現代人の、心の隙間を埋めることができるのは、何なのだろう。恋愛か、友情か、それとも・・・「Are you free tonight?」一夜限りの関係が、今始まる。
という訳で、じんちゃんがチェックしてきたばかりの映画を、ご紹介します。『彼が二度愛したS』。舞台はニューヨーク。朝から晩まで働きづめの孤独な会計士の前に、突如展開する絢爛たる別世界。そら陥落するわなー。『容疑者Xの献身』における堤真一さんの比やないね。もうウハウハ・・・じゃなくてアヘアヘ 。では、その様子を紐解いて参りましょう♪
職場と部屋を往復するだけの味気ない毎日を送る主人公、通称’働きマン’。(←勝手に名付けるな~)会計士という職業柄か、期間限定で、あっちの企業こっちの企業と、渡り歩いている。所属する会計事務所から見れば、客先へ出たまんま社員。そんな状態ですから、たまーに戻ってもね、何だか疎外感があるの。かと言って客先にも溶け込めず・・・サビシイナ~なんて時に、ある男性と出会うのです。
この男、PCの画面とにらめっこしながら一人黙々と作業する働きマンに、やけに気易く声をかける。「残業かい?それとも、エロサイトでも見てるのかい?」ぶはっ「ち、ちがうよ・・・残業だよぅ。」今ここで苦笑した方、何人かいるね。’ち、ちがうよ・・・エロサイトなんて見てないよぅ。スンマセン、人妻の日記チラ見してた。’ぶはっと驚かすのは、この辺にしておいてー
こんな会話をきっかけに、ぐーっと二人の距離は縮まります。私とアナタやないよ。映画の二人。もうね、机の上に座って、肩組んで、いい調子です。マリファナも吸っちゃった♪おーいどこまでトバしとるんや。とうとう自分語りまで始めたよ。「母子家庭で育った僕は、19で母を亡くしー」ちょっとちょっと!相手はついさっき出会った人。どこまで孤独やねんな。(←人のことは言えない)
すっかり意気投合しまして、働きマンの日常が一変。相手はカリスマ顧問弁護士。その交友関係もゴージャスだ。夜はまばゆい大人の社交場で遊び、休日は優雅に女の子とテニス。こんな僕とだって付き合ってくれるんだもの。スノッブな奴なんて言えないよ。ああ~なんて気さくな彼なんだ。4000ドルのスーツに身を包み、公園でパンなんかかじっちゃってサ。そこがまた爽やかなんだよね。そう信じ込める働きマンの方が、余程ええやっちゃ。涙が出るわ。
とある晩、働きマンは、友人となった彼の秘密を窺い知る。「Are you free tonight?」かかってきた一本の電話をきっかけに。「あ、はい。い、いや違うんです。これは彼の・・・」よくわからない。でも興味津々。女性からだったよ。しかも、ホテルへ来てって言ってるし~。もういてまえーっ。そうしたら、キレイなお姉さんがいた。会員制秘密クラブ?何だそれ。登録された電話番号をコールし?合言葉を口にするだけで?今宵の相手が手に入る!?ただしー
I 名前や職業を聞いてはいけない
Ⅱ 待ち合わせはホテル
Ⅲ 手荒なことは禁止
・
・
・
エグゼクティブだけに許されるハズが・・・成りすまし可能!僕、夢のような一夜を過ごしちゃった♪調子に乗って踏み込んでみると・・・今度の相手はおばさまだ。あちゃー。チェンジ・・・できませんよね?「誘ったのは、あなたよ。ホテルの支払いも、あなた。そういうシステムなの。(ピシャリ)」うんと年下・不慣れ・純朴、そんな甘えは許されない。これが大人の女というものか。きっちり責任とらされた。トホ~
だけどね、もう冴えない君じゃない。一夜限りの情事を重ね、ふつふつと湧き上がってくる、この根拠のない自信は何なんだ。夜のバットも、いてまえーっ打線。(←近鉄バッファローズか)そうしたある日、地下鉄で見かけた美女と再会します。寄りによって、んなトコで~。いやしかし、せっかくのチャンスを逃す手はあるまい。でも身体だけの結びつきなんて嫌だ。だって僕は・・・君に・・・恋しちゃったんだもん。
