文句に惹かれ、1日目の宿泊を決めました。本州・九州を分かつ関門海峡に近く、美味しいお魚が食べられるのです。門司港には、瀟洒な建物がいくつか残っており(駅そのものも年代物なんですが)、旧大阪商船(出航を控えた人々の待合所にもなっていた)や、旧門司三井倶楽部(三井物産のかつての社交場)など、味わい深い佇まいやったなぁ。http://www.mojiko.info/3kanko/
ホテルに荷物を置き、傍の海峡プラザを母とブラブラ。まずはショッピングゾーンで、家族への土産を見て回る。海産物系を狙い、店先に立ち「うーむ」と悩んでいたところ、面白いものが目に留まりました。ふぐのフライ&ビール600円。お~これぞまさしく、夕方の小腹の空いた頃合いに、ぴったりのセットではないか。
揚げたてのフライをつまみに、ホクホクしながらビールを飲んでいると、横合いから母が紙コップに手を伸ばす。いやビールじゃなくてね、ふぐのフライが入っているのです。一口かじって、「あら美味しい!」「それふぐだよ。」かねがね、’ふぐはあたる’と絶対口にしようとしなかった母が、こうもあっけなく陥落するとは。「揚げたては美味しいなぁ。」 つぶやきながら、ちゃっかり持っていきやがった。
「こうやって、ちょっとつまむのがええねん。」気をよくした母が、次に向かったのは、天ぷら屋さん。門司港名物’焼きカレー’入りの天ぷらが目を引く。(こちらも揚げたて、アツアツで購入することができるのよん♪)試食の結果’焼きカレー天’と’たこネギ天’を1つずつ買い、それを半分に割ってもらいました。ベンチへ腰かけ、分けあって食べている間に、パラパラとお客さんが。私たち、呼び水になっているわね。カップル、そうして家族連れと、夕方にしてはまぁまぁの賑わいだったな。
その後、少し離れた商店街にあるお寿司屋さんへ。「夕食は、関門の新鮮なネタを味わえるスポットで」というホテルの企画に乗ってみたのだけど、これが大当たり!握りは勿論、お刺身・天ぷら・茶碗蒸し等、出てくる品に程良い工夫があり、一口一口幸せな心持ちでいただきました。
大将が気取らんオッチャンで、楽しく話せるのもオツだねぇ。じんちゃんの地元では、カウンターのあるお寿司屋さんがどんどん潰れていて、こういうシチューエーションは久しぶり。子どもたちが大きくなると、クルクル寿司の方が家計に優しいしねぇ。二人だからこそできる贅沢ってあるな。うん。(←家族にドツかれそうだが)
驚いたのは「どこから来たの?」という大将の問いかけに対し、「兵庫県です。」「兵庫はどこ?神戸?」「いやぁ、◯◯ってトコで。」 苦笑いをしながら答えていたら、向こうでお仲間さんと盃を傾けていた常連のおばちゃんが、「刃物の街や!!」 即座に答えはった。もう感激ですよ。県内ですら知名度の低い、ちっぽけなトコやのに。九州の方が、名産品と共に覚えてくれてはるなんて。嬉しかったなぁ。
「この店も、結構有名なんよ。ちょっと前には、スザンヌが来て。ホラ極道のシリーズを描いてた作家の・・・」「家田荘子さん?」「そうそう!彼女も来たなー。」店内には、大将が制作したバラン細工が、額に入れて飾られていた。ちょっとしたお遊び風のものから、手の込んだものまで。その一つ一つが、実に面白い。
お寿司に添えられる、緑色のギザギザのついた仕切り。ハランという植物の葉から作られるそうなのだけど(本格的な場では今も、プラスチック製でなくこちらが使われる)この葉っぱ、そもそも50センチ以上もある代物なのねぇ。それに包丁を入れ、作品にしていくトカ。細かい作業よ~。東野圭吾の『白夜行』に出てくる桐原亮司の切り絵を思い出してしまったわ(笑)。
「展望台には、もう行った?」「あ、黒川さんの?」付近には黒川紀章が設計した高層マンションがあり、そこの31階が展望室になっているの。「あそこは、夜に行くのがいいよ。昼はなぁ、工場街見てもしょうがない。」という訳で、タクシーを呼んでもらい、門司港レトロ展望室へ。ライトアップされた関門橋がくっきりと浮かび上がり、とてもいい眺めだった。
’平家滅亡の地’壇ノ浦、’武蔵・小次郎 決闘の地’巌流島。こうして現地へ立ってみると、改めてこの一帯は歴史に刻まれた場所なんだなぁと。いやーそんなこと全く思い浮かばず、’いざ行かん門司!’とやって来たもんやから。本州はホント目と鼻の先。すぐそこに、下関の街が広がっていました。されど、それを隔てる海峡は波荒く、だからこそ魚の身も締まるのかな。お寿司屋さんでいただいた鯛は、ほんのりとした甘みがありました。明石鯛より美味しいと思った。
2日目は松本清張記念館、3日目はなんと!ひょんな出会いから某企業の工場見学までしてしまうのですが、なかなかそこまで辿り着きませんねぇ。ま、ぼちぼちいこか。

こうして、北九州から世界へ羽ばたく企業の総会へ赴くことに。併せて近辺の観光もエンジョイ。充実した2泊3日の旅となりました。九州新幹線さくらってね、新大阪から乗れちゃうんだよぉ~。終点は鹿児島中央駅。’このまま乗り続けていれば、そんな所まで行けるんや~’なんて考えると、感慨深いなぁ。つながっているんだ♪感が、ひしひしと押し寄せるよ。離れてる気がしないねー 君と僕との距離~ って、ORANGE RANGEかい。
新神戸から小倉まで、2時間ちょっと。左右2列でゆったりシートのさくらの旅は、快適でした。真新しい列車なので、トイレや洗面所も広々としてキレイ。

かと思えば、ページをめくっていた手が、ふと止まった。なぬ?「東電OLと木嶋佳苗をつなぐ点と線」とな。じーっ 記事を読み進めている間にも、さくらは本州を駆け抜ける。岡山・福山・広島・新山口・そして小倉。泣いてどうなるのかぁー 捨てられた我が身が~ みじめになるだけぇぇぇぇー って、クールファイブかい。
さくらを降り、小倉より在来線で約10分の門司港へ移動。’レトロの街’という謳い文句に惹かれ、1日目の宿泊を決めました。本州・九州を分かつ関門海峡に近く、美味しいお魚が食べられるのです。門司港には、瀟洒な建物がいくつか残っており(駅そのものも年代物なんですが)、旧大阪商船(出航を控えた人々の待合所にもなっていた)や、旧門司三井倶楽部(三井物産のかつての社交場)など、味わい深い佇まいやったなぁ。http://www.mojiko.info/3kanko/
ホテルに荷物を置き、傍の海峡プラザを母とブラブラ。まずはショッピングゾーンで、家族への土産を見て回る。海産物系を狙い、店先に立ち「うーむ」と悩んでいたところ、面白いものが目に留まりました。ふぐのフライ&ビール600円。お~これぞまさしく、夕方の小腹の空いた頃合いに、ぴったりのセットではないか。
揚げたてのフライをつまみに、ホクホクしながらビールを飲んでいると、横合いから母が紙コップに手を伸ばす。いやビールじゃなくてね、ふぐのフライが入っているのです。一口かじって、「あら美味しい!」「それふぐだよ。」かねがね、’ふぐはあたる’と絶対口にしようとしなかった母が、こうもあっけなく陥落するとは。「揚げたては美味しいなぁ。」 つぶやきながら、ちゃっかり持っていきやがった。
「こうやって、ちょっとつまむのがええねん。」気をよくした母が、次に向かったのは、天ぷら屋さん。門司港名物’焼きカレー’入りの天ぷらが目を引く。(こちらも揚げたて、アツアツで購入することができるのよん♪)試食の結果’焼きカレー天’と’たこネギ天’を1つずつ買い、それを半分に割ってもらいました。ベンチへ腰かけ、分けあって食べている間に、パラパラとお客さんが。私たち、呼び水になっているわね。カップル、そうして家族連れと、夕方にしてはまぁまぁの賑わいだったな。
その後、少し離れた商店街にあるお寿司屋さんへ。「夕食は、関門の新鮮なネタを味わえるスポットで」というホテルの企画に乗ってみたのだけど、これが大当たり!握りは勿論、お刺身・天ぷら・茶碗蒸し等、出てくる品に程良い工夫があり、一口一口幸せな心持ちでいただきました。
大将が気取らんオッチャンで、楽しく話せるのもオツだねぇ。じんちゃんの地元では、カウンターのあるお寿司屋さんがどんどん潰れていて、こういうシチューエーションは久しぶり。子どもたちが大きくなると、クルクル寿司の方が家計に優しいしねぇ。二人だからこそできる贅沢ってあるな。うん。(←家族にドツかれそうだが)
驚いたのは「どこから来たの?」という大将の問いかけに対し、「兵庫県です。」「兵庫はどこ?神戸?」「いやぁ、◯◯ってトコで。」 苦笑いをしながら答えていたら、向こうでお仲間さんと盃を傾けていた常連のおばちゃんが、「刃物の街や!!」 即座に答えはった。もう感激ですよ。県内ですら知名度の低い、ちっぽけなトコやのに。九州の方が、名産品と共に覚えてくれてはるなんて。嬉しかったなぁ。

「この店も、結構有名なんよ。ちょっと前には、スザンヌが来て。ホラ極道のシリーズを描いてた作家の・・・」「家田荘子さん?」「そうそう!彼女も来たなー。」店内には、大将が制作したバラン細工が、額に入れて飾られていた。ちょっとしたお遊び風のものから、手の込んだものまで。その一つ一つが、実に面白い。
お寿司に添えられる、緑色のギザギザのついた仕切り。ハランという植物の葉から作られるそうなのだけど(本格的な場では今も、プラスチック製でなくこちらが使われる)この葉っぱ、そもそも50センチ以上もある代物なのねぇ。それに包丁を入れ、作品にしていくトカ。細かい作業よ~。東野圭吾の『白夜行』に出てくる桐原亮司の切り絵を思い出してしまったわ(笑)。
「展望台には、もう行った?」「あ、黒川さんの?」付近には黒川紀章が設計した高層マンションがあり、そこの31階が展望室になっているの。「あそこは、夜に行くのがいいよ。昼はなぁ、工場街見てもしょうがない。」という訳で、タクシーを呼んでもらい、門司港レトロ展望室へ。ライトアップされた関門橋がくっきりと浮かび上がり、とてもいい眺めだった。
’平家滅亡の地’壇ノ浦、’武蔵・小次郎 決闘の地’巌流島。こうして現地へ立ってみると、改めてこの一帯は歴史に刻まれた場所なんだなぁと。いやーそんなこと全く思い浮かばず、’いざ行かん門司!’とやって来たもんやから。本州はホント目と鼻の先。すぐそこに、下関の街が広がっていました。されど、それを隔てる海峡は波荒く、だからこそ魚の身も締まるのかな。お寿司屋さんでいただいた鯛は、ほんのりとした甘みがありました。明石鯛より美味しいと思った。
2日目は松本清張記念館、3日目はなんと!ひょんな出会いから某企業の工場見学までしてしまうのですが、なかなかそこまで辿り着きませんねぇ。ま、ぼちぼちいこか。