掟を破り、会話を楽しむ二人。好きな人とおしゃべりをする、ただそれだけのことが、こんなに幸福だなんて。おーっと、ごめんなさい。今じんちゃんの小さな胸が痛んだよ。(流せ流せ~)もうね、この二人かわいい!手荒なことは禁止。男は常に紳士たれ、女は常に淑女たれ、エバラは焼肉のたれ。当然、赤いロープで亀甲縛りなんて団鬼六さんもどきはダメダメ。それじゃあ、彼が二度愛したSだか、Mだか、わかりゃしない。それに、あの世界は究極の信頼関係が必要ですからね。
さて、小さな恋のメロディーを奏で始めた途端、彼女が失踪。えーっまだしてへんがな。(←そういう問題かぃ)ホテルの一室に残された血痕は、何を物語るのか?ミステリーの幕が上がる。
映画館で、こういう作品に向き合うの、久しぶりなんです。恋を何年休んでいますか?じゃないけれど。だからね、観ているだけで楽しかった。完成度なんて高くなくて結構。例えて言うなら・・・周囲の人に何て言われようがいいの。私は好きなの。という彼への想いと似ています。冷静な観察眼は、ちょっとそこへ置いときましょう♪それが、この映画を味わうコツ。突付き出すと、ドス黒い感情が湧き上がりかねない。あ~やっぱり男っちゅーもんは×××××××
男性の中の’聖女信仰’’守ってあげたい願望’を、上手く描いていると思う。そうして、それを蹴散らすようなラストが、小気味よかった。(ただしオーソドックス)自分の縛りは自分で解いてこそ、初めて男性と向き合えるのかもしれませんネ。主演の働きマンこと、ユアン・マクレガーには、「困り顔の男」大賞を進呈します♪さて、現実の働きマンの皆様。その心の隙には、一体何が忍び込むのか。怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。それでは、次回をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・
という訳で、じんちゃんがチェックしてきたばかりの映画を、ご紹介します。『彼が二度愛したS』。舞台はニューヨーク。朝から晩まで働きづめの孤独な会計士の前に、突如展開する絢爛たる別世界。そら陥落するわなー。『容疑者Xの献身』における堤真一さんの比やないね。もうウハウハ・・・じゃなくてアヘアヘ 。では、その様子を紐解いて参りましょう♪
職場と部屋を往復するだけの味気ない毎日を送る主人公、通称’働きマン’。(←勝手に名付けるな~)会計士という職業柄か、期間限定で、あっちの企業こっちの企業と、渡り歩いている。所属する会計事務所から見れば、客先へ出たまんま社員。そんな状態ですから、たまーに戻ってもね、何だか疎外感があるの。かと言って客先にも溶け込めず・・・サビシイナ~なんて時に、ある男性と出会うのです。
この男、PCの画面とにらめっこしながら一人黙々と作業する働きマンに、やけに気易く声をかける。「残業かい?それとも、エロサイトでも見てるのかい?」ぶはっ「ち、ちがうよ・・・残業だよぅ。」今ここで苦笑した方、何人かいるね。’ち、ちがうよ・・・エロサイトなんて見てないよぅ。スンマセン、人妻の日記チラ見してた。’ぶはっと驚かすのは、この辺にしておいてー
こんな会話をきっかけに、ぐーっと二人の距離は縮まります。私とアナタやないよ。映画の二人。もうね、机の上に座って、肩組んで、いい調子です。マリファナも吸っちゃった♪おーいどこまでトバしとるんや。とうとう自分語りまで始めたよ。「母子家庭で育った僕は、19で母を亡くしー」ちょっとちょっと!相手はついさっき出会った人。どこまで孤独やねんな。(←人のことは言えない)
すっかり意気投合しまして、働きマンの日常が一変。相手はカリスマ顧問弁護士。その交友関係もゴージャスだ。夜はまばゆい大人の社交場で遊び、休日は優雅に女の子とテニス。こんな僕とだって付き合ってくれるんだもの。スノッブな奴なんて言えないよ。ああ~なんて気さくな彼なんだ。4000ドルのスーツに身を包み、公園でパンなんかかじっちゃってサ。そこがまた爽やかなんだよね。そう信じ込める働きマンの方が、余程ええやっちゃ。涙が出るわ。
とある晩、働きマンは、友人となった彼の秘密を窺い知る。「Are you free tonight?」かかってきた一本の電話をきっかけに。「あ、はい。い、いや違うんです。これは彼の・・・」よくわからない。でも興味津々。女性からだったよ。しかも、ホテルへ来てって言ってるし~。もういてまえーっ。そうしたら、キレイなお姉さんがいた。会員制秘密クラブ?何だそれ。登録された電話番号をコールし?合言葉を口にするだけで?今宵の相手が手に入る!?ただしー
I 名前や職業を聞いてはいけない
Ⅱ 待ち合わせはホテル
Ⅲ 手荒なことは禁止
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エグゼクティブだけに許されるハズが・・・成りすまし可能!僕、夢のような一夜を過ごしちゃった♪調子に乗って踏み込んでみると・・・今度の相手はおばさまだ。あちゃー。チェンジ・・・できませんよね?「誘ったのは、あなたよ。ホテルの支払いも、あなた。そういうシステムなの。(ピシャリ)」うんと年下・不慣れ・純朴、そんな甘えは許されない。これが大人の女というものか。きっちり責任とらされた。トホ~
だけどね、もう冴えない君じゃない。一夜限りの情事を重ね、ふつふつと湧き上がってくる、この根拠のない自信は何なんだ。夜のバットも、いてまえーっ打線。(←近鉄バッファローズか)そうしたある日、地下鉄で見かけた美女と再会します。寄りによって、んなトコで~。いやしかし、せっかくのチャンスを逃す手はあるまい。でも身体だけの結びつきなんて嫌だ。だって僕は・・・君に・・・恋しちゃったんだもん。
掟を破り、会話を楽しむ二人。好きな人とおしゃべりをする、ただそれだけのことが、こんなに幸福だなんて。おーっと、ごめんなさい。今じんちゃんの小さな胸が痛んだよ。(流せ流せ~)もうね、この二人かわいい!手荒なことは禁止。男は常に紳士たれ、女は常に淑女たれ、エバラは焼肉のたれ。当然、赤いロープで亀甲縛りなんて団鬼六さんもどきはダメダメ。それじゃあ、彼が二度愛したSだか、Mだか、わかりゃしない。それに、あの世界は究極の信頼関係が必要ですからね。
さて、小さな恋のメロディーを奏で始めた途端、彼女が失踪。えーっまだしてへんがな。(←そういう問題かぃ)ホテルの一室に残された血痕は、何を物語るのか?ミステリーの幕が上がる。
映画館で、こういう作品に向き合うの、久しぶりなんです。恋を何年休んでいますか?じゃないけれど。だからね、観ているだけで楽しかった。完成度なんて高くなくて結構。例えて言うなら・・・周囲の人に何て言われようがいいの。私は好きなの。という彼への想いと似ています。冷静な観察眼は、ちょっとそこへ置いときましょう♪それが、この映画を味わうコツ。突付き出すと、ドス黒い感情が湧き上がりかねない。あ~やっぱり男っちゅーもんは×××××××
男性の中の’聖女信仰’’守ってあげたい願望’を、上手く描いていると思う。そうして、それを蹴散らすようなラストが、小気味よかった。(ただしオーソドックス)自分の縛りは自分で解いてこそ、初めて男性と向き合えるのかもしれませんネ。主演の働きマンこと、ユアン・マクレガーには、「困り顔の男」大賞を進呈します♪さて、現実の働きマンの皆様。その心の隙には、一体何が忍び込むのか。怖いですねぇ。恐ろしいですねぇ。それでは、次回をご期待ください。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ・・